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小松未歩の世界を語るnote vol.6-歌詞解釈「Dream’in Love」-(#dreaminナイト)

はじめに

こんばんは!kazuです。
今回は先月24日に行われたDream ‘inナイトについて、記事を投稿します。
初めて、小説ではない形式で解釈に挑戦しました。

本題に入る前に、当時の制作背景から考えてみます。

制作背景を考えてみた

このDream ‘in Loveという曲、一体何を歌っているのでしょう?
実はこの曲、デビュー当時の未歩さんの気持ちを歌っているのではないかと私は考えました。

なぜそう思ったかというと、この曲は1st ALに収録され、リリースは1997年12月です。
詳細な制作時期は公表されていませんが、早くてもデビュー前か前後、遅くとも1997年9月か10月頃までにはレコーディングを行なっていたと推測しました。

この曲がもしデビューよりも前に作られていたとしたら、当時の未歩さんの心境はどんなものだったのでしょう?

きっとこう思っていたはずです。
”芸能界は、デビューしても売れるかどうか分からない。”
”もし売れなければ、いずれ契約を切られてしまう”というような不安はあったはずです。

ですが、どんなに不安な状況でも、やることはシンプルです。

”曲を作って、歌うこと。自分を信じて、やり続けること”。
そんな不安な気持ちを持っている状況下で、自身を奮い立たせるために制作したのが、この曲。つまり、モチベーション維持のために作った歌ということです。

この曲は、全体的に前向きな歌詞で、曲調も明るく、元気をもらえる曲だというのが率直な感想です。歌詞の7割程度は自身の気持ちを歌っていて、そこに恋愛というエッセンスを組み合わせて、1曲にまとめたのではないかと思います。

歌詞解釈

未歩さん自身の気持ちを歌っているフレーズはどこなのか、3つピックアップしました。解説をしながら見ていきましょう。

①泣き疲れた夜に とびきり熱いリライチャ飲んで(※1)

まず”泣き疲れた夜に とびきり熱いリライチャを飲んで”という歌詞。
これは、未歩さん自身のリフレッシュ方法の例えなのでは?と考えました。
実際に泣き疲れたのではなく、制作作業がうまく行かなかった(うまく歌えなかった、いいアイデアが思いつかなかった…)そんな時の事を指していて、リライチャを飲むに値する現実的な行動、それを歌っていると思いました。

リライチャというのは諸説ありますが、それに近い、実在する飲み物の名前を間違えて覚えていたことが過去にあったことを思い出し、一つのクリエイティブな発想として、実在しない謎の飲み物の名前を入れたのだと、私は解釈しました。

②$100万掴む だれもがダイヤの原石(※1)

これは今は辛い状況でも、そこさえ乗り越えれば、永遠に輝けるんだと自分を鼓舞している、そんな思いや願いを歌詞に込めたのではないかと思います。

③Tシャツの中は 鋭く尖るナイフ(※1)

そして1番に思いを込めた部分は、サビだと考えました。
うまくいかない、しんどい状況でも、自分自身を奮い立たせ、エンジンをかけようとしている、そんな心理状況が歌われていると感じました。

”Tシャツの中は 鋭く尖るナイフ”については、見た目は弱そうでも、心の中にある情熱や根性を表現していて、それを”鋭いナイフ”という危険で尖った物で表現していると思います。最後に登場するSuper Girl(※1)は、自身のことを指していて、”鋭いナイフ”という言葉を直前に置いて、よりそれを強調しているのではないかと思います。

簡単に言えば、”負けないわ、絶対に!”というより、”負けねーぞ、絶対にな!”みたいな、そんな強い決意を込めたと考えました。

どんなに辛い状況でも、乗り越えさえすれば、次のステージにいける…
演じ切ればちゃんと幕は降りるはず…

(※1)
出典:小松未歩(1997)「Dream’in Love」『謎?』Amemura O-town
Record,AOCS-1001

さいごに

タイトルにつけた”Dream ‘in Love”。愛に夢中という意味だと思いますが、愛=音楽だと考えました。私はこの先も自分を信じて、夢中になって楽曲制作を続けていくんだと、そういった覚悟をこの曲に込めたのではないかと思います。

解釈は以上です。最後まで読んで下さり、ありがとうございました。

2023.2.5

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