おためごかしのダマスメディア

光希重名士の姓名判断的ココロ(15)

東京都知事選に出馬し、5位の得票を得たエンジニアの安野貴博氏がTBS系の「News23」に出演されたようです。私は観ていませんが、スマニューで見ました。それによると、番組側は報道の不公平さについて「検証しなければいけない」「どうすればいいのか安野さんに伺いたい」などと、安野氏に問いかけていたとのこと。…ちゃんちゃらおかしいと思うのは私だけ?

TBSだけの話ではないのですが、民放キイ局は私の知る限り殆ど4人の候補しか取り上げていませんでしたよね。「News23」では、『これまでの経歴などから4人を中心に取り上げた。その判断基準が正しかったかどうか、検証の必要はある。』などと言い訳をしていたようですが、当に言い訳です。

NHKのように56人全員にオファーし政見放送を公平に流せ、とは言いませんが、どのみち全員を取り上げる時間も覚悟もないんだから、自社基準で構わないので、せめて1/4位は〈マトモな〉候補者を絞り、1人5分~10分程度の時間でもいいから出演させ、都民にその人となりと政策・政治にかける理念などを伝えるべきだったのではないでしょうか。これならせいぜい2~3時間程度の特番を組めば済む話だと思いますが?

都民の一大事ということならば、乗ってくれるスポンサーだっているでしょうよ。そんな番組、一つでもありましたか? …あまりテレビを観ないので私が知らないだけという可能性もありますが、無かった前提で話を進めます。こういう番組(記事も)企画を起こさないのは、マスメディアに本気で都知事選に取り組む気が無いからだとしか思えません。要は小池百合子氏で良いんですよ。マスメディアは。キャスター出身ですし、取り敢えず新人ではないので様々な「計算」ができる。リスクも少ない。与党とかマスメディアとも、まぁまぁ何とか折り合いをつけていける可能性が大きい。逆に言えば他の候補の中からダークホースなんか出て欲しくないのが本音でしょう。

安野貴博氏は選挙後、「始めから知っていたら安野さんに投票したのに!」と随分周囲から言われたそうです。もしかすると彼の他にも〈知名度がないから泡沫候補扱いされた〉人がいるかも知れません。そういった人を予め発掘し、選挙戦に積極的に絡む(選択肢を報道によって広げるという意味)必要性こそ、報道に求められるべき態度なのではないでしょうか。

最初からマトモに取り組むつもりなんかなかった癖に、「検証しなければいけない」って、おためごかしもいい加減にせいよ! 安野氏も言ってたようですが、やりたい放題の〈問題候補・問題政党〉ばかりを取り上げ、本来伝えるべき報道内容の時間と手間を浪費していたとは、本当に間抜けの所業。

そう言えばTBSでは7/13には、「音楽の日」という生番組を8時間!にもわたって放映するそうな。エンタメならやるんだ…8時間でも。ふーん。

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【天命】15画            【天命】20画

15画はナンバーワンラッキー運であり、殆ど万能の大吉数。
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