Suchmosの個人的に好きな楽曲で打線組んでみた

3〜4年ぐらい前までは2ちゃ○ねるでよく見かけたこの○○で打線組んでみたシリーズ。もうすっかり見かけなくなってしまったがあえてこのスタイルでアーティストの音楽レビューをしてみようと思う。
第七弾はSuchmos!
いつもはシングル曲縛りだが今回は個人的に好きな曲で打線を組んでみた。

1中 Fallin'
2右 Burn
3左 STAY TUNE
4一 YMM
5三 WIPER
6二 PINKVIBES
7遊 VOLT-AGE
8捕 JET COAST
9投 MINT

守備位置は適当なのであしからず。
一応野球の打線の傾向と同じく1番・3〜5番・9番(投手)が特に好きな曲を当てはめている。

基本的にはシティポップやアシッドジャズ色が強かったTHE BAY〜THE KIDS辺りの楽曲が好み。またスクラッチ音やDJサウンドがかっこいい曲も好みなのでそちらも選定した。

それでは1曲ずつ見ていこう。


1中 Fallin'

1stアルバム「THE BAY」及び1stEP「Essence」に収録されている。2015年に脱退した前ギタリストAYUSTATが作曲した楽曲でもある。

ド頭のブルージーでヘビーなギターイントロがとにかく最高。これだけで一気に引き込まれる。サウンドの奥で鳴り響くベースラインも味わいがあってカッコいい。
全体的に気怠い雰囲気が漂っており重苦しさもあるが、歌詞や曲構成はシンプルなのでダレる事なく最後まで聴けるのも良い。ボーカルのYONCEはよく裏声を歌唱する事が多いがこのFallin'での裏声は個人的に味わいがあって一番好み。夜のドライブなどに流すのにピッタリな楽曲だ。

2右 Burn

https://www.youtube.com/watch?v=HQkFm0CkkM8

1stアルバム「THE BAY」に収録。

ハードなロックギターサウンドが印象的な一曲。1番のサビ後の間奏のベースとスクラッチ音がクールでテイストなのがカッコいい。全体的にスリリングで緊張感があるのがsuchmosでは珍しいテイストで個人的にツボにハマった。アルバムを通しで聴くといいアクセントになっていて独自の役割を担っている楽曲だと思う。

3左 STAY TUNE

https://www.youtube.com/watch?v=PLgYflfgq0M

2stEP「LOVE&VICE」及び2stアルバム「THE KIDS」に収録。ホンダ「VEZEL」のCM曲に起用されSuchmosの人気が爆発するキッカケになった一番の代表曲。

言わずと知れたSuchmosの代表曲でシティポップ系統の楽曲では頂点に君臨する一曲。インパクト大なギターリフにうねりまくりのベースラインがとにかくカッコいい。イントロのDJ音や印象的な歌詞(ブランド着てる奴 もうgood night等)などSNS等でバズる要素が満載なのも特徴。都会的な雰囲気が漂うクールな楽曲だが歌詞は都会で遊ぶ人達をディスる内容になっているのも面白い。

4一 YMM

1stアルバム「THE BAY」のリード曲。ちなみにYMMは「横浜みなとみらい」の略だそうだ。

スローテンポながらファンキーで印象的なサウンドが癖になる一曲。聴いてると思わず体を揺らしたくなる。要所要所で差し込まれてるDJ音も良いアクセントになっている。そして間奏のベースソロがシンプルながら非常にクールで渋い。Suchmosはベースが主役みたいな所があるが特にこのYMMはHSUのベースをとことん味わえるのでベース好きにはぜひ聴いてほしい。

5三 WIPER

1stシングル「FIRST CHOICE LAST STANCE」のリード曲として収録。

Suchmosの楽曲の中ではロック色が強めな一曲。うねりまくりのギターサウンドとシンセ音、エレピのハーモニーが聴いてて気持ちいい。そして1番のサビ後では長い間奏パートがあり、そこではプログレのようなサウンドも展開されていて新境地に突入したことを感じさせる。かなり盛り沢山だが無駄なパートが無いのが素晴らしい。

6二 PINKVIBES

2stアルバム「THE KIDS」に収録。リード曲では無いがMVも制作されている。

シティポップ系統の楽曲でメロディーが程よくキャッチー。エレピ音が印象的できいててお洒落で心地良いサウンドだ。Suchmosの楽曲ではかなり聴きやすい方ではないだろうか。Suchmosのパブリック的なイメージ(STAY TUNEのようなシティポップ)にかなり寄り添っている楽曲だと思う。

7遊 VOLT-AGE

1stミニアルバム「THE ASHTRAY」に収録。2018年ロシアワールドカップのNHKテーマソングに起用された。

ワールドカップのテーマソングといえば「タマシイレボリューション」のようなわかりやすい盛り上げソングのイメージがあるが本楽曲はその主流からは外れており当時は批判の声も多かった。だが歌詞にサッカーを連想させるワードを使用したり、イントロの唸り上げるようなギターサウンドだったりと、よくよく聴いてみるとちゃんとワールドカップのテーマソングらしいテイストに仕上がっているのがわかる。かなりサウンドも凝っていて聴き込んでいくうちに段々とハマっていった。

8捕 JET COAST

3stEP「MINT CONDITION」に収録。

いつもより上品な雰囲気が漂うギターやピアノのサウンドが印象的なシティポップ系のナンバー。歌詞も意味はよくわからないが印象的だ(秀逸なトーテムポール等)。これもまた程よくキャッチーで聴きやすくリード曲でもおかしくないクオリティだが、アルバムに未収録で「MINT CONDITION」でしか聴く事が出来ないので隠れた名曲と言える。

9投 MINT

3stEP「MINT CONDITION」のリード曲及び2stアルバム「THE KIDS」に収録。

海を感じさせる心地良いナンバー。基本的にはギターは印象的なリフを繰り返し、1番のAメロではドラムとベースだけのパートがあるなどかなりシンプルながらしっかり聴かせるサウンドになっているのが素晴らしい。あえて凝りすぎずに素朴な雰囲気があるのが好印象。肩の力を抜いて頭を空っぽにして聴いていたい楽曲だ。



最後まで読んでいただきありがとうございました。
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