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Hopes And Fears(希望と不安)
2004年

キーンのSomewhere Only We Know という曲が好きで、自分の働いている店で良く流していた。
2004年頃、当時24歳ぐらい、引き抜かれて勤めることになった飲食店は、満席になっても15人ほどの規模で、オーナーは歯医者、私を引き抜いたマスターというか店長というかシェフ、そして、私、ウェイトレスの女の子2人、店主の愛人がたまにお店に手伝いに来る、というおかしな環境だった。
結局、全然流行らず儲からずで、ウェイトレスの女の子2人はやめてもらうことになった。愛人がたまにお店に手伝いに来ていたが、その愛人はオーナーに嫁と子供がいる事を知らずに付き合っていたのだが、途中で知
ることになり、やがてお店に来なくなった。
その後、マスターとほぼ2人きりで仕事をする事になったのだが、お客さんも週末に常連がたまに来るぐらいで、平日はほとんど来ないし、会話もマスターとほとんどないし、ということで居心地が非常に悪いものでした。毎日毎日仕事に行きたくない、と思いながら生活するために職場には行っていました。しかし、最終的には、布団から出られなくなってしまいました。そして、飛びました(業界用語?だまってやめること)。
当時はうつ病だとか、パワハラだとか、そんな情報も少ない時代でしたから、結局は自分の色々な面での弱さが悪いよね、ということで、自分で反省したものです。
音楽が記憶をよみがえらせる瞬間
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なんで、この文章を書いているかというと、ついさっき、YOUTUBEでSomewhere Only We Knowのカバーソングを流しながら片足がない女性が義足を履く、という動画をみたからです。
この曲を聴いた瞬間に、忙しい日常の中で約19年前の奇妙な日々を思い出すことができました。最近は、昨日の昼に何を食べたかを全く思い出すことができないのに。
音楽の力は素晴らしいです。
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