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気になる水分摂取量 〜百均グッズで目盛り付きコップを作ろう~
在宅介護していると、ケアマネや訪問看護師さんからしつこく(失礼!)聞かれるのが水分摂取量。かかりつけ医からもよく脱水を心配されます。咳で受診し、「乾燥でしょう。しっかり飲ませてください」で終わったことが何度もあります。
どのくらい飲んでいるか聞かれ、「えーっと、1日にコップ○杯くらいかな?」。普通は、そんな感覚ですよね。でも、コップ1杯だから200ccとは限りません。食堂でよく使われている小さめのガラスコップなど、8分目で130ccしかなかったりするんです。1日5杯飲んでるからいいか〜って思っていると、全然足りないことになります。
わが家では、母のコップに目盛りを入れました。半透明で、何cc入ってるか一目瞭然。どれだけ摂取できたかを、ちゃんと記録しています。これで、ケアマネに聞かれたとき、迷うことなく「1日に800〜1000cc飲んでます!」と答えることができます。
簡単なので作ってみませんか。目盛りがあることで「飲まなくちゃ」「飲ませなくちゃ」という心理的効果も生まれると思います。
写真は、seriaさんのプラコップに、ダイソーさんのペイントマーカーで目盛りを書いたもの。お子さんやお孫さんからの「水分摂取エール」が書いてあると励みになるかもしれませんね。
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毎食250cc注いでおくと、母はだいたい完飲する
【材料】(2個作っておくと洗い替えに便利)
プラスチックのマグカップ
必ず耐熱で、透明または半透明の物
ペイントマーカー
数字用はゴールドの細字が見やすい
お絵描きもするなら好きな色
【道具】
計量カップ、水
【作り方】
軽量カップに水を200~250㏄汲み、50ccずつコップに注いで目盛りを書く
(洗うと少しずつ退色するが、半年に1回ほどの上書きでOK)
コップは、プラスチックのマグカップが軽くて持ちやすいです。高齢者は筋力が落ちると、重いコップが持てなくなることもあります。
ペンはいろいろ試し、ペイントマーカーに落ち着きました。油性マジックや水性顔料インクより長持ちします。写真のペンはダイソーさんで購入。いろんな色があります。seriaさんには白とゴールドしか置いてありませんでした。
ついでに、自分用をseriaさんの耐熱ガラスマグカップで作りました。
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目盛り付きは、コーヒーを直接ドリップしたり、粉末飲料を溶いたりするのにとっても便利。好きな絵を描いておくと気分が上がります。写真の絵柄はドンケラリーのつもり……。
ところで、何を飲ませるかですが、わが家では基本カフェインレス。カフェイン入りだと興奮気味になり、怒りやすくなったり、寝付かなかったり、睡眠時間が短くなったりするからです。麦茶やルイボスティー、そして緑茶ならコレ。
Amazonさんのカフェインレス緑茶をいくつか試したところ、これが溶けやすく、味も一番おいしかったです(個人的見解)。近隣のスーパーやドラッグストアでは扱っておらず、ずっとAmazonさんで買っています。
カフェインを摂っていないせいか、母は眠剤も使わず、夜は8時間近く寝てくれます。高齢者でなくても、不眠気味の方、カフェイン摂りすぎの方におすすめです。
まだまだ暑い日が続いています。暑くなくなっても水分摂取は大事。涼しくなると意識して飲まなくなり、結果的に脱水になることも。これからの季節も、手作りメジャーカップでしっかり飲みましょう。