見出し画像

ゲストティーチャーを活用した授業(その③)

 小学校の教員をしています。自分が授業(主に社会科)で実践してきたことや、日々の学校や子どもたちへの関わり方などについての気付きを発信していきます。みなさんの役に立ったら嬉しいです。よろしくお願いします。



1.調べ方を決める 


 6時間目は事前に知りたいことの確認。そして、どうやって調べるのか、その方法をクラス全体に共有しました。
 「どうやって調べるのか」という問いについて、子どもたちからは「十日町市に
行ってみる」「詳しい人に質問する」という考えが出てきました。
 その段階で、私から「十日町市産業政策課」にメールを送れば連絡を取ることができることを伝えました。それを知ったことで「じゃぁ、メールを送って質問してみよう」という考えにまとまりました。
 そしてメールの文面を子どもたちと一緒に考えて、それを作りました。以下がその文面です。

2.子どもたちと作った依頼文


<実際に送信したメールの文面>
こんにちは。〇〇小学校の4年2組です。
僕たちは今、十日町の着物について調べています。
教科書では、よく分からなかったので十日町の着物を作っている人にお話が聞きたいです。
質問したいことは全部で三つあります。
一つ目は、どのような着物が作られているのですか?
二つ目は、どんな風に着物は使われているのですか?
三つ目は、どうやって作られているのですか?
以上になります。
お忙しいとは思いますが、よろしくお願いします。
〇〇小学校 4年2組一同

 こちらのメールを送り、返事を待つことにしました。
(もちろん、子どもにはそのように伝えてはいますが、事前に担当者の方には、「子どもたちからお願いのメールが送られること」そして、「そのメールに対してお返事を書いていただきたいこと」をお願いしてありました)

3.届いたお返事のメールに感動


 そして後日、お返事が届きました。以下がその文面です。

<実際のお返事のメール>

こんにちは。
十日町市産業政策課の〇〇です。
このたびはメールでご連絡いただきありがとうございます。
十日町の着物について学習してくれて、大変うれしく思っています。

十日町は古くから着物づくりがさかんで、今も十日町の重要な産業の1つです。
十日町の着物づくりについて着物を作っている人に話を聞きたいとのことなので、
詳しい人を紹介します。十日町織物工業協同組合〇〇さんです。
〇〇さんは、十日町の着物について最も詳しい人です。
電話番号は×××です。
やさしく教えてくれると思いますので、是非聞いてみてください。



皆さんが十日町の着物について学習して、十日町のことを覚えてくれるとうれしいです。
がんばってください。

 お返事が返ってきたことを伝えた時には子どもたちから「おー!」と言う歓声が上がりました。自分たちが出したメールがちゃんと届いていて、それに応えてくれた驚きと喜びが入り混じったような感じが、その歓声からは感じ取れました。
 そして7時間目は十日町織物工業協同組合の方に、zoomで授業に参加していただきました。その様子を次回に紹介します。


 最後まで読んでいただいて、ありがとうございます!もし面白かったら「スキ」や「コメント」をいただけると嬉しいです。自分にとって励みになります。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?