自己肯定感と自立
こんにちは、ALP港南台です。
みなさんはご自分は自己肯定感が高いと思いますか?それとも低いと思いますか?
ここで言う自己肯定感とは「良いところも悪いところも全部ひっくるめて、ありのままの自分を認める感覚」をいいます。
よく、親の接し方で自己肯定感が育まれると言われていますが、もしそうであれば、私自身もっと自己肯定感が高いはずですし、私の周りを見回しても、そんなに大事にされてるのに何故?と思う事がもっと少ないはずです。
自己肯定感を高めるには、「大切な存在である」という関わり方とメッセージを送り続けることが必要だと言いますが、きっとそれだけではないのだと実感しています。
自己肯定感を高めるには?
どんなに子ども達に愛情深く接しても、自己肯定感を高めてあげられたという手応えを感じる事はほとんどありません。むしろ無力感を感じる事が多いです。
そこで思うのは「自己肯定感が低いのは生まれつきではないのか?」ということです。要するに、生まれたときから、その人の特性として自己肯定感の高い低いが決まっているのではないか、ということです。
それでも、自己肯定感を高める方法というのは、本などでもいろいろと言われており、そんな色々な方法の中で、私が見てきて一番効果があると感じるのは、社会などから認められる成功体験を積んでいくということです。
子ども達を見て、自分で稼ぐことができた、誰かの役に立つことができた、そういったことを積み重ねていくことで自己肯定感は高まるのだと気付かされました。
援助者としてできること
援助職に就く人は、してあげたいという面倒見のいい方が多いので「生活保護を受けることも自立」と言って、簡単に生活保護につなげようとするところがあります。
本当に必要で堂々と生活保護を受けてほしい人ももちろんいます。
ですが、子ども達に関しては、生活保護を受けさせるのは、社会で認められて自己肯定感を上げられるチャンスを奪うことになると感じています。
与える事で大切にしているというメッセージを送れているつもりになっておりますが、それによって果たして自己肯定感は高まったのか?という結果を援助者は向き合わないといけないのではないかと思います。
私たちに出来る事は、安心安全な場の提供と子どもたちに合った仕事の提供や、仕事が出来るための対人スキルやマナーを教える事だと思います。
保護するだけではなく、背中を押して社会に出すこと。それが自己肯定感を高める援助だと私たちは信じています。
ここで、もう一度おたずねします。
みなさんは自己肯定感が高いですか?
どうやって自己肯定感を高めることができましたか?
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?