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私の楽器選び(1)1本目のフルート

みなさんはじめまして。これから4回にわたり、私の楽器を紹介します。

まずは最初からいい楽器を選んで正解だった話(あくまで私の場合で、全ての人に当てはまるとは限りません)

私の1本目の楽器は、ムラマツのADという、今はないモデルですが当時総銀のスタンダードと言えるモデルでした。

プロフに書いたとおり、フルートを始めたのは大学に入ってから。今考えたらフルート初心者で大学オーケストラに飛び込むなんて正気の沙汰ではないのですが、その頃はそんなことも知らず。
でも大学オーケストラは初心者はダメなんてことは全く言わずに受け入れてくれましたので、頑張れば演奏会にも出られるという言葉を信じて無心に頑張っていました。

そんな私に先生が勧めたのが上記の楽器です。
初心者には洋銀製のフルートの方が鳴らしやすく値段も安いので勧められることが多い。でも、あなたは目標が高いしもう大学生なので最初からいい楽器を使うべきだと。
楽器屋で先生が同じモデルを何本か吹き比べて選んでくれました。
結果的に先生の言うことは当たっていたと思っていて、せっかくいい楽器を買ったから、というモチベーションと、始めからいい音を鳴らすことを覚えたことはとてもよかったと思います。

この楽器は、次の楽器を買う時に下取りに出すことを勧められましたが、母がせっかくだから手元に置いておけば?と言ってくれ、今も手元にあります。メインの楽器を修理している時に、たまに活躍しています。これはこれで私の大切な楽器です。

そうそう、下取りに出さない、と伝えた時、楽器屋が渋い顔をしたことを思い出しました。人気の機種でまだ新しかったので、売れると思って当てにしていたのでしょう。ちょっと嫌な気持ちになりました。


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