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恐怖の夏休み?

こんにちは。
親子コミュニケーション講師の芹澤芳美です。
お立ち寄りくださってありがとうございます。
日々の気づきを気ままに綴っています。よかったら最後までおつき合いください。


8月に入りました。夏休み真っ只中です!
お子さんと過ごす時間がいつもより増えた、という方も多いのではないでしょうか。
わが家も3人の子ども達が家にいる時間が増え、ドタバタと賑やかです。
食事の支度の回数が増えたり、家が散らかりやすくなったりと、物理的な負担は増えていますが、親子ともにのんびり夏休みを楽しんでいます♪

そんな私ですが、数年前まで夏休みが恐怖でした。
もう嫌で嫌で、早く終わって欲しい!と切実に願っていました。

なぜあんなに「夏休み」が苦しかったんだろう?と振り返った時、私自身の「固定観念」と「我慢」が大きな原因だったと感じています。
今日はそんな私の経験を振り返ってお話ししたいと思います。


子ども達がまだ幼かった頃、私は子育てについても、親という立場についても、「こうあるべき」という「固定観念」が本当にたくさんありました。
自分では意識していませんでしたが、思った通りにできない自分を責めていたり、子どもに対しても漠然とした理想を求めていたり。
当然ですが、思うようにいかないことなんて山ほどあります。
自分自身でさえ思うようにいかないのに、子どもが思うようになるわけがありません。
子どもにのびのび育って欲しいと思いながら、無意識に子どもも自分も理想通りの型に当てはめようとしていました。
子どもとの時間が長くなる夏休みは、そんな理想と現実のズレが顕著に見えてきます。そのズレに苛立ったり落ち込んだりすることが、苦しさの原因のひとつでした。

そしてもうひとつ。大きな原因となっていたのが「我慢」です。
子育てをする中で、私は知らず知らず「我慢」をたくさんしていました。
それは、「今日はクタクタだから食事を作りたくない」というような小さなことから、「疲れたから休みたい」「たまには子どもを預けて友達と出かけたい」といったことまで様々だったと思います。
別に誰かに何かを強要されたわけではなく、私が勝手に「母親だから」「妻だから」という理由でしていた我慢です。しなくていい我慢もいっぱいあったと思います。
自分で勝手にした我慢にもかかわらず、不満の矛先は子どもや夫に向かっていきます。
そして溢れ出るイライラ(笑)
子どもと夫からしたらいい迷惑ですよね。
そんなにイライラするなら我慢せんで!って感じだったと思います。

でも不満は溜まっているものの、自分では「我慢」している自覚はありませんでした。
本当に自分の感情や気持ちに鈍感だったな、と思います。


親子コミュニケーションを学んで、「子どもに愛情が伝わる聞き方」「気持ちが伝わる伝え方」を実践する中、まずは自分の気持ちをしっかり掴むことが大切だと知りました。
自分の気持ちがわかっていないと、相手の話を聞くことはできないし、本当に伝えたいことを伝えることはできません。
具体的な「聞き方」「伝え方」の技術を実践するとともに、自己理解が不可欠です。
お伝えしているゴードンメソッドは、実践とともに自己理解が深まっていくところが本当にいいなあ!と感じています。


さて、夏休みが恐怖だった数年前から私がどう変化したのか?

今は夏休みが嫌ではありません!
子ども達がウキウキしている姿を見て「楽しそうだねえ」と私も嬉しくなっています♪

そして「我慢」することがほとんどなくなりました!
それは、何でもかんでも好き勝手にやっているという意味ではなく、
自分が本当にやりたいこととやりたくないこと、嬉しいことと嫌なこと、楽しいことと辛いこと、それらを自分でしっかりキャッチしているということです。
その上で、やりたいことはできるだけやって、やりたくないことは可能な範囲でやりません。
それにはチャレンジが必要な時もあるし、誰かの助けを必要とする時もあります。
だけど、やれるだけのことをやって諦めるのと、初めから我慢して諦めるのでは全く違います。
やりたくないことをただただ我慢してやるのと、納得してやるのとでは心に溜まる不満の量が雲泥の差です。

「我慢」が減ると、本当に心が軽くなって、子育てが楽しくなります♪
「我慢」を国語辞典で引くと、「辛いことを耐え忍ぶこと」とあります。
「耐え忍ぶ」って(笑)!!そりゃ苦しいしイライラもしますよね。

まずは自分の気持ちをしっかりキャッチすることから始めてみませんか。
みなさんにとって残りの夏休みが、親子ともに楽しいものでありますように!

最後までお付き合いくださってありがとうございました♡

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