DV避難中の離婚調停について
現在DV避難中の母親です。
住所を秘匿した状態での離婚調停で困ることが多くありましたので
同じように避難中に離婚調停を申し立てる予定、または申し立てられた方にとって有益な情報になれば幸いです。
私の場合には夫と同居していた土地から転居する際にDVセンターに相談し、
警察からの相談内容などから住民票開示請求制限という現住所が夫に知られないような措置を受けてから転居しています。
そのため明確な私の居住地は相手に秘匿した状態であったのですが離婚調停を申し立てられた時に管轄の家庭裁判所から電話連絡がありました。
そこで現在は私が管轄内に居住しているということが相手にもわかる状態になりました。
このように住所の秘匿制限をしていてもそれは完璧ではなくどこかしらで漏れてしまう可能性があるとは思います。
今もそのため毎日警戒しながら生活しています。
調停までの流れですが
夫側は私のの居住地 都道府県までは把握できていたようであり、県庁所在地の家庭裁判所に住所不明で申立てしたようでした。
そこから元々同居していた市役所に問い合わせをして家庭裁判所にだけ居住地が開示されたようです。(申立人には非開示)
そこから管轄の家庭裁判所に申立書が郵送されたという経緯のようです。
住所地が完全に開示されたわけではないのですが管轄の家庭裁判所が把握されている以上生活圏はあらかた特定されてしまいました。
そして私の場合、管轄家庭裁判所が現住所のすぐ近くであったため
避難先に夫が足を踏み入れる可能性があること自体が大きなストレスでした。
前回までははオンラインでの調停になっており、実際にはきていなかったのですが今後はわかりません。
そもそも離婚調停は原則は申し立てられた側の管轄家庭裁判所で執り行われるためもし自分が避難していて離婚を申し立てる場合には相手方の居住地がわかっていればそちらの管轄になるため
自分の居住地を完全に秘匿して離婚調停を行いたい場合には自ら申し立てることも検討していただきたいと思います。
弁護士がついていなくて、遠方で自分が出席するのも難しい場合にも
電話やオンラインでの調停も広まっていますので一度、家庭裁判所に相談していただきたいです。
私の場合には私が申立てたほうが良かったな と思っていますが
生活するのに精一杯の時期にそこまでは考えられなかったです。
あとは離婚調停で提出する書類についても住所や勤務先情報が溢れているので多くの箇所にmaskingが必要であったり、そのために提出する書類が多く骨の折れる作業です。
ただ、今後も子供の連れ去りやDV再犯の可能性が否定できない以上自分の身と家族を守るためには必要なことであり、引き続き頑張りたいと思っています。