アメリカの誕生日会まとめ
息子の誕生日。
いつも通りに家族と近しい友人で、我が家で小さなパーティーをすることを考えていた。
が、うちの息子、一筋縄ではいかない。
「今年のバースデーパーティーは、クラスメートを呼んでトランポリンのお店でやりたい!」
と言い出した。
トランポリンのお店とは
トランポリンのお店とは、Rockin' jupmという室内トランポリンの施設。
https://rockinjump.com/indoor-attractions/
一度家族で遊びに行ったことがあるお店だ。そこで何度かお友達のパーティーにも参加したことがある。
アメリカではこう言った子供が楽しめる施設でパーティーを開くことは珍しくない。上の子も下の子も度々このようなパーティーに呼ばれることはあったし、いつか自分達もやることになるのかなぁなんて漠然と思っていたが、遂に時が来たか。という感じだった。
STEP1: 予約
まずは希望日に予約しなくてはということで、サイトにアクセス。
意外と空いてて、希望日にスムーズに予約はできた。
人数は最低でも10人のジャンパーが必要とのこと。一応クラス全員呼ぶ予定なので、15人くらいかな?と予約をする。最終人数確認は3日前までに連絡してねと記載されていたが、お店についている小さなフードコートから料理を提供することから、細かい変更は当日申告でOKだそう。
STEP2: 招待状を送付
予約をしたら今度は、招待状である。
最近はeViteなどの電子招待状もあるが、うちはクラスメートの連絡先をあまり知らなかったので、紙の招待状をクラス全体に配ることにした。
人気キャラクターの招待状はParty Cityで作れるというので調べてみると、色々なテンプレートがあった。これは良い!と思って購入手続きを進めようとしたが、リードタイムが思い外長かった。学校のラストデーの前週にパーティー開催を決めたため、何としてもラストデーまでには招待状を送らないといけない。
結局自分達でフリーのテンプレートを見つけ、家で印刷することで、リードタイム問題を解決した。
招待状はクラスメート全員分を準備。実は普段、担任の先生と会う機会があまりないので、直接は頼めなかったが、学校の先生とのコミュニケーション用のファイルに挟んで、先生にも一言、みんなに配って欲しいとの連絡を入れておいた。先方はこういうことには慣れているようで、話は早く、配るまではスムーズにことが運んだ。
STEP3: 返事を受け取り最終人数を確認
クラスメート20数名に送った招待状だが、正直どれだけ返事が来るのかは私も旦那も分からなかった。
ここで発案者である息子も急に弱気になる。
誰も来なかったらどうしよう、、、
最初に連絡が来たのは息子のベストフレンドのお母さんからだった。
「ごめんね、その日は家族で予定があるから行けないの」
開催日は夏休み中なので、そのようなパターンも想定はしていたが、雲行きが怪しい。
その後、招待状配布後1週間で受け取った返事は何と2人だけ。しかもそのうち1人は不参加連絡。人が集まらなかったら息子が傷つくのではないかと親も不安が募った。この10ヶ月間、仕事にかまけて親付き合いをほぼしてこなかったことを大いに後悔した。
返事が来ない理由を考えてみた
クラスメート20数名に送った招待状。返事は1週間で2人だけ。この状況にはいくつか心当たりがあった。
① 夏休みなので家族の予定があって参加できない
アメリカでは、クラス全員に配られたバースデーの招待状に対して参加できない連絡は送らなくても特に問題ない。(個別のお誘いであればもちろん返事はする)
開催日が夏休みだということもあり、普通に予定がある家庭が多かったため、返事がないというのも考えられた。
② 招待状を送ったタイミングが微妙だった
招待状は先生が各クラスメートの連絡ファイルに挟んでくれてるのだが、それを送ったタイミングが学校のラストデーの前日。この頃にはすでに宿題もなく重要なお知らせもないので、ファイルを開いていない家庭も多かったのではないかと推測。
③ 息子の人望がない?
