そうぞうする団地、番外編「外から見た井野団地」
取手市井野団地3街区ショッピングセンター広場、そしておやすみ処「いこいーの」近辺で取手アートプロジェクトことTAPさんの「そうぞうする団地」の実験パートナーとして開催の告知なしで突然に現れてどなたでも楽しく遊べる「団地カードゲーム会 ISERI」を開催させていただいています。
今回はちょっと番外編ということで井野団地とはちょっと離れた場所、取手駅から少し歩いた場所、利根川沿いにあります取手市民会館の横にあります取手福祉会館へ向かわせていただきました。
こちらでは毎月、第1・3週目の火曜午後からNPO法人こ・こ・ろさんの「こども食堂」が開催されていて自分もお子さんたち向けにボランティアとして「簡単ルールのアナログカードゲーム会」をさせていただいています。
そして取手二高のボランティア部の方々や取手市内の高校生たちが集まったグループ「UNSAM」さんたちもボランティアとしてこども食堂に来てくれるお子さんたちの勉強を見てくれたり、こちらの持参したカードゲームなどを一緒に遊んでくださったりととても楽しい時間をすごさせていただいています。
今回「そうぞうする団地」は中身というか「井野団地内」での出来事や自分と同じように団地に住まわれている方々とっていう形なのですが「外から見た井野団地」とはこちらのこども食堂に来てくれているお子さんや親御さん、学生の方々からどういった場所、感じ、そして思われているのか「団地カードゲーム会 ISERI」を遊んでいただく中、リサーチさせていただきました。
お子さんたちからは・・・・
■「だんちのなかのいこいーのこども食堂でごはんを食べたけどもっとやってほしい」
■「団地の中の公園にいったけど遊び場が少なかった」
親御さんたちからは・・・・
■「近くのスーパーには行くけど団地の中にはお店もないからほとんど行ったことがない」
■「団地の中にお店や名所などがあるともっとお散歩で出かけるかも」
学生さんたちからは・・・・
■「住んでいた友達の家があったときは行ったかな、あとはコンビニの帰り道で通るだけ」
■「何かしらの催しがあれば行ってみてもいいかな」
・・・・などのお声をいただきました。
リサーチの中、例えば「お店」「商売」も結局は団地の方々がお買い物をしてくださる→利益が出て家賃を払って生活をしていくということ、自分の家の商売もそうでしたが、結局は開店しては閉店、この繰り返しや可能性もあって新規でのお店というのは難しい、またそれらのお店が団地の方々に必要な品物を販売する商売だったのか、そうではなかったのか、など考えさせられました。
ただ「何かしらの催しがあれば」という点は何かできるのかもと思いました。
現在、井野団地の毎年2月下旬に開催の「餅つき会」や7月下旬に開催の「夏祭り」にも毎年、お声をかけていただけて出店をさせていただいています。
そちらには大勢の団地内外のお子さんや親御さんが来てくださっていることがあって「何かしらの催し、イベント」を開催するのであれば細かな「告知」や「宣伝」は必要でそれも団地の中の住人の方々に、そして団地外へ向けてもしていかなければならないなと感じました。
ただ、現状「そうぞうする団地」での「団地カードゲーム会 ISERI」は告知なしで井野団地3街区ショッピングセンター広場に当然、現れて出会えたら、遊べたらラッキー、という雰囲気の中で開催しており、同じ「そうぞうする団地」で御一緒にさせていただいている方々が御活動される際に「その片隅をお借りして」の活動になっている感じのままで続けたいのも事実なんですよね。
いつものように、お孫さんがおじいちゃんとお散歩して広場に。
偶然、こちらを見つけて「あそびたーい!おじいちゃんもいっしょにあそぼー!」と盛り上がってくださったり、もちろん、お子さんたちだけ、御高齢の方々だけでも良いですし、御一緒になって遊んでくださる中、会話や対話が生まれていく構図、これからも大切に見守りながらさせていただければと思っています。