動物保護の偽善者
光希重名士の姓名判断的ココロ(53)
クマ出現地域のクマ退治に対し、信じられない事に「可哀想だ」とか、「何を考えている!」とか、あまつさえ「生かして山へ返してやれ!」などとほざく輩が、地域外(特に都市部)から抗議の電話やらメールやらを、バンバン該当地域の役所に送りつけているらしい。全く、嘆かわしいものです。
ちょっと信じられません。そういう人たちには《想像力》がないのだろうか? いくら自分がクマ被害のない地域で安心・安全に暮らせているからといって、該当地域の人たちの心情や不安に対し、あまりにも共感力が不足している。大馬鹿野郎なのか? 彼らは、自分や自分の家族が暮らしている地域のすぐそばでクマが出現した時にも、同じことが言えるのだろうか…?
以前より全国的に問題になっている鹿などもそうですが、放っておけば無制限に増えて人間の活動に害をなしてしまうような野生動物もいるのです。クマにしても現状での自然増加率は1.10ほどもあるらしく、計算上では何もせずに放っておくと10年もすれば2倍とか3倍に増えてしまいます。人間との良好かつ無関係な状態を保つため、適度な《捕獲》は必要な活動なのです。
クマ 【天命】4画 熊 【天命】14画
※新聞などでは「クマ」と「熊」が目立つようなので「くま」は除外。
いずれも4系列数の【天命】です。14画は基本的に大凶数。気紛れ&自分勝手で浪費癖も強く、消費が大好きの「遊び人」です。この特性を職業に対する強みとすることも人間ならできますが、所詮相手はクマですからねぇ~
ふらふらと餌を求めてあちこち出没するのも無理からぬことでしょう。たとえ捕獲後、生かしたまま山へ返したとしても、1度人間社会を「餌場」と理解した以上、クマは必ず再び里や町に下りてきます。虫とか爬虫類などとは異なり、相手はいやしくも我々と同じ哺乳類なのです。犬やネコと同程度には知恵もあるでしょう。それどころか遥かに身体が大きいので脳のサイズも比例して大きく、もしかしたら犬やネコよりずっと賢いのかも知れません。
童話やファンタジーでは人気者キャラとして定着した動物だからと言って、そのイメージだけで冷静さを欠いたまま、「感情論」だけで自分と直接的な接点がない人たちの活動を、一方的に批判するような、想像力が完全に不足している人は《偽善者》と言わざるを得ません。1面だけをもって《レッテル貼り》をして相手を貶める、日本のマスメディアのやり口と同じですよ!