息子には申し訳ないが、親である私も旦那もこれをちょっと心配していた。一時期、誰彼構わずクラスメートをウンチと呼び、先生に家でも指導して欲しいと注意されたこともあったため、それが改善されたのかも気になっていた。
親の心配をよそに、本人は楽しそうに学校に通っていたが、もしかしてまだウンチ事件のようなことをしてるとか、ヤンチャすぎて女子に引かれてるのではないかとか等、男子の親らしい悩みはそれなりにあったので、息子の人望がなさすぎて返事が来ないのでは無いかと疑ったこともあった。
結果として、息子の人望については考えすぎで、おそらく①と②の理由で返事が集まらなかったのだと、親としては一安心の結果であった。
救世主現る
さて、返事がこないこの状況を打開するべく、夫婦で話した結果、クラスペアレンツに協力をお願いすることにした。
クラスペアレンツとはクラスの保護者代表で、イベントの手伝いや先生へのプレゼントの手配などなど、クラスのサポートをしてくれる保護者だ。たまたま息子のベストフレンドのお母さんがクラスペアレンツで、旦那が何度かテキストでやり取りをしたことがあったので、返事が来ないんだけど、知ってる保護者がいたら聞いてみてくれない?とお願いしてみた。
その日のうちに7人くらいから連絡が来て、ミニマムの人数をクリア。その後も何人かから連絡をもらい、予定していた人数以上の参加者が集まる結果となった。
STEP4: 準備
食べ物やカラトリーの準備はお店がしてくれるし、遊ぶ場は困らないため、我が家でやる準備は主に3つ。ケーキ、グッディバッグ、会場の装飾である。
①ケーキの準備
今回は美味しいよりも量が優先のため、コストコのベーカリーコーナーで発注することにした。コストコでケーキを買うのは初めてだったが、何と48人前が$24.99。激安。その代わり選択肢は多くはない。我が家はシンプルなケーキを買って、息子の好きなキャラクターでデコレーションすることにした。
注文書を一枚記載して提出すれば、あとは当日受け取るだけ。とても簡単だった。
②グッディバッグ
これもまぁ普段クラスで配ったりするものの延長なので、問題なく終了。兄弟が来る人などもいるので、少し多めに準備した。キャンディやちょっとしたおもちゃを入れる。余ったら我が家のおやつになるだけである。
③会場の装飾
こちらはParty Cityでテーブルの上を装飾するものだけ準備した。風船とかがあっても良かったかもしれないが、テーブルの上だけでも十分雰囲気を作れたので最低限で問題なさそうだった。
STEP5: 会場
会場につくと、パーティー用の受付があり、知り合いが来たらそこに誘導する感じで入場の手続きは完了。とてもシンプルでわかりやすい。
プレゼントは受付で渡すと、1つのワゴンにまとめておいてくれる。
パーティー参加者は、それぞれ受付を済ませて、トランポリンを飛びに行き、時間になったらパーティーの部屋に集まるという形だ。
部屋の準備などもある程度はお店でやってくれるため、保護者は特別にやりたいこと等ない限りは子供を見るのに徹していてもよさそうだった。
少しの装飾とケーキの飾りつけをして、サーブや片付けなどはお店でやってくれたので、非常に楽ちんだった。
パーティーはつつがなく進み、ピザを食べて、ケーキを食べたら、流れるように解散。トランポリンに戻りたい人はそれも可能。
ケーキを食べ終わった直後に、今だ!と、ささっとグッディバッグを配ってよかった。
まとめ
ということで、長くなってしまったが、息子の誕生日会はなんとか終了。
初めてのアメリカ式誕生日会で、夫婦共々戸惑いと試行錯誤の3週間だった。
当日も拙い英語でのホストでなかぬか苦戦したが、協力してくれたお母さん達のおかげで何とかなったし、ベビーもよく寝ててくれたので助かった。
色々あったし、お金も結構かかったものの、息子にプライスレスな時間を提供できたことは良かったかなぁと思う。