低価格ビジホ宿泊記4 長崎小浜
5月中旬、好きなミュージシャンのライブで福岡に宿泊して、そのまま追いかける形で長崎に移動。
福岡でライブ後一泊、長崎に移動して翌日ライブ(長崎二泊)という行程でした。
宿泊地の候補に雲仙と小浜があがったのですが、ホテルの安さや交通の便から今回は小浜にしました。
長崎小浜 「小浜タウンホテル」
アクセス・立地
JR諫早駅からバスに乗り約1時間、運賃1,000円の距離に小浜はあります。
海に面した温泉町です。
交通機関は通常このバスか自家用車になります。
小浜のバスターミナルで降りて、右に海を見ながら大通り沿いにさらに進むと「浜観ホテル」という大きなホテルがあります。
その手前を左に曲がって、浜観ホテルの真裏あたりに目的の「小浜タウンホテル」はあります。
海岸線と並行している通りを歩いているとホテルの看板が見えます。
思った以上に小さい建物だなと思ったら、その看板は道案内用だったようで褪せた矢印も書かれています。
その看板が出ているのは、楽天のサイトで見たタウンホテルの姉妹店「居酒屋 弁天」の建物でした。
看板を通り過ぎて、矢印に従ってさらに左折すると道は上り坂になり、その途中にタウンホテルがありました。小ぶりなビジネスホテルのたたずまいです。
最後に左折した道を曲がらずにまっすぐ進むと、個人経営っぽい昔ながらの本屋さんがありました。
けっこう遅くまで開いている様子。
バスが通っていた海沿いの道がここのメインストリートのようで、ホテルや温泉旅館が軒を連ねています。
こういう通り沿いに栄えた所特有の、全体が細長い町です。
必然的に歩く距離が長くなるところです。
古くからの観光地だと、観光客用の店は多くても「ここの住人はどこで買い物をしているのだろう」という所もありますが、ここはスーパーマーケットやコンビニも徒歩圏内にありました。
とはいえ、ホテルからだと最寄りのコンビニまでまあまあ歩きます(5分まではかからないかな、くらい)。
ホテルに着く前に見つけた「居酒屋 弁天」は、ホテルのチェックイン時に10%OFFの券をいただけます。
私も初日の夜に行ってみましたが、地元客も観光客も多い店でした。
小浜の名物はチャンポンで、このお店でも美味しいチャンポンを食べることができます。
ホテルから3分かそこらの距離には、市営の浜の湯という温泉があります。
朝6時から夜10時まで開いていて、市外の住人は150円で入ることができます(市内在住だと100円)。
湯舟は「熱め」と「ぬるめ」の二種類(だけど、温度が厳密に決まっているわけじゃないようで、タイミングによってはぬるめの方が熱かったりするのはご愛敬)。
以前泊まった別の温泉地ではホテルや旅館の日帰り入湯は1,000円くらいが相場でしたが、小浜は500円前後からあります(800円、1,000円という所もあり)。
1,200円で「湯めぐり札」という4か所(宿湯2件と外湯2件)入れるチケットもあるのでいろいろ入ってみるのも楽しいと思います。
チェックイン・ホテル共用部
ホテルの入り口部分は、なんとなく雑居ビル(管理人アリ)の入り口っぽい。
ドアを入ってすぐの右手がフロントです(そして楽天のサイトによれば、廊下の壁際に長椅子を並べた空間がロビー)。
ご主人なのかな、男性がいらっしゃいました。いわゆる「ホテルマン」というより、もう少しラフな感じです。
支払いにはPayPayも使えるようになっていますが、私は現金払いのプランだったのでこのタイミングで現金払い。前述の居酒屋弁天の割引券をいただきました。
フロントの男性に近所についていろいろ尋ねたところ、とても親切に対応していただけました。
キーホルダーはクリスタルの棒タイプ。
このnoteを書き始めてから泊ったホテル、今のところカードキーゼロですね。
令和の日本って、こんなにクリスタルの棒が生息してたんですね。
フロントを通り過ぎると、通路がクランクしていて正面突き当たり部分にソフトドリンクの自販機(コカ・コーラ社でもコークオンは使えなかった)あり。
カフェスペースもありました。朝食会場もそこのようですが、素泊まりプランだったのでお世話にはならず。
カフェと言いつつ、普段は閉まっているようでした。
コインランドリーも2台ありました。
部屋が小さいので、ドアを閉めると非常に蒸し暑いです。
洗いあがりを待てるようなスペースはあるものの、とても中で待とうという気にはならなかったです。
洗剤は自由に使えるように横に置いてました。
