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ビビりな私の、おかしな弾丸タイひとり旅🇹🇭 Day.1

私は建築現場で1日12時間働く20歳。
忙しさで本当に大切なものを見失いそうになって弾丸2泊3日のタイ1人旅に行ってきた!
このまま、自分の心の声を手放したくない、という気持ちに背中を押された。というかむしろ、蹴り出された、に近い。

普段現場にいる時は、周りは親世代の男性ばかり。その中で監督として意見を通さないといけない。それは経験から、自分に向いているところと向いていないところを割り切れるようになったから、あまり怖くはない。

でも一歩現場を出ると、とにかくビビりな私。
気づけば自分の影を薄くしながら周りの目を気にして歩いている気がする。
そんな自分を変えたかった。

とにもかくにも、自信が無い

航空券取ってしまえば心が決まるだろう。
とにかくいくことに意義がある!
行けたら別にずっとどこかに籠ってもいいし、とりあえず飛び出そう!と
1週間前に急遽決定 & 決行!
竣工間際でドタバタな現場の仕事と並行しながら旅の準備をして、1週間毎日睡眠不足でヘロヘロだけど、それ以上にアドレナリンでテンションハイだった。
ちなみに私の英語はBaby Englishにも満たない。

準備よし!覚悟よし!生きて帰ってくる!

ずっと夢だった初の海外ひとり旅。
いろんなインフルエンサーの投稿を見たりブログを読んだり直接話を聞いたりで、行った気になっている自分が嫌だった。
全身で寂しくなりたい、怖くなりたい、1人を実感したい、でもやっぱり優しさや暖かさに触れてみたい、、数人で行くと割とほっとかれるから、1人で行くと本当にいいよ!とアドバイスをもらった。

辞めると決めている今の仕事が嫌になった時も、旅がしたいという気持ちだけを支えに頑張ってきた。国内でのひとり旅を通して、それくらい、強く惹かれるものがずっと心の中にあった。1人で決める、動く、責任を持つ、その全てが自信をくれるからだと思う。
まだ見ぬ出会いに胸を弾ませながら、バックパック1つ背負って自分のコンフォートゾーンから出る飛行機に乗り込んだ。

旅のお供はCotopaxiのリュック

タイのドンムアン空港に着いた瞬間、
生ぬるい風がブワッと全身を通過した
なんとか行き先を聞きながら、バスを使ってバンコク市内に移動したら辺りがもう薄暗くなってた。

急に1人を実感してものすごく心細くなってホステルのドミトリーのベットに籠ると、怖さで動けなくなりかけた。
ネットを見ても夜市にはスリが多いとか、女性は1人で夜歩くなとか、そんなんばっかで、、
しかも安いし憧れがあったので予約したドミトリー。カーテン1枚のみで仕切りされていて、本当に大丈夫か?と不安になる。

でも日本にいる皆んなに電話して勇気をもらって、なんとか飛び出すことができた。
そこから見れた景色は忘れないし、
間違いなく私の自信になった。
これが、まず1つ目の分岐点。

ドミトリーにて、私のベッド

ベトナムと台湾には友達や彼氏と行ったことがあるのだけど、街の第一印象は割と似ていた。
駆け抜けるたくさんのバイクにノーヘルで2人乗りしていたり、信号なんて合ってないようなものだったり、湿度が高く生暖かくて独特の匂いで街が全体的にムワッとしていたり、路地裏はどこまでも奥が深そうで、街の人たちが道端に座っていたり、、

まだ警戒心MAXだったけど
時間が2時間進んでいる日本で、眠気と戦っている彼氏と電話を繋ぎながら、とにかく歩みを進めた。
辿り着いたチャイナタウンの夜市の出店でご飯を食べて、調子が出てきてトゥクトゥクに乗ってみることにした。
値段交渉から始まる。
案の定、おっちゃんに旅人だからか相場より高めの値段を言われたけど、値切ることに成功。

感激しております

夜のバンコクをトゥクトゥクにのって夜風を受けながら駆け抜ける。あぁ、飛び出して良かったなあと心の底から思った。

夜のワットアルンをお勧めされて、ワットポー側から川を挟んで眺めた。神聖な寺院が、煌びやかにライトアップされていて、異国感をひしひしと感じる。
気づいたら繋いでいた電話は切れていて、それでも不思議と怖さは消えていた。

夜のワット・アルン‎🤍

まだ若い少年の僧侶たちを見つけたので、着いて行ってみるとワットポーの中に入ることができた。
巨大な金ピカの涅槃像が、細かい壁画が天井までびっしり描かれた建物の中で寝転んで私を待っていた。
その顔は穏やかで、すごくタイに歓迎されているような気がした。

奈良の大仏が小さく感じた、、

ワットポーの敷地の中でタイの猫に出会う。
人との距離を埋めるのは難しいけど、この子たちは本当に壁がないなあ、言葉がないからかなあ、そんなことを考えながらお寺の中をぶらぶら。
とにかく建物が使用用途<装飾な感じで、
どこまでも細かく見ていると本当に楽しい。
緩やかな曲線だったり、規則正し過ぎない感じ、素材が大体自然のものからできてるんだろうなと想像できる感じが、
心地のいい夜の空間を生み出していた。

穏やかなお顔

帰りは、トゥクトゥクを拾えるところまで歩こうと思ったら、あまり通りかからなくて、結局バスに乗った。
タイのバスは乗務員さんに行先を伝えてお金を支払う。私がここ!と地図を指すと、もう1人の英語が話せる乗務員さんと、テンションが高すぎてハンドルの切り方が完全にリズムに乗ってしまっている運転手さんと、タイ語で何かを話していた。
よく分からないけど、私がお金を払おうとすると、要らない、要らないと手を振る。
え!?と思いながら乗っていると、目的地に着いたと教えてくれる。
本当にいらないの?と確認すると、OK!と言いながらみんな笑顔で送り出してくれた。

なんかすごい!日本じゃ絶対有り得ない!
と感動しながらホステルにたどり着く。
タイ人の優しさに触れて、心がホクホクしていた。

お気に入りすぎるバルコニー

ホステルは内装が本当に可愛いところを選んだので居るだけで楽しくなってきた。
2階のドミトリーの部屋の外には小さなバルコニーが付いていて、たくさんの植物に囲まれながら、バンコクの夜の街を眺める。
I made it, I can do it !!
ひしひしと実感して噛み締める。
脱!コンフォートゾーン成功!案ずるより産むが易しを自分で身をもって体感できた!
そう思うと、興奮が覚めなかった。
何度寝返りを打っても、どうにか寝ようとしても3時間くらいしか寝れなかったので、寝ることを諦めた。笑

2日目へと続きます!

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