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『いつも駅からだった』書店挨拶

先日、新刊『いつも駅からだった』(祥伝社文庫)の刊行を記念して、書店挨拶をさせていただきました。今回は舞台が京王線沿いということで、京王線沿線の書店さんを回りました。たくさんの書店さんでサイン本と色紙を作らせてもらったんで、お近くの方は是非足を運んでください。

新刊に合わせて書店挨拶をさせてもらうのは結構久しぶりでした。僕は書店 挨拶が大好きでして、自分の本がどういう風に売られているのかを見るのも好きですし、どういう方が売ってくださってるのかを知れるのもすごくいい機会だと思っています。特に今回は、初めて伺う書店さんが多くて楽しかったです。

この本の特徴は京王線が舞台になっていること、もう一つは、謎解きが各短編に組み込まれていることです。そして、すでにこの作品を読んでくださった書店員さんであっても、実は「本の外」に用意してある「本当のラスト」まではたどり着いていない、というか気づいていない方が割といらっしゃいました。

時間の余裕があるお店では一緒に謎解きをしたんですけれど、皆さん一様に驚いてくださって。謎解きの制作は僕ではなくて休日ハックさんという会社がやってくれてるんですけれど、「一緒に謎解きをする」ことで、普段の書店挨拶とは違う感じも出せたんじゃないかと思っています。

この「本当のラスト」というのは、実は『いつも駅からだった』の公式サイトに入り口があります。スマホでこのサイトにアクセスして、メインイラスト(一番上のイラストですね)を5回タップしていただくと、あることが起こります。そこから先に進んでいくと、最終的に「本当のラスト」が読めるという趣向になっています。

最後に訪問した紀伊國屋書店新宿本店さんでは、お店の方のご協力もいただいて、色紙にQRコードを貼りました。ちなみにこちらのお店では、『いつも駅からだった』がその週の文庫週間ランキングでトップ10に入りました。

おそらくですけれど、謎解きをがっつり小説の中に取り入れた本は今までなかったはずです。皆さん初見なので、どう楽しんだらいいのか手探りな面もあると思うんです。11月27日(水)の20時から、Xのスペースで「本当のラスト」を読むための謎解き解説をしますので、よかったら聞いてみてください。このスペースは録音しておきますので、後日聞くこともできます。

普通とは違う作りの本ということもあって、今回の書店挨拶はいつにも増して得るものが大きかったと感じています。引き続き、注目していただけると嬉しいです。

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