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「劣等感」という名の鎧《1》

久々にnoteに向き合っている。
ちょっと緊張。

私がこの鎧を身に着けたのはいつ頃だっただろうか・・・。

恐らく物心ついたころには既に身に着けていたと思う。

身につけたことのある人はわかるだろうが、
この鎧、実に重たい。
息苦しくて、歩みを止めたくなるほどに。

だから、何度も何度も脱ごうと試みた。
けれど、そう簡単なものではない。

実際、60目前の今も脱げぬままでいるのだから。

時に「脱げたか?」と錯覚することがなかったわけではない。
だけど、気づいてしまうのだ。
脱げていないという事実に・・・。

今回、その「鎧」の存在が明確になったのは、
自分の夢に向かい始めた私に音連れた様々な転機。

自信をもって積み上げてきたと思っていたものが、
実はとても脆いものだったと気づかされあたふたとしている。

崩れていかないように、様々な知識で補強しようとするも
心のどこかにいるもう一人の自分が嘲り笑う。

それはきっと「努力」が足りないから・・・
そう言い訳をして自身を納得させようとするけれど、
さすがに自分で自分は騙せない。

いったいどこへ向かえばいいのか、
今は五里霧中‥‥

=つづく=

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