病。
毎朝、歩くのが習慣化された。
顔を刺す冷たさにも慣れてきた。
自分の興味のあることにも挑戦してみた。
『自分らしくないけれど、新しい世界へ行けそうな気がする!』と胸踊っていたとき。
私はコロナになったのだ。初めてのことだった。
いとこが年末年始に二度目のコロナになった話を聞いたばかりだった。
一体どこからもらってきたのか、検討もつかない。『私、何かしたっけ?』
喉がものすごく痛くなり、いつもの扁桃腺炎だろうと耳鼻科へ行った。
『声帯まで真っ赤です。風邪』と言われ、漢方をもらって帰ってた。
悪寒を感じ、分厚いブランケットを2枚羽織って、ソファで横になったが眠れない。
夕方には38.5℃を超え、『この感じ、どこかで体験したはず』と頭の中ではわかっていた。
翌日、熱はさがった。同じ耳鼻科でインフルエンザとコロナの検査をした。
『コロナでした』
あぁ、やっぱり、この感じは副反応のときといっしょー!
隔離生活が始まり、頭はがんがんするし、咳や鼻水も出てきて、こりゃ治るのか?と思っていたが、ワクチンのおかげなのか、日1日経つごとによくなっていった。
いまも痰や咳はあるけれど、ダルさはなくなった。
来週からまた歩こうかなと思っている。
歩きたくてうずうずしている。