体験の習慣化を身に付ける
色んな学びを得ているけれど
なんか身についている気がしない。
そんな経験はありますでしょうか?
これは僕の経験談でもある
本を買って勉強したり
セミナーに参加して講演を聞いたりしたものの
「なるほど!」「勉強になった!」
と知識の習得をする経験にはなったが
どこか身に付いている気がしない。
なぜか?
結論がタイトルにもある通り
『体験の習慣化こそ身に付ける』だったのだ
今まさに新しい事を学んでいて
その学びを最大限に活かしたい
そんな人は是非最後まで見てほしい。
まずは前回インプットについての記事を書いたのだが
改めてインプットの定義は何か?を説明しておきたい。
『必要な時に情報を引き出せる事』
これが僕のインプットの定義だ。
つまり本を読む事やセミナーで話を聞く事がインプットでは無く
学んだ内容を人に説明できる領域になる事がインプットだと言う事。
この事をアルバイトで例えてみるとどうだろうか。
アルバイト初日に学んだ事を100%で理解出来ている人間なんて居るだろうか?
・職場のルール
・備品
・商品の作り方
今まで何百人ものアルバイトの指導をしてきたが
2日目までにメモ書き無しで全て覚えている人を僕はほとんど見た事がない
たが半年も経てば大半の人が覚えているし
新しい従業員に教えれるぐらいになっている。
この事から何を伝えたいか
初日に上司の人から教えてもらった事はほとんどインプットされて無いと言う事だ。
何故半年も経てばほとんどの人間が内容を記憶しているのか?
半年も経てばインプットされているのは何故だ?
これの答えが『体験の習慣化』であると言うこと。
もちろん大前提として
学ぶ姿勢や教え方(形式等)や基礎能力もある。
やる気のない人間にとりあえずバットを振らせて居ても意味がないし
闇雲に素振りすれば良いと言う事でもない。
インプットを最大化する働きこそが体験であり
体験の習慣化こそが自身の成長へ繋がる。
まずはそんな体験についてからお伝えしましょう。
体験=アウトプット
まずはタイトルにある『体験』とはについて
言葉を変えると『体験』とは『アウトプット』の事だ。
一言でアウトプットと言っても様々な方法がある。
・ライティング
・プレゼンテーション
・ディスカッション
・教育
・実技・実行
これらの方法の事を『フォーム(形式)』と僕は呼んでいる。
この中から自分に合ったフォームでアウトプットをする。
フォーム(形式)を決めろ
どの様にアウトプットするのか?を決める必要がある
まず必要な事は『フォーム(形式)』を決める事。
ここで重要なのが『習慣化』出来るフォームを選ぶ事
アウトプットのフォームによっては習慣化が難しい物がある。
例えばライティングであればブログの毎日投稿があるのだがハードルが高く感じないだろうか?
実際に毎日投稿を挫折した話を良く聞く事がある。
仮にライティングを選択するのであればブログを毎日投稿する事が100点だとして
Xで短文を発信する事が70点なのだとすれば
習慣化を目的としたアウトプットでは
100点のブログを週に1回より
70点のXを毎日行う方が良い。
意気込んで毎日ブログを書く!も良いのだが
習慣化出来なければ意味が無いと言う事。
どの様にアウトプットするのか?は
習慣化出来るか?を軸に持ってくる事が重要なのだ。
100点の事を習慣化する事がゴールでは無く
70点を習慣化していく上で100点の習慣化を目指す事が健康的だと伝えたい。
量をこなせ
フォームさえ決まれば後はどれだけ量をこなせるかで身に付くかどうかが決まる。
まずは量をこなす目的は何か?についてだが
量をこなす目的は『加点』である
言い方を変えれば上達する為に量をこなすのだ。
最初から100点の事を身に付ける事が出来れば良いのだが
世の中そんな簡単に100点の物に出会えないし
中々身につきにくかったりする物だ
例えば大谷翔平やイチローが100点だとして
野球を始めたばかりの時に彼らの真似事を完璧に習慣化しても身にはつかないだろう。
なので自分の身丈に合った練習方法を見つけて加点する必要がある。
その為には自分の現在地を理解する事から始める事が重要だ
ライティングから始めるのであれば
文章を書く経験はあるのか?得意なのか?
野球ならば
バットは握った事はあるのか?スポーツ経験は?
今の自分は40点?70点?ぐらいの所からスタートかな?と自己分析するのだ
いやぁ〜自己分析した結果バット握る所から始めるんだけどモチベーションがなぁ
なんて言う方は
モチベーションは結果の副産物にすぎない
結果が出ればモチベーションは勝手に上がる
まずはやるんだ。
モチベーションについて知りたい人がいれば記事に書くが
まずは行動あるのみ
そして身丈に合ったフォームで量をこなしていく中でトライ&エラーが必ず起こるはずだ。
その先に加点が起こりあなたの100点に近づくのだ。
最後に
今回伝えたかったのは
最大のインプットは体験する事であり
そして体験を習慣化する事で必ず身につく
身に付いた技術を磨き上げるには量をこなす必要があると言う事。
こんな話は知っているだろうか?
20年間ずっと絵を描く事で生活をしている人が
ペンすら触ったことの無い若者に3年で負けてしまった話
たった3年で20年プレイヤーが負けた?と思うかもしれないが
前者は1日に2〜3時間に対して
後者は1日に18時間もやっていたのだ。
3年になおすと
前者は約3000時間
後者は約20000時間だ
ちなみに作り話でも何でも無い
実際にあった話だ。
1万時間の法則なんて言葉があるが
闇雲に使って過ぎていった1万時間より
1万時間をどう言うふうに使っていくかで結果は変わると言う事。
あまりにも極端な話に聞こえるかもしれないが。
凡人であろうが
天才であろうが
量をこなす事以上に強い経験は無いのだ
その為には何が必要か?
まずはやってみる 『体験』
続けれる範囲で続ける 『習慣化』
後はどれだけ自分の時間を注げるか。 『量』
話の趣旨がタイトルとは少しずれてしまった部分もあるが
『体験の習慣化』の癖をつける事でどんな事でもある程度は身に付く
そして人間の意思なんてコンニャクぐらい柔らかい
なので、意思に頼らずに習慣化出来る事から始めてみてはどうだろうか。