門限は夜の10時。
外で飲むにはちょっと早いかなという感じです。
2日目にライブが終わって帰ったのは8時過ぎだったけど、温泉に入った後で「ちょっと外に食事に」という気にはならなかったですね。
朝は6時に開く温泉に行こうと思ったら、まだドアは閉まってました。
(が翌日6時半ごろに確認すると、両開きのドアの片方がフランス落としで閉じていてメインのカギは開いていた)
実際は何時にカギが開くか確認できなかったです。
客室
地域最安値だし、立地も裏通りだし、建物もこぢんまりしているし、正直設備やホスピタリティにはそれほど期待してませんでした。
でも、部屋に入った第一印象が「広い!」でした。
入った瞬間にテンションが上がるくらい、広くてきれいで設備もいい。
部屋はツインルームだったので広さはそのせいでしょうけど、それでも低価格帯ビジホのツインとしてはかなりの大きさでした。
入ると土間があり、部屋には靴を脱いで上がるスタイルです。
フロアは板張りです。
こういう部屋だと荷物を床に直置きもできるので良いですね。
土間を上がるとすぐにバスルームのドアがあります。
中に入ると、まずは洗面所。
そして奥にまたドアがあってユニットバスでした。
洗面所は、つごう2つある計算ですね。
ツインルームだから、一人がバスやトイレを使っていても顔が洗えます。
バスタブはけっこうゆったりめ。だけど、ずっと外の温泉に行っていたから一度も使わずでした。
きれいなユニットバスでしたが、使ったのはトイレのみでした。
トイレはペーパーホルダーにはTOTOのロゴが入ってて、温水便座のコントローラにはINAXだかリクシルの名前が入っていたので、途中でリフォームしたようです。
イナックスタイマーが作動していたので(INAXは10年前後で、点検時期を知らせるために電源のランプが点滅する仕様)リフォーム時期はけっこう前のようですが、でも今でも充分きれいです。
個人的に洗面所の排水溝がユニットバスのは網がかぶせてて、外のはレバーで開閉するタイプでパイプの中が見えないのが良かったです。
かなり掃除が行き届いているホテルでも、排水管まできれいなところはまずないですから。
部屋の入り口近くには簡易キッチンがあります。
電気コンロが1口とコンパクトですが、お湯を沸かすくらいなら充分っぽい。
コンロとは別に、電気ケトルも備え付けてありました。
冷蔵庫には冷凍スペースも有り。
町を探索したときにスーパーのタイムセールで買ったアイスが、翌日でもちゃんと凍っていました。
キッチンの横には机。
スライドテーブルもついているので、けっこう広く使えます。
中食派には嬉しい仕様。
ハンガーは3本。ボトムクリップは無しでした。
あまり考えずに「寝るなら窓際がよかんべ」ていどの気持ちで、窓際のベッドを使いました。
が、夜中・早朝の静かな時間帯は、板張りを歩く音がけっこう響きました。
寝ている途中でトイレに立ったり水を飲みに行くたびに、下の部屋に聞こえてるんじゃないかと気になりました。
板張りは清潔感があって良いのですが。
(ただ、私自身は上の音は感じなかった。誰も泊ってなかっただけかも)
アメニティは歯ブラシとT字カミソリ。
他に市販品(アメニティ用に包装されていない)のコットンや綿棒と女性用のサニタリーが置いてありました。
部屋にはリセッシュの他にアルコールスプレーもありました。
連泊の場合はタオル交換のみのようです。
部屋には有線と無線のLAN両方ありました。
食事
食事つきのプランではありませんでしたが、姉妹店の居酒屋で使える10%OFFチケットがいただけます。
そして希望すればその居酒屋から出前を取ることもできます。
宿泊費
予約はいつものように楽天トラベルで「☆ECOプラン楽天スーパーポイント2倍!2連泊以上限定素泊まりプラン」というものでした。
価格は2泊で8,700円。
温泉地ということを考えると安いですね。
(宿泊予定の候補地雲仙だったら1泊7,000円くらいからだと思われるので)
価格のわりに部屋はとても広くて快適でしたし。
総評
家族経営のアットホームな雰囲気でした。
部屋も広いし価格帯のわりに設備も良い。
また利用したいホテルでした。
欠点はコンビニが少々遠いのと門限が早いくらい。
遅くまで飲みたい人は準備して部屋飲みに切り替えましょう(スーパーも近くないけど)。
温泉地だけどホテルの風呂にこだわりが無いなら(日帰り温泉を楽しみたい人とか)おすすめです。