小松未歩の世界を語るnote vol.10-歌詞の魅力 2nd SG c/w「傷あとをたどれば」-
はじめに
こんばんは、kazuです。
今週も歌詞の魅力シリーズを書きます。今回は「傷あとをたどれば」を取り上げます。
この曲は前回取り上げた2nd SG「輝ける星」のカップリング曲として、1997年9月25日にリリースされました。
早速、本題に入ります。
印象に残ったフレーズについて
この曲の中で、私が印象に残ったフレーズを下記に紹介します。
この曲って、終わった恋を振り返っている曲ですよね。振り返るといっても、懐かしんでいるというよりは、まだ傷が癒えてはいない感じに聴こえますが。
恋愛に限らず年齢が若いうちは、大なり小なり色々なことに挑戦して、その過程で迷い立ち止まり、十分な準備が出来ていないのにも関わらず、突っ走って転んで傷だらけになって…、また立ち上がっての繰り返しだと思うんです。
若さゆえに尖っていた考え方も、社会に揉まれたり、色々な人と触れ合ったりしていくうちに、自分の知らなかった世界に触れて、価値観が変わって、徐々に角が丸くなっていって、考え方も落ち着いてきますよね。
そして痛みを知って、人に優しくなっていく…
この曲の主人公にも、恋をしている最中に数々の渦巻く感情があったと思うんです。その中で痛みを知り、最終的に実らなかった恋によって傷を負って...。
主人公は若く、考え方も尖っていたのかもしれませんが、「恋をする」という経験を通して、考え方も角が取れて丸くなっていた。
そして辿り着いた一つの答えが、先ほど紹介した「幾つもの想いが生まれ優しくなれることね 人生は(※1)」というように私は聴こえました。
自分も大人になり、それを経験していますし、また誰しもが経験する感情なのかなって、この曲を聴くたびにいつも思うんです。なので、今回紹介させていただきました。
今後行われるであろう「傷あとをたどれば」ナイトでは、そういったことを軸にしながら、歌詞解釈をしようと思っています。(全然違った解釈になったりして…)
(※1)出典:小松未歩(1997)「傷あとをたどれば」『輝ける星』Amemura O-town Record,AODS-1001
さいごに
小松未歩さんは、B面にも沢山の名曲があります。サブスクが解禁されていますので、気になった方は是非聴いてみてください。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
2023.3.5
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