仮面ライダーギーツはGANTZのパクリか?オタクが徹底検証!
こんにちは。
私は「GANTZ」も「仮面ライダー」も大好きなオタクです。
仮面ライダーギーツ第3話放送日の2022年9月18日、放送から約10時間後に「GANTZ」作者の奥浩哉先生がこんなツイートをしました。
これは仮面ライダーギーツプロデューサー=武部Pへの抗議かと思いますが、奥先生は今後裁判にはしないということ。ただ、「呆れて笑ってみてる」と強気な姿勢。
これについて、両方の作品を見ているファンとして言いたいことがあるのでnoteを書きました。
どうぞ最後までお付き合いください。
結論、著作権法には抵触しない
アイデアは著作権法に守られません。
例えば、「廃墟写真」のパイオニアが、
他の「廃墟写真」をとっている人を著作権侵害で訴えたことがあります。
裁判所の判決は「各々の画角・配置・場所によって個性が出るため、著作権と認められない」との判断でした。
ライダーのオタクとしては、いっそのこと奥先生が法廷に持ち込んでだらいいのに……と思います。
多分、奥先生負けます。
それをわかってSNS上の指摘にとどめているのだと思います。
すなわち、デザイアグランプリがGANTZ世界に似ようが、問題ありません。
もっとも、東映公式からはフォートナイトやApexにインスパイアを受けたと発表がありましたね。
近年人気のバトルロワイヤルシューティングゲームというジャンルの元祖「PUBG」は、東映配給の深作欣二「バトルロワイヤル」(2000年)に影響を受けたとされています。
これを「パクリだ」という人はいませんよね。
パンダが西君
主の個人的な意見ですが、
「仮面ライダーギーツ」3話はGANTZに似ていると思いました。
奥先生も、3話放送時にこのツイートをしたということは、
1・2話は目を瞑っていて
3話で確信を抱いたのではないかなと思います。
ギーツ3話は、1・2話と作中ゲームの内容が異なり、「ゾンビ殺しゲーム」というものになりました。
前回までは「襲ってくる敵から逃げられたら勝ち」だったのに、今回は「敵を殺してポイントを稼いで、総合ポイントが一番低かった人が脱落」というルールになりました。
また、パンダのライダーの男の子が、GANTZ西君に類似した行動をした回でした。
これについては奥先生も指摘しています。
ちょっと顔も本郷奏多に似ている……
これに関しては、製作陣も意識しているのでは?と思います。
奥先生が不快感をもったのもこの辺なのではないかと推測します。
しかし、バトロワものである以上、悪役キャラが同じムーブをするのは仕方ないかも。。
GANTZと「がんばれ!ロボコン」ガンツ先生
GANTZのwikipediaには、ガンツの制作秘話が書かれています。
パクられたと感じている東映を、かつてはパロディの題材として使っていたという皮肉。
もちろん、このパロディも著作権法には違反しません。
奥先生に対して、
「いやいや、あなたもガンツというキャラクターを出して、採点させているではないですか!!」
というのは少し大人気ないですかね。
タイトルが似てる?
「仮面ライダーギーツ(GEATS)」と「GANTZ」のタイトルが似ていることに関しては、全く無関係だと思います。
武部P が関わっていた「仮面ライダージオウ」には「仮面ライダーゲイツ(GEATS)」という2号ライダーが出ていました。
また、これも武部Pが関わっていた「仮面ライダーアギト」の由来は、日本語の古語で「顎門」を「あぎと」と読んだことに由来するとされています。
すなわち、武部Pがただ単に「門」と結びつけるライダーが好きだということで
GANTZは無関係でしょう。
(また、前述のこともあるので
万が一タイトルの類似性を指摘されても
「そもそもガンツは東映のキャラクターだからGEATSと似ていても問題がない」と言い逃れできますね)
検証したまとめ
奥先生はTwitterのフォロワーが13万人もいます。
自分のファンが多いコミュニティで推論をあたかも真実のように話すのは大人気ないと思います。
ただ、奥先生はもともとTwitterの使い方がそういう人。
今回の件でも、「また言ってるな〜」くらいで見ていれば、大事にならなかったはずです。
ライダーオタクが奥先生に「GANTZはロボコンのパクリ」「ライダーに嫉妬してるのか」と突っ掛かったことで、逆説的に議論が大きくなったと言えるでしょう。
議論が発熱し、トレンドに上がる事態に。
まだ仮面ライダーギーツは放送始まったばかり。
GANTZファンで、ギーツを見たことがない人は、アマプラで無料配信しているので是非見てください。
GANTZっぽい世界観が好きなら、ハマるはずです。
ギーツが好きな人は、そこにエロとグロを足したのがGANTZなので読んでみてほしいです。
一ファンとしては、お互いのファンが双方をリスペクトし、いい方向に行けるといいなと思います。
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