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分からなくてもいいですか

こんにちは
教育学部 発達教育課程 初等連携教育専修 3年の松下ももです。

ぜひ、最後まで読んでください。




約2年前の私が1年生のとき、入れ替え戦後のビデオに残した言葉は、

「私には分かりません。」

全員が悔しがり、中には大粒の涙を流す先輩もいた。どうして分からないのかって?それは、あの1年間、毎日全力で走り続けることに必死だったからである。その結果、入れ替え戦を終えて走り抜けた先には「分からない」が待っていた。経験したことのない感情とその重さによって頭はショート寸前だったのだ。

あれから2年経った今、プレーオフを終えた後にどんな言葉を残すだろうと考えてみる。これまでの約2年半を振り返ると様々な思い出がよみがえってくる。勝って心の底から嬉しかったことや負けて心の底から悔しかったこと、季節のイベント準備やお守り、ミサンガを頑張ったこと、部員との他愛もないお話。良いだけじゃない、辛い思い出もここには書ききれないほどたくさんある。そんな思い出をつくってきたみんなとの最後の試合は、楽しみや期待、不安、恐怖、寂しさといった感情が入り混ざっている。それこそ今の気持ちは?なんて聞かれたら、「分からない」と答えるだろう。

今できることを考えてみるとしよう。私が思いついたのは、身の回りを整えるということ。グラウンドに来るのが最後にもなる、プレーオフ当日。それまでの一週間は、サッカー部の活動を一番支えてくれた施設と道具に感謝の気持ちを込めて、整理整頓をするだろう。

1年生で経験したあの時間を代持ちとして迎えるにあたって、今の1年生にメッセージを送るとしたら。あの日の私は、先輩方が思い出となるように全力でサポートをすると決めていた。結果が出て、ほとんどの人が悔しさを見せる中、私は「いつも以上に、いつも以上に」と気を張り、その瞬間だけは感情を忘れてしまっていたのかもしれない。そしてビデオを撮ろうとすると、襲ってくる経験したことのない感情。やっと落ち着いたころ、悔しさでいっぱいになった。

自分の役割を全うしようとするのは素晴らしいことだけど、このメンバ ーで大事な大事な一戦を戦うことは「今」しかないから、そのときの感情をみんなと交わすことを優先してほしい。

みんなの思い出の中に、私たちの代持ち時代が残っていたら嬉しいです。

最後に、リーグ戦を7位で終えて残留を決めた1年よりも、残留をかけて戦うプレーオフのある方がより面白い1年だったと思えるように、最後の最後まで頑張りたい。そして、Norte1部リーグを戦い切った「かっこいい選手たち」を目に焼き付けたいし、たくさんの人に見てもらいたい。

プレーオフを終えた後に残す言葉はそのときまで分からない。




土田晃大
とことん優しくて、お茶目で可愛らしい一面もありつつ、サッカーは全力で体を張った男らしい姿。そして驚いたことに、常に求めた以上の仕事をこなしてくるところ。交代用紙を一度お願いすると、次は私が連絡する前に「明日の交代用紙足りてますか?」と連絡がくる。その次には、事前に記入できるとことを入れて持ってくる。その次の次には、私が交代者の名前を書いているところを見たのか、そこまで書いて持ってくる。
さすがに嬉しくて他の人に見せびらかしました。

くだらないお話にも笑顔で付き合ってくれる、とにかく優しい選手です^―^



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