脳梗塞入院中の話
いま、まさに入院されているかた、どうぞ少しでも気分よくすごしてくださいね
あなたの回復を応援しています
5年前の入院中のことを書きます
リハビリ
発症3日目からスタートした。
驚きだったけど、早くスタートするのが良いらしい。
出来る事から、無理なく
理学療法・作業療法・言語療法 全部
後半は調理実習をしたり、書道、折り紙など
なんだか中学生に戻った気分で楽しかった
医療従事者のみなさん
こんな優しさに溢れた世界があるのかと涙が出た
いや、会社生活が厳しすぎるわけではなかったけど、
でも、ナースも、リハビリの療法士さんも、事務のかたも、とにかく全員が優しく温かかった
正直
「もしかして頑張ってる私に与えられたリゾートかもしれない」
と思っていた
転院
急性期病院には3週間
その後、リハビリ病院に転院した
実は自宅に帰って療養の選択肢もあったが、
「帰宅してもすぐに仕事復帰はできないので
リハビリ入院でしっかり体調を整えた方がよい」
とのアドバイスもあり、そうした
結局、法定のMAXの期間入院した
(理由により入院期間が決まっています)
この時に友だちになった人たちとは今も連絡をとっている
「社外の友だち」が貴重だった
空を見る
時間に余裕のある毎日
窓から空を見ていた
朝焼け、夕焼け、夜空
月夜に入院友だちと「月がこんなにきれいだなんて、日常で味わったことなかった」と話した
時間の使い方
基本、リハビリが中心だったけど、自分の時間はたっぷりあった
仕事復帰に向けた勉強をいっぱいやった
さらに時間があるので、読書・映画鑑賞をし、絵も時々描いた
文字は厳しいけど、やり直しが効くので絵は楽しく描けた
当時の夫に
「絵を描くような豊かな時間をもっと増やした方が良い」
と言われた
仕事に没頭しすぎた事を心配してくれていたんだろうな
セカンドキャリアを考えているいま、豊かな時間を持つことをやっと始めた
今はもう居ない彼にそのことを伝えたい