アメリカでの出産を振り返る - 2/2

アメリカでの出産を振り返る - 1/2の続き。

12:00pm 目眩との戦い

麻酔後は痛みも和らぎ、すこし寝たりしながらひたすら時を待った。

旦那用にと部屋にランチが運ばれてきたとき、その匂いにやられてひどい目眩に襲われた。ランチ自体はもちろん普通のランチなのだが、つわりのように匂いに敏感になっていたらしい。そこから身体が暑いと寒いを繰り返し、度々目眩に襲われた。陣痛は痛くなかったが眩暈に苦しんだ数時間だった。

3:00pm いよいよ出産へ

午後になると看護師のMariaさんは、押されてる感じがあったら教えてねーと言って去っていった。この時点でまだドクターも来ていなかったし、産まれるのはまだ先かなと思っていた。
3時ころ、あ、完全に破水したなという感覚があった。押されるような感覚もある。いつの間にか担当医のドクターも来てくれて、あれよあれよとお産の体制に入った。
痛みはないけど赤ちゃんを押し出すには力がいる。約6年ぶりで、いきみ方なんてすっかり忘れていた私は、息を吐かないで!とか、ここを持って!とかちょこちょこダメだしされながら、3:33pmに第3子を出産。

3人目にして自身初の3000g超え。産まれた直後からしっかり泣いて、しっかりした大きさの赤ちゃんだった。ベビーも私も健康には特に問題なく、本当にスムーズなお産だった。

6:00pm 入院部屋に移動

1時間ほどのカンガルーケアの時間を過ごし、ご飯を食べた後、面会可能な入院部屋に移動。昼は食べられなかったのでお腹は空いていた。ご飯を食べたら少し元気が出た。

7:30pm 上の子たちと対面

上の子たちを預かってくれていたお友達が子供たちを病院に連れてきてくれた。その日のうちに姉弟の初対面を果たせた。これはとてもありがたかった。初対面後は旦那が子供たちを連れて帰り、長い1日が終了。
3人目育児が始まった。

アメリカでの妊娠・出産を振り返って

約6年ぶりのアメリカでの出産は、大きな事故や事件もなく無事に終わって何よりだった。ベテラン看護師のMariaさんは、顔を出すたびに明るく声をかけてくれてとても心強かったし、ドクターの処置も良かったのか産後の回復も早かったように思う。

妊娠が分かってから出産までの全ての期間をアメリカで過ごしたのは初めてだったが、英語については旦那の協力もあり何とか乗り切れたので良かった。この地域はスパニッシュも多くて英語が第二言語の人も当たり前にいる。そんな地域だからこそ、外国人と話すのに慣れた人が多かったのがラッキーだったのだと思う。
また、6年前とはいえ一応アメリカでの出産経験があったことで、大きなカルチャーギャップも感じずに乗り切れた。出産でそれどころではなかっただけか、アメリカってこんなもんだよね、という受け入れる力がついてきたのか、その両方だろう。

この後、短い入院生活でも少々のカルチャーギャップを感じたので、それは入院生活編に記載していこうと思う。

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