低価格ビジホ宿泊記2 東京蒲田
東京蒲田は何度か宿泊しています。
羽田空港へのアクセスが良くて、お手ごろ価格のビジホが多いのが魅力的な街です。
今回は2022年4月下旬の宿泊です。
東京蒲田 「オーク・イン3 蒲田東口」
アクセス・立地
JR蒲田駅から徒歩3分。
東口から出て左側正面に見える大通りをまっすぐ進み、2番目の通りを左に入ります。
京急を利用の場合はファミマと富士そばを目印に商店街の中を通って、ブックオフを通り過ぎ、東横インの向かい辺りの駐車場がある角を右折します。
横道に入ったら信号を渡り少し歩くと川に突き当たりますが、その川の手前が目的のホテル「オーク・イン3」です。
駅からとても近いけれど、なんとなく長閑さを感じる景色です。
大通りからは外れているけれど、事前に地図を確認していたら迷うような場所ではないです。
近くにローソンはあるけれど、信号を渡らなければいけないのがちょっと面倒(自分は「風呂上がりにちょっとアイスを食べたくなったら買いに行ける」という距離が理想なので)。
駅はとても近いし近隣には飲食店も多くとても便利な立地です。
周辺にラブホテルもありますが、そこまで「ラブホ街」という印象ではなかったです。
横を流れる川を渡ってすぐに銭湯があるのも、個人的に好ポイントです。
銭湯(ゆ~シティ蒲田)は11時から開いていてうたせ湯や電気風呂など種類も豊富なのに、東京都の標準的な価格でした。
ホテルのチェックインが16時からとちょっと遅いので、夜のライブに行く前に汗を流して着替える場所があるというのは助かります。
蒲田駅近辺は、これまでも何度か宿泊しました。
羽田にも山手線にも横浜方面にも、電車一本でアクセスできる場所です。
便利なところですが、新宿や渋谷に行くのに乗り換えが必須ということでもあります。
移動が山手線中心の行程ならば、羽田からモノレール利用で浜松町に泊まる方が便利かもしれませんが、なにしろ蒲田はビジホが安い。
そしてモノレールより京急の方が安い。
貧乏旅行派には、この価格の優位性は重要です。
今回の旅行で立ち寄ったのは、ブックオフとボルダリングジムでした。
ブックオフは京急とJR駅の真ん中辺り。時間をつぶすにはちょうど良い場所です(本好きなので、荷物が増えるという欠点があるけれど)。
ボルダリングジムは京急駅のすぐ近くにあり、平日は23時まで営業しています(土曜は22時、日祝は21時まで)。
初回登録料込みで3,000円前後で登れます。
オーバーハングの壁が多いジムですが、オーバーハングで初心者向けのコースも充実していました。
チェックイン・ホテル共用部
目的のライブが横浜で17時からなので、チェックイン時間前に移動することになります。
銭湯で汗を流して、とりあえず荷物だけ預けようと14時過ぎにホテルに向かいました。
エントランスを入るとすぐ左手がラウンジになっています。
自動販売機と飲み物(モーニングコーヒー)サービスがありました。
(たしかここに電子レンジもあった気がしますが、うろ覚え…。共用部に電子レンジが置いていたのは間違いないのですが)
飲み物サービスは時間が決まっていて、今回は利用できず。
ロビーはあまり広くないけれど、フロントには(私が見た時には)常に人がいました。
なかなか感じの良い女性でした(楽天トラベルのレビューを見ると「フロントの対応が良い」という評価が一定数ありました)。
フロント前を通りエレベーター方向に進み、さらにエレベーターを通り過ぎた奥の自動ドアの先にコインランドリーのスペースがありました。
私が確認したのは深夜だったのでドアは閉まっていて詳しく確認はしてないけれど、ランドリーがあるのは屋外でした。
(このホテルは深夜1時が門限なので、たぶんそのため)
荷物を預かってもらうときに会話の流れから書類上のチェックインをしてもらいました。
掃除中だから部屋には入れないけれど、時間に余裕があるときにチェックインできたのは嬉しいです。
このホテルはチェックイン時間が16時から23時の間となっているので、なおのこと。
ライブ後知り合いと飲みに行くなんてことがあっても、先にチェックイン完了していたら安心です。
今回初めてこのホテルに宿泊したのですが、部屋の鍵の開け方にちょっと癖があるので部屋に行くときに説明がありました。
キーホルダーは透明の棒という、昔ながらのアレです。
カギと部屋の主電源を入れる棒のようなものが付いていました。
チェックイン時にホテルの名刺みたいなの(なんて名前なんですかね。名刺サイズでホテルの名前や住所が書いてるアレ)に部屋番号を書いて、戻ってきたら番号を言ってくださいと渡してくれました。
