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育児の暗黒時代。②

*長男は現在特別支援学級の1年生
ASD.ADHD.HSPをもつ男の子です

さて4月の入園と同時に
緊急事態宣言により休園となった幼稚園。

当時テレビのニュースでは
色々な情報が飛び交い
公園に連れて行くことさえも躊躇した。

スーパーに幼い子ども3人を連れて行くのも難しい。
長男はこの時3歳になったばかりで
スーパーで歩かせたら一瞬でいなくなる。
それだけでもかなり神経をつかうのに
コロナ禍....。買い物に行くだけで疲弊する。
レジの最中は子どもを足で挟みホールドしておく。
これがお決まりだ。

毎日家に引きこもり

外に出る時は下の子をおんぶして
上2人をベビーカーに乗せて歩く。

そんな何の変化もない先の見えない日常は
とても辛かった。

そんな状態で家にいると
長男の常同行動が目につくのだ。

◎クルクルまわる
◎何度も同じことをきく
◎テレビのセリフをずっと言う  etc...
精神的に余裕がなくなり

「もう、それやらないで!!!!!!」

と大きな声をあげてしまうことも多々あった。

毎日イライラし子どもに当たってしまう。
ふとした時に涙が出て
孤独を感じた。


夫は在宅ワークも可能だったが
子ども3人がいる狭いマンションでは仕事にならないと
自分の実家で在宅することがあった。

本当は家にいて何かあったら手助けしながら
仕事をして欲しかったが

私は仕方ないことだと思って伝えることさえ諦めた

そんな生活が続いて4月の終わり。
長男の大癇癪を機に私の心はポッキリ折れた。

そんなタイミングで
母がLINEをくれた。
「どうしてるの?みんな元気?大丈夫?」

私は一言
「実家に帰りたい。」と送った

母はすぐに
「待ってるね」と.....

すぐに、夫に電話をかけ
初めて夫に泣きながら
「もう無理だから実家に帰る」と言った

夫はすぐに家に帰ってきて
私たちを実家まで送ってくれた。

それから3週間ほど実家で過ごした。

実家は外で遊べる場所があり
自転車の練習をしたり子どもたちも
のびのび過ごすことができた。

そして母は私の話をきいてくれて
「あんた、よくやってるわ」

「まったくこんな時に何で実家なんかで在宅して...
お母さんも家でしなさい
って言ってくれればいいのにね。」

なんて、私の気持ちを代弁して
必ず味方でいてくれた。

仕方のないこと。と
SOSを出さずに過ごしたのは

完全に間違いだった。

きっと夫にきちんと気持ちを伝えれば
もっと夫婦で協力して出来たことがあったと思う

私はこの経験で
SOSを素直に出すこと、気持ちを伝えることを学んだ

この大変な2ヶ月は
ただ大変だけではなくて
私をまた一歩成長させてくれた。

小さいな一歩を重ね、少しずつ前へ.....

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