こんな音楽聴いてました日記【2022年1月】
リアルタイム更新しているnoteです
あけましておめでとうございます!
2022年!といっても、まだ実感はありませんね~
・新譜
…その月にリリースされたアルバムやシングル
・旧譜
…先月以前にリリースされたアルバムなど
・動画
…YouTubeとかで、公開されている(なるべく権利関係クリアな)音楽動画
例:The Daily Doseのような音源紹介チャンネル
・注目
…よく聴いていたアーティストとは別に、注目のアーティスト
・良い記事
…読んでよかったと思った記事
・見た番組
…見た番組
・その他
…ライブレポとか
・よく聴いたアーティスト
…LastFmの記録をもとに、その月によく聴いていたアーティスト
とりあえずTOP3まで
2022年1月分のLastFm
新譜:reGretGirl「生活e.p.」(シングル)
名前は知ってたけど全然聴いたことなかったので聴いてみた
うん、いい感触
というのも、こういう素朴な邦楽ロックバンドをあまりにも久々に聴いたので、ある種の感動さえあった
歌詞も、こんなに生活感あって「ザ・恋愛ソングを歌う若者バンド」なものも久々に聴いて、逆に良かった
ただ、4曲で十分
後で知ったけど、TikTokでバズって1000万再生行った過去があったんすね
境遇がオレンジスパイニクラブと重なる
新譜:羊文学「光るとき」(シングル)
羊文学のシングル。アニメ「平家物語」のOPテーマだそうです。
羊文学らしさ全開のシューゲイザー曲でとてもよい
とくに終わりにかけてが引き込まれる
でも(1回目だと)サビのメロディが少し弱いように感じた
新譜:Muse「Won't Stand Down」(シングル)
Museが3年ぶりの新曲ということでTwitterがにわかに沸いていたので聴いてみた
でも全然知らないんだよな~(このあと1stを聴いた)
すごくハードロック、ハードメタル?そんでもってキャッチーなサビ(そして不気味なPV)
昔のMuseの音楽性が(本人たちの作為的なところとして)復活した、という話は聴いていたので、なるほどと思った
90年代末~00年代のリバイバルはなんぼあっても嬉しいので、アルバム出るまでにMuse色々聴いて追いつきたい
新譜:Homecomings「アルペジオ」(シングル)
タイトルにある通り、穏やかでポップなアルペジオから始まり、まさにユーミンやスピッツのようなインディーロック/ポップ。
ちょっとメロは弱いからハッキリは頭に残らないけど、残り香がしばらく頭に滞在する、そんなバンドそんな曲。程よくいい
R&Bや打ち込み曲が流行るのもいいんだけど、こういう曲も存在してほしいんすよね、だからありがたい
新譜:Bonobo「Fragments」(アルバム)
話題の新譜だったので聴いてみた
終始ミドルテンポで落ち着いた音,そこにストリングスやギターなどの音が重なって,きれいな曲が続く
民俗音楽みたいな要素や,HIPHOPのようなビートの曲もある
リラックスして聴いた
新譜:25時、ナイトコードで。「限りなく灰色へ/アイディスマイル」(シングル)
ゲーム「プロジェクトセカイ」より,ユニット「25時、ナイトコードで。」のオリジナル曲2曲がリリース.
ストーリーに深くここで触れないけども,このユニットは特に複雑で重いテーマを描かれているということを前提に.
M1とM2は対照的な曲.特に歌詞は,M1は力強く自身を叱咤し奮い立たせるようで,M2は理不尽な中の苦しみを内省しながらギリギリ踏みとどまっているよう.ゲームサイズとの違いについては,M1は最後のサビがコードが重なり合って印象,M2の方は1番から違いがあるので,歌い分けとともに印象に残る
M1はすりぃ,M2はとあ 作詞作曲.ともに作家性を出しつつキャラクターを忠実に沿った曲に仕上げている.すごいよね
新譜:Yard Act「The Overload」(アルバム)
Twitterで話題に上がっていたので聴いてみた
イギリスのポストパンクバンド,だけどサウスロンドンではないらしい(Leedsという場所らしい)
それもあってか,サウスロンドンシーンとはまた違う雰囲気がある
ドラムの音やリズムが特徴的(電子ドラム?).ニューウェイブ感が強いよね
そんでもって,Dry Cleaningのように語り口のような歌い方,メロディに歌を載せない感じね.それがノーウェーブと分類されるゆえんか.
その上でPOPなんだよね.キャッチーで聴きやすい.ここが強いところで,Squidあたりのポストパンクバンドと少し違うポイント.曲が短いしね.まさにパンク.
ただ歌詞が重要っぽいんだよな~~~~!
