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初めてできた「彼女」の報告直後、アッパーくらわされた話しT^T

「キャンベルさん〜居ますか〜。」

2階でゴロゴロしていた私の耳に届いた若い男の声。

「はいはいおりますよ〜」と軽快に降りていくと、店にいたのは中学一年生になったばかりの男子・千景(仮名)。

小4の頃からいつも友だち数人とやって来て、駄菓子も買うが2階のまったくプライベートがないプライベート空間でがちゃがちゃ遊んでいた。
小5の頃から友だち数人の中に女子も混じり始め、ヤツらは毎回私のタロットで
当たってる当たってる!などとギャーギャー騒いでいた。

千景は私の事を「キャンベルさん⭐︎キャンベルさん⭐︎」と懐いているが
ひとたびタロットを繰り広げ出すと「先生!」と呼び始める。
周りの友達が「先生ちゃうやんwwキャンベルさんやんww」と笑いながらからかうも千景は、「いや、この占いはもはや先生や!」つって。
かわいいやんけ〜

そんなかわいい千景は、思春期の男子にしては珍しく時々、ひとりで茶舗にやって来て私と少しお話をして帰る。
その話は時に性教育な時もある。
時に性教育が
多い…
かも…。

知らんけど。

この日、千景はきっとまだ親にも言えない&言えてない話しを私に打ち明けにやって来た。
居間に入った瞬間開口一番がこうだ。
「いやぁ〜…彼女ができたんすよ♡」

でたぁ〜!
めっちゃ人に言いたい話し〜ww
聞くやん〜!そんなおもろそうな話聞くやん〜!
私たちにはもう終わった青春聞かせておくれよ〜

千景が通っていた三津小は、一学年ひとクラスで40人もいるかいないかの仲間と6年間過ごすため、もうファミリーと言っても過言ではない。
気になる男子、気になる女子はもちろんいるものの、お付き合いが始まる話しを聞くことは少ない。
そんなおぼこい小学時代の後、近辺四つの小学校が集まった三津中の中には街っ子っぽい子もいるわけで。
そんな街っ子っぽい女子とのトークは楽しいわけで♡
そしていよいよ、気になる女子が現れちゃうわけで♡
そんな女子と青少年自然の家に向かうバスの中でのトークも、車酔いを忘れさせるくらい楽しいわけで♡

そして千景はいよいよ聞いた!
「好きな子おるん?」
帰って来た返事は
「え〜…。そっちは?先に言ってくれたら言う。」
千景は決心した。
「おれは…君の事が…好き。」
するとっっっ‼︎
「…。私も…。千景君(仮名)の事が…好き…。」

んだとぉぉぉぉぉ〜(T ^ T)
いいじゃねぇか!いいじゃねぇか!
好きだぜそんな話しっ‼︎

で!で!そんで⁉︎
それは体育館裏で繰り広げられたんかっ⁉︎
「え?体育館裏?いや、普通にLINEっすよ。」

💢💢💢
んだとぉぉぉぉ〜!
口で伝えんかいっ‼︎
女子はそういうの口に出して言うてほしいんやぞ!
「はい。たしかに。昨日5時間ずっと二人でしゃべってたんすけど、なんかそんな雰囲気でした。なんで、ちゃんと言いました。」
好きです。って?付き合ってください。って?
「はい。」
お〜。ええやないかい。ええやないかい。

「で、ですね〜。他にもまだあるんすよ〜。」
なにが?
もうチスしたんか?チス💋
「彼女ができた3日後にぃ〜陸上部の先輩にぃ〜なんかぁ〜告られてぇ〜( ˊ̱˂˃ˋ̱ )」
ニヤニヤすんなよ〜ww どうしたんよ〜それ〜
「いやぁ。断りましたよ〜彼女できたし。でも、タッチの差ですよね。」
それもLINEで言われたん?
「いや。呼び出されて。」
それそれ!聞きたいのはそういうやつよ〜!
やっぱ女子はLINEとかじゃなくて口で言うやろ〜。
「はい。そうなんすね〜。でも恥ずかしいしな〜」
恥ずかしいちゃうねん〜‼︎ええかぁ千景!今後、好きな子や彼女にはLINEじゃなくて、好きとか可愛いとか、ありがとうとか全部口で伝えるんやぞ!
つって。
全然言ってもらってないけど。
つって。

ええなぁ〜
青春やなぁ〜
しかも千景の話によると、彼女できる一週間前に同じ三津小で6年間過ごして来た女子から告られて、付き合ってはみたものの、クラスが離れてて会うことなくて3日で別れたって。
おめ〜中学校に入ってからヤヴァイなww
「2週間の間に凄ないっすか⁉︎」
分けろ!そのモテ期!
「いやぁ。やっぱその歳になると、出逢いとかないんすか?」
おどれ〜〜〜‼︎‼︎‼︎
おぬれ〜〜〜‼︎‼︎‼︎‼︎
そう言うことは口に出してゆうなーーー‼︎‼︎‼︎
駄菓子、倍の値段とったろかぁぁぁぁっーーー‼︎‼︎‼︎


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