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そうぞうする団地、それぞれの思いとは?

本日も取手アートプロジェクトことTAPさんの「そうぞうする団地」実験パートナー(お手伝い?)の活動のため、午後に取手市井野団地3街区ショッピングセンターにあります、おやすみ処「いこいーの」前にて「団地カードゲーム会 ISERI」を開催させていただきました。

いつものように人通りが少なく、誰か遊びに来てくれるといいな感で準備をしていると・・・・
お子さんたちが「あ!カードゲーム、やってる!あそびたーいっ!」と走ってきてくれました。

走ってきてくださったお子さんたちの親御さんも一緒にいらっしゃってくださったのですが、今回は親御さん同士でお話をということでベンチへ。
そしてお子さんたちはカードゲームで遊ぶ、こんな感じでした。

正直、ここをうまく親御さんも御一緒に・・・・と考えている中、次は高学年のお子さんたちが来てくださり、なんと同じ学校の年下さんたちと一緒に遊んでくれました。

お互いが知らない雰囲気で遠慮しがちの中、お子さんたちはそれぞれがサイコロを次の人に渡したり、お話したりと良い雰囲気で仲良く遊んでくれました。

遊んでくださった後にそれぞれの思いを聞いてみました。

「おなじがっこうのおにいさん、おねえさんといっしょにあそべてうれしい」と小さなお子さんたち。
「同じ学校の子でも学年が違うと遊ぶ機会がないから嬉しい」と高学年のお子さんたち。

とそれぞれお声をいただきました。

そしてさらに、よく声かけをしてくださっている通りすがりの団地住人の方々やいこいーののお客様、小学校近くで「こども食堂」を運営なされている代表の方も「黒騎士さんがいると聞いて見に来た」とお声をかけてくれました。


ここで本当は一緒になって協力型のカードゲームをと思っていたのですが、小さなお子さんが熱中していて途中でカードゲームを止めるとゲームのバランスが崩れ、小さなお子さんはイヤイヤも入ってしまうこともあり、途中参加なども難しいため今回は断念(小さいお子さん対応は本当に難しく、また熱中している中で他の人が途中参加は大変なのです)


そのうち「今日は知らない人同士で一緒に遊んでみましょう日」とか作ってみるのも面白いかな。


ただ、せっかくお子さんたちが遊んでいる中で「良かったら御一緒に遊ぶのいかがですか?」とお聞きしても逆に遠慮されてしてしまうのも事実で、できれば協力型ゲームで遊べる機会を。

またカードゲームの順番を待つ間に遊べる手作り玩具などを横に設置する、ということも考えている予定です。
(こちらの手作り玩具に関しては前に遊んだ人が次の人たちにバトンタッチする際に遊び方をレクチャーする、ルールを教えてあげるなども考えています。)


ところで・・・・今回はそれぞれがなぜ一緒に遊べたのか?
「そうぞうする団地」を考えてみると地域交流、世代を越えた交流の中でも共通する「何か」を持っていると強いということでした。

今回はお互いがあまり知らない存在でも学年は違っても一緒に学校に通っている、これが共通する「何か」であって、それなら「同じ団地に住んでいる」という共通の「何か」を持ち合わせているからこそ、一緒に遊べる雰囲気をこちらがお手伝いさせていただくことも必要なのかもと感じました。

もっともカードゲームに「興味がない」場合は本当に無理かもしれませんが、後ろから、横から見学などをされて遊んでいるお子さんたちを「応援する」という共通の「何か」を持って見守ってくださる方々も多いのでそれはそれでOKなのかなとも思っています。

・・・・東日本大震災の日も団地の棟の方々で集まったことをフト思い出しました。

停電の中、誰かがラジオを持参し、集まって不安の中、耳を傾ける。

お互いが励まし合って、4~5階に住む人にも声かけをして支え合って一緒に階段下まで降りてきたり、当時は近くにあった保育園のお子さんたちもショックで大声で叫んだり、泣いたりする中、こちらから声をかけさせていただいたりしたのを思い出しました。

あの時は突然の地震で共通の「何か」が生まれて、でもそれが今の時間では忘れられている感じ・・・・少し寂しいです。

「それぞれの団地」って言葉は簡単ですがその言葉が本当に奥が深いと思いつつ御縁が生まれる、自分がしたい、できることは「カードゲームなどで一緒に遊ぶこと」だけで団地の方々と一緒に地域交流、世代を越えた交流が生まれてくれるのかなども考えてしまいました。

その先には何があるのか・・・・探す旅が始まった気がします。


あと、なぜその場所で「団地カードゲーム会 ISERI」をしているのかを説明させていただくため、名札を作ってみました。

TAPさん、今度作ってくださ~い!


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