おはようからおやすみまで
毎日朝9時に彼からLINE来る
「親愛なるともともさん。起きましたか?朝ごはんは食べましたか?」
キムさんはいつも私が朝ごはんを食べたか聞いてくる。
私は毎日仕事をしているわけではないので、目が覚めた時にLINEを見て、
おはようございます、と返信し、朝ごはんは適当に返事をしていた。
仕事のある平日はだいたい10時ぐらいに会社に出勤しているようだ。
「何のお仕事をしているのですか?」
「私は企業支社のマネージャーです」
「私の仕事はあまり大変ではなく、今の仕事に満足しています」
12時になると、必ず
「親愛なるともともさん、お昼ご飯を食べることを覚えていてください」
とLINEが来る。何を食べたか聞いてきたり、自分が食べたものを写真で送ってきたり。
健康的に働いて、規則正しい生活をしている人なんだな、と感心する。
それに比べて私はダラダラと夜中まで起きて、朝は適当な時間に起き、ご飯はお腹が空いた時に食べる生活。
キムさんの方が随分立派な社会人のように感じた。
18時ごろには
「家に着きました」と連絡がくる。
「今何をしていますか?」ときいてくるので
「のんびりしています」と答えると、お互いの旅行に行った話や、読んでいる本の話しが始まる。
そして夜12時になると
「眠くなりました(笑)お休みなさい。甘い夢」
私に投げキッスをしてくるスタンプで1日の会話が終わる。
そんな日が数日続いた。