生死
人の死に目に会った事のある人は何人いるだろうか。身近な人の死ほど辛いものはないと考えているが、赤の他人の死も心にくるものがある。
仕事柄人の生死に関わる事が多く、特にそう思うようになった。
人の亡くなり方は千差万別である。家族に見守られながら亡くなる人もいれば、1人で亡くなる人もいる。
住宅で亡くなる人いれば、施設でなくなる人もいる。
部屋で亡くなる人もいれば、浴槽内で亡くなる人もいる。
自分自身が望む最後とは、自分自身が思い描く最後とは。
そんな事を思って活動をしている暇はないが、全てが終わった後ふと思う。
自分はあの人にとって望まれる人であったのだろうかと。
寿命で亡くなった人に、心肺蘇生をし強心剤を打つ。顎を持ち上げ、気道を確保する。
その人本来の寿命を無理やり伸ばしているとしか考えられない時もある。
この手に人の生死はかかっているのである。
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