歌詞の皮肉がイイ,みたいなのも見かけたので,和訳求む(自分でやれや)
新譜:Awesome&roid「FRIENDLY NEIGHBORHOOD」(アルバム)
ポップパンク/エモ愛に溢れる日本のバンドのフルアルバム.
ポップパンクには明るくないけども,いかに好きかが伝わってくるM1のMVから惹かれて聴いた.(様々なポップパンク/エモのMVをパロディしてる.愛しかないな)
で,ポップパンクそこまで明るくない自分が聴いても大丈夫かな…と思っていたのだけど,結構オルタナロック全般的に網羅している音楽性だった
例えばM4なんかもろPixiesとかNirvanaのオマージュだし(私でもわかる),M5もグランジ色を感じたり,M8はゆったりしたインディーロック.
宣伝文句が「ポップパンク好きに届け!」だった覚えがあるが,それ以外にも90's~00'sのロック好き全般に刺さるアルバムなのではないだろうか.もちろんポップパンクメインだけども.30分そこらなのでペロっと聴いちゃおう.
ここ数年欧米じゃポップパンクやポストグランジのリバイバルの波が来ているようなので,そういう流れとしても楽しみですね~.
新譜:リーガルリリー「Cとし生けるもの」(アルバム)
やっと聴けた,リーガルリリーの新譜.
リーガルリリーのアルバムはこれが初めてで,それはではEPとか曲単位で聴いていた
このアルバム,すごく良くない?
オルタナロックバンドで羊文学が良く注目されているけれど,そこに少なくとも並んで語られるべきバンドでありアルバム.(downtも並べよう)
音楽面を細かく説明する術を私は持ち合わせていないが,リーガルリリーらしいくぐもった音(シューゲイザー的な?)のなかで勢いよくロックバンドが鳴る.キャッチーさも各曲どれも高いってのも良い.EPで出ていたM6.が好みだった自分にはドンピシャなアルバムだったか.TonightTonightなM3(歌っちゃってるのも良い).
ドラマチックな展開をするM10.のような曲が後半にあるのも印象的.この後にくる6/8拍子のM11へ自然な橋渡しをしている.
なにより歌詞もまた良い.こういう超現実的な,現代詩かのような歌詞が大好きである.安直かもしれないがスピッツの詩を思い出す.
一曲一曲は語らないが,例えばM2.の歌詞なんか印象的なフレーズが続く.M4だって結構踏み込んだフレーズがあるけど拒否感なく聴けるんだな.
とにかく,言葉遣いがやさしい.最近,挑発的だったり扇情的な詩ばかり目につくのでこういう詩は実家のような安心感がある.大変ありがたい.ありがとう.
新譜:GOOD BYE APRIL「swing in the dark」(アルバム)
前作と比べると,少しR&Bや80's洋楽要素が強くなった印象がある
シンセポップもしくはドリームポップというのかな?その色合いも濃くなりつつ,根底は80年代歌謡&シティポップリバイバルを感じる
相変わらずスタジオレコーディング能力の高さが素晴らしいバンド
歌詞としては,社会の疲れを諭すような,ゆったりしたムード.タイトルの通りだなと聴き終わってから気づく.
やはりM3はポップス度が高く聴いていて気持ちいい.
もっと話題になって良いのでは?と毎回YouTube等の再生数を見て思う.
新譜:サニーデイ・サービス「おみやげを持って」(シングル)
サニーデイ・サービスの新曲.ぶらり途中下車の旅のテーマ曲らしい.
カントリー調で朗らかなこの曲,まさに番組にもピッタリだろう.街を歩いて,凄いことは起きないけど「なんだか幸せな気分」を感じる事ってあるある.歌詞もいい,おだやかで.リーガルリリーの新譜を聴いた時も思ったけど,こういう穏やかな文体でありながら芯を突く歌詞が好きなんです.
またMVも凝ってるな.街レポ番組のパロディらしい.本当にこんな番組があるのかと思ってしまった.
新譜:Delorians「Fucking Liar!」(シングル)
タイムラインで見かけたので聴いてみた
インドネシアのSSWだそうだ
うん,心地よいギターポップ
他にも聴いてみようかな
新譜:Pinegrove「11:11」(アルバム)
TLでよく見かけたので聴いてみた
あ~~~~
修論で精神的に疲弊しているのでこれはとにかく,効く.
Ratboysもそうだったけど,オルタナカントリーとか,エモフォーク(?)は去年後半からずっと(自分の中に)来ているので.