助かります。
フロント前に女性用のアメニティも何種類か置いていました。
客室
ライブが終わってホテルに戻ったら、部屋番号を伝えるより早くフロントの女性が「○○号室ですね」とカギをとってくれました。
そこでカギの開け方の説明を聞いて、部屋へ。
預けていた荷物も部屋に運んでくれてました。
部屋はこのクラスのビジホでは、まあまあゆとりがありました(誤差の範囲かもしれないけど)。
扉を開けたところに主電源のスイッチがあります。
ここにカードを入れるタイプの部屋はよく見ますが、ここは棒状の物を挿すようになっています。珍しいです。
入るとすぐにユニットバスの入り口があり、奥にベッドや机のスペースが小部屋状にあるというオーソドックスなつくりの部屋です。
でも入ってすぐの廊下状のところも、まあまあ幅がある印象でした。
そして机のスペースが広い。
私は中食派なのでここを食卓代わりに使うのだけど、買ってきた総菜を広げるのに充分なスペースがありました。
部屋にある消耗品のアメニティは、歯ブラシ・スポンジ・櫛(コーム)・カミソリ。ヘアブラシじゃなくてコームでした。
部屋にスリッパはあるけれど、使い捨てタイプはありませんでした。
ハンガーは2本。うち1本にボトムを掛けるクリップがついていて、ボトムクリップが無い方はやや太くて頑丈そう。
そしてこの部屋には、たいていのビジホにはあるアレがありませんでした。
それはファブリーズ的な消臭スプレー(ファブリーズとかリセッシュとか清水香とか消臭力とかベチベルミストとか――今までビジホで見た商品)。
これが無い部屋は珍しいです。
冷蔵庫の中にはミネラルウォーターが1本サービスで入っていました。
嬉しい気遣いです。
冷凍スペースもあるタイプですが、この手の小型冷蔵庫は霜取り装置がないので氷が張ってました。
ユニットバスと洗面台の蛇口は共用で、水と湯のカランを調節して温度設定するタイプです。
この蛇口が共用になっているタイプは顔を洗うには蛇口が長いので、洗面台の鉢の周囲が水浸しになりやすいけど、構造上仕方ない(ビジホのせいではない)。
これもビジホの手柄ではないのかもしれないけれど、お風呂の排水時に髪の毛が流れやすい。
自分は排水後に髪の毛が残っていないかがすごく気になるんです。
(残っていたらシャワーで流している)
どういう加減か、髪が流れやすい風呂と流れにくい風呂があります。ここのは排水の水流だけでほぼ流れていました。
バスルームに入ると、掃除完了の合図なのか便座とフタが開いてました。
洗面所まわりは入浴時に着替えを置くにはちょっと狭いです。下着くらいなら置けそうですが。
掃除はわりと行き届いている印象。
水回り特有の匂いなども感じませんでした。
全室Wi-Fi完備です。
自分、ごく最近スマホを持ち始めたので、これまでこの要素を重視してなかったけれど、ありがたいですね。
宿泊したのは上層階というのもありますが、眺めは悪くなかったです。
こういう割と雑多な街にあるホテルからの眺めで見えるのは、ビルの屋上とか外から目に触れない物置きっぽい部分が目立ったりするものですが、街並みを感じられる風景でした。
食事
こちらのホテルにはレストランや厨房設備は無い様子。
外食の選択肢も豊富なので特に困ることはないでしょう。
宿泊費
今回のプランは「スペシャル 限定25室 感謝価格」というので、価格は税込み3,480円です。
駅近くの便利な場所でこの価格はかなりリーズナブルと言えるでしょう。
このプランは通常、禁煙・喫煙を選べないそうですが、チェックイン時にスタッフさんから確認があり禁煙ルームにしていただけました。
総評
チェックインの時間はちょっと短いですが、臨機応変に対応していただけました。
立地は良いし部屋も比較的広め、ビジホ激戦区というのもありますが良いホテルでした。
なによりフロントのスタッフが良かったです(いつもその人というワケではないでしょうけど)。
欠点はファブリーズ的なものがなかったこと。
門限があったりコインランドリーが時間によって使えなかったりするところくらいでしょうか。
蒲田はビジホが多いので、いろんな所に泊まる楽しさがあります。
今後もいろいろと泊まってみたいと思いますが、機会があればこちらにもお世話になりたいです。
蒲田というと、私が好きだった「西鉄イン蒲田」が無くなってしまってた。あの西鉄インのお風呂(非常に良かった)の代わりに、銭湯「ゆ~シティ蒲田」も良さそうです。