安心と安堵

ほんとうは伝えなくてもいいこともある。

自分の胸の中にしまっておいてもいいことだってある。

それなのに、

それでもと振り絞ったその勇気が、

その優しさが、

その曇ることのない純粋さが、

その一生懸命さが、

その素直さが、

大きな大きな愛となって、

"伝わった！"ってわかった瞬間、

涙がこぼれ落ちた。

ずっとずっと心の奥深くの真っ暗な部屋に一人ひっそり閉じこもって出てこれなかった子が、一瞬にして"安心"という名のまばゆい光に包まれて"安堵"できたのがわかったから、だから余計に泣いてしまう。

できることなら今すぐにでも会いに行って、おもいっきりギューって抱きしめてあげたいくらいにうれしかった。
ほんとうにほんとうに頑張ったね！って。

ほんとうにほんとうによかったね！！って、うれしすぎて思わず両手をとってピョンピョン飛び跳ねたくなるくらいに、ダダ漏れの涙と鼻水も気にならなくなるくらいに、それくらいにめちゃくちゃうれしかった。

そんなひとつの大きな奇跡が、
わたしの小さな胸の中を、
喜びと幸せでたくさんにしてくれた。