こりゃYouTubeのおススメに出てくるたびに聴いてしまいそうだな…
新譜:Ado「狂言」(アルバム)
Adoさんの新譜,1月終わる前に聴く(以下より,敬称略)
↓書いてたらめちゃくちゃ長文になったので別の記事に書きました
結構楽しく聴きました
各作家の個性がふんだんに表れていて,かつPOPでちょうどいい
M2,M5,M7,M9,M12,M13あたりが好みかな
M6はJ-POPすぎて浮いてるよね
さて,今年はどういう展開になるか
あと,Adoさんセレクトのカバー集も来てほしい
旧譜:Thank「Thankology」(2021)
Twitterでおススメされていたポストパンクバンド。
サウスロンドン勢的な技巧派的なゴリゴリの感じよりも、ちょっとチープだったり間を活かしてたり、が良い
そういうのがパンクらしい
全体的に不穏(ジャケも意味不明)なアルバム、終始シャウトとノイズギター、時々聴こえるシンセとよく分からない音。いいですね。
旧譜:Viagra Boys「Shrimp Sessions 2 (Live)」(2021)
映像ではすでに上がっていた、Viagra BoysのShrimp Sessions(スタジオライブ)音源。やっぱポストパンクバンドはライブの方がそのグルーヴやリズム、シャウトなどの気持ちよさが伝わってくるからイイ。
旧譜:Donut Real Elephant「Wannabe」(2021)「Lucky/Spilt milk」(2017)
Twitterのフォロワーがおススメしていた2021年のアルバム。
洋楽由来の素朴なオルタナロックから、下北らしいオルタナ(M8とか)を感じ取れるアルバムだった。M1はちょっとだれてしまった。
でもメロの良さがまだ抜きんでていないように思うので、今後の作品に期待したい。
4年前のシングル。まだ粗さもあるが大きな違いはない
旧譜:ペンギンノイズ「Perfect Morning Call」(1999)
ブログで紹介されていた、90年代後半バンドの一つペンギンノイズを聴いてみよう!
めっちゃいい
90年代のオルタナロック全開なんだけど、各所ユニークなフレーズやアレンジが目立って、すごくオリジナリティが溢れてる
さらにキャッチーでポップという最強アルバムでした
なんで今まで知らなかったのか自分…
M2の”どんどんどんどん”と鳴るドラム、M3の印象的なギターフレーズや、
ほかにもマイブラっぽいコーラスが入った曲もあったりして
90年代最後のアルバムにふさわしい(?)、オルタナのオールタイムベスト的な内容じゃないでしょうか
旧譜:YOASOBI「THE BOOK」(2021)「THE BOOK 2」(2021)
友達と、このアルバム聴いてみよう!ということで選んだ1つ目。
去年出たYOASOBIのアルバム2作を聴いていきます
1作目。全曲(M1とM9を除き)がそれぞれサブスク総再生数1億超えという化け物アルバム。
一言で感想を言うなら、「メロディセンスは抜群、アレンジはワンパターン」。
メロのキャッチーさはもちろん、構成のパターンも色々ある一方、どれもピアノ打ち込み音が鳴り響くので結果的にのっぺりしたアルバムになってしまう(低音域が薄いのも一因かもしれない)
ただ、M6の紅白でのライブパフォーマンスはかなりインパクトあったので、リアレンジされればまた化けるのかもしれない
(打ち込みアレンジが乏しくてあと一つなパターンといえば、カゲプロの1枚目を思い出す。あちらは2枚目で化けた)
去年12月に出た2枚目。
前作と比べて、ピアノ音以外の音が多くなった
M3やM6のように曲の個性も増えてきている印象
でもメロの残りやすさは1枚目かなぁ
旧譜:downt「downt」(2021)
フォロワーさんがおススメしていたアルバムを聴いてみる
一言でいえば暗めのオルタナ、といえようか
合間合間にある(M4やM6のような)インスト曲が(ミニ?)アルバムの空気を上手く象っているように感じた
旧譜:石崎ひゅーい「ダイヤモンド」(2021)
去年の12月に出ていた石崎ひゅーいのアルバムを聴いた
すごく「今のJ-POPスタイル」を意識した楽曲群だと思った
アレンジはもちろんのこと、力強いポップス曲やM5のような流行りを押さえた曲もある
ただ私は石崎ひゅーいの曲を「第三惑星交響曲」「ピーナッツバター」「僕がいるぞ!」くらいしかしっかり聴いたことなくて、むしろその3曲ばかり聴いているのでクセの強いイメージが先行している
ゆえに、良い意味で気持ち悪い歌詞でクセの強い、エネルギッシュな印象があったからイメージと一致しなかった感はある
売り出そう!という意気ごみが伝わってきた
クセ、でいえば私立恵比寿中学に提供した曲のセルフカバー・M1.はすごく”知ってる石崎ひゅーい”色ある曲だった
このあと上に挙げた3曲を聴きなおした
とても良かった
旧譜:Wilberry「KEEP YOUR DREAMS」(2017)「anytime」(2000)
ペンギンノイズ「Perfect Morning Call」の関連として、AppleMusicで出てきたので聴いてみた
前半までなんの前情報もなく聴いてた
オルタナロックに(声もそうだけど)ブルースやファンクが乗っかってるような音楽性、SCOOBIE DOをもっとオルタナにしたような。途中レゲエも入ったりで結構自由で生き生きしてる上、大人の雰囲気もある
で、Amazonの内容紹介を読んでみると、バンドや当作品のだいたいの成り行きについて書かれてあった
17年前の1枚だけ出したアルバムもサブスクにあるので、そっちも聴かないと(というかそっちが先聴くべきだったか…?)
サブスクには2000年に出たこのミニアルバムしかなかった
90年代UKロックの影響下にあるサウンドをベースに、若干しゃがれた特徴的な声が乗る。オアシス的?M1のシャウトが続く曲も良いし、ポップにもエモにもふり幅があって、ミニアルバムながら聴きごたえがあった
旧譜:The Posies「Dear 23」(1990)「Frosting on the Beater」(1993)
明るいオルタナ・ギターポップ
ぼ〜っと聴いていた
昼間に作業しながら聴いてました
前作より、明らかにグランジを意識したつくりになってますね
1993年だから世相を意識していたのか自然とそうなったのか
全体的にアップテンポでノリやすい
旧譜:BTS「BTS, THE BEST」(2021)
BTS、とりあえず去年出たベスト盤から入ってみる
想像以上にバラード調やチル系ラップの曲が多かった
あとポップラップ(?)。
とくにDisc1の前半はバラード調もしくは歌謡的エッセンスが多い
日本向けのベスト盤だからかな(M1.はback numberとのコラボらしい)
M8やM11あたりのパーティーラップへの変貌具合には驚いた
Disc2は結構アッパーなナンバーが多め。
所々J-POP曲も挟まる(特にM10はJ-POPバラード)
てっきりテンション爆上げダンスアルバムかと思えば、結構しんみり聴き入るようなアルバムになってた
西洋向けのベストなんかはまたラインナップが違うんだろうか
少なくともDynamiteとかButterはダンスミュージックど真ん中だから、そういう並びのアルバムも聴いてみたい
このアルバム、日本国内で2021年一番売れたアルバム(100万枚近く)なんだけども、同時に一番売れたラップ・アルバムといえるのかも。
HIPHOPではないけど、トラックの作りとか近いものがあるので、BTSからこういうジャンルに入る人はかなり多いだろう
これからの日本の音楽文化への影響という面で興味深い一枚
旧譜:Everything Everything「Man Alive」(2010)
Foals関連で出てきたので1stを聴いてみる
マスロック、オルタナロック、アートロックにエレクトロニカ要素をふりかけた一作。
歌のメロディラインが突飛なので一曲一曲にインパクトがある
特に前半はマスロック色が強いので良い感じにノレる
後半に行くにつれ、グランジっぽい曲やスローテンポな曲があったり。
ちょっと後半数曲は聴いていてしんどかった
サイケもある?アートロックという概念が分からないけども。
あと、ジャケット画像がいいね。
旧譜:Roosevelt「POLYDANS」(2021)
Midnight VersionがYouTubeにアップされていて、それを聴いたらアルバムの方もまた聴きたくなったので。
いや~2021年ベストに入れておけばよかったと少し後悔
こういう派手じゃないダンスミュージックが一番心地いい
旧譜:The Cheserasera「The Cheserasera」(2014)「WHAT A WONDERFUL WORLD」(2014)
The Cheserasera、前から知ってたけどアルバムを聴くのは初。
いやもっとはよ聴いとけよ!って話ですわな…。
すごく邦楽ロックなんだけど、どうも10年代前半の軽音楽的ロックや4つ打ちダンスロックを感じなくて、00年代あたりのオルタナ系をもっとブラッシュアップしてスマートにした感じ・・・・どういう例えだ?それでいてNINTH APOLLO系とも違うので、こう説明できない唯一無二感が、もしくは時代の狭間感がある
ちょっとマスロックっぽい曲もあったかな
メジャー1stアルバム。ギターロック絶好調だ
1曲目からビックリするほどのキラーチューン。その後もキャッチーなロックが続く
なんでこれが売れなかったのか、タイミングが悪かったのか?宣伝?分からない(だって自分も買ってない)
歌詞はM2やM7のような内省的な部分も多いけどそれを曲のエネルギーで暗くさせてない
とにかく最高のアルバムだった
