きりもみシュート 野球盤

4半世紀プロ野球を追う30代男 現在は一応中日ドラゴンズファンなので中日関連の話が多くなります。

きりもみシュート 野球盤

4半世紀プロ野球を追う30代男 現在は一応中日ドラゴンズファンなので中日関連の話が多くなります。

最近の記事

固定オーダーと日替わりオーダーから中日の今シーズンを考える

2024年シーズンの開幕シリーズが終わりました。 12球団で唯一勝利がない中日ドラゴンズは、昨シーズンの続きかのように立浪辞めろの大合唱が起きています。 私が今シーズンも中日ヤバいかもなと思ったのは第3戦のスタメンを見た時です。 昨年もそうでしたが、立浪監督は1試合打線がつながらないだけで大きく打順とメンバーを入れ替えます。 3試合がまだ終わった時点ですが、中日のオーダーは既に3通り、つまり毎試合違うスタメンということです。 また、打順が3試合とも一緒だったのは4番の中田と

    • 時代の異なる選手の比較について思うこと

      プロ野球の特徴の一つに細かく数字で成績が残る点があると思います。 そうなると、異なる時代の選手でどちらが上かみたいな話になります。 また、この年の誰々の成績はヤバいみたいな話になります。 ただ、最近思ったのが、こういう数字で異なる時代の選手を比較するのはナンセンスだなと思いました。 そう思ったきっかけが、高木豊のYoutubeチャンネルにダルビッシュ有が出演した回でダルビッシュの「過去2年くらい日本のボールが飛ばなくなっている」という発言です。 本当に日本のボールが飛ばな

      • 松井秀喜のメジャーリーグ挑戦を振り返る

        2023年シーズンのオフは山本由伸をはじめとする何名かののメジャーリーグ挑戦と佐々木朗希のメジャーリーグ挑戦を前提とした契約更改の延伸が大きな話題となりました。 今やメジャーリーグ挑戦はプロ入り前からの目標に掲げることが当たり前となった時代で、メジャーリーグに挑戦すること自体をとがめる風潮はほとんどないと言っても過言ではありません。 佐々木朗希がメジャーリーグに来季からの挑戦を希望することを非難する声はあっても、将来的にメジャーリーグでプレーすること自体を非難する声はありま

        • 2024年の中日が陥ると危険な兆候

          阪神が日本一になったのがつい先日のような気がしますが、2024年のペナントレースが刻一刻と近づいています。 私が応援する中日ドラゴンズは2年連続の最下位からの巻き返しを狙うシーズンになります。 多くの評論家、ファンが考える中日の課題は打撃です。 これは中日ファンのみならず誰もが考えることでしょう。 逆に中日の投手陣はレベルが高いのであまりネガティブな意見は出てきません。 23年のシーズン、中日は10敗以上の投手が4人も出現する異常事態となりました。 大抵、最下位のチームの

          個人事業主化が進むプロ野球界とそれを面白いものにする鍵

          2023年のオフシーズンは色んな出来事がありましたが、最後に最も話題となったのが、佐々木朗希の契約更改が遅くなったことでした。 どこまで真実が明らかになっているかわかりませんが、2025年のシーズンからメジャーリーグに挑戦したいという意向を示し、許可しないロッテ球団とこじれたというものでした。 真実がわからないので佐々木を非難することはできないし、しませんが、いずれメジャーに行くことはほぼ確実です。 今回のこの騒動の中で良く上がった声が、ロッテ、NPBを踏み台にする自分勝手

          個人事業主化が進むプロ野球界とそれを面白いものにする鍵

          チームを優勝させるための監督人事とは~中日の次の監督は誰が良いか?~

          2月1日のキャンプインまであと数日と迫ってきました。 そのタイミングで次の中日の監督の話をするのはどうかという所ではありますが、昨シーズンが終わってからずっと考えていたテーマだったのでここでまとめようと思いました。 1.中日ドラゴンズの現在の状況 昨シーズンの中日ドラゴンズを簡単に振り返ります。 56勝82敗5分 勝率.406で2年連続の最下位 2022年が66勝75敗2分 勝率.468だったのでより弱くなっています。 立浪監督を擁護する声として多いのがチーム再建中だから

          チームを優勝させるための監督人事とは~中日の次の監督は誰が良いか?~

          他の球団とは異なる中日ドラゴンズのファン層について

          突然ですが、私は中日ファンです。 中日ファンになった経緯を説明すると、元々巨人ファンであった私が敵として不気味でなぜかよくわからないうちに負けているという状況に興味を持ったところがきっかけとなります。 その時、ベンチで無表情で腕組みしていたのが落合監督になります。 つまり、私は中日というより落合の野球に惚れて中日ファンになったと言ってよいです。 中日という球団は12球団で唯一の特別な性質を持っていると思います。 球団の親会社が大島派と小山派の派閥争いしているのは、ファンであ

          他の球団とは異なる中日ドラゴンズのファン層について

          セ・リーグに指名打者制度は必要か?

          ここ3,4年ほど何も進んでいないけど議論ばかりされるセ・リーグの指名打者制度の導入について先日もニュースが出ていました。 どんでんこと岡田監督が指名打者制度に反対していたのは前から知っていたので驚くことではありませんでしたが、DH推進派は当然とばかりにDH導入推進理由をXに投稿していました。 まず、私の意見から書くとセ・リーグのDH導入は反対です。 特に論理的な理由があるわけではなく、そっちの方が面白くて好きだからというだけです。 DH反対派の意見で多い、投手のジエンゴ

          セ・リーグに指名打者制度は必要か?

          プロ野球 投高打低の要因を考える

          今シーズンのストーブリーグでは日本投手がメジャーリーグの球団と大型の契約を結ぶニュースが多く流れてきました。 日本人投手の価値がアメリカで高く評価されている一方、野手に関しては二刀流の大谷を含めても3人しかメジャーリーグに挑戦しておらず、投手と比較すると苦しい状況です。 また、日本のプロ野球界もここ数年は投高打低の風潮があります。 昨年のNPBにおいてリーグ優勝を果たした阪神とオリックスはいずれもチーム防御率が2点台で、12球団で最もチーム防御率が悪かったヤクルトでも3.

          プロ野球 投高打低の要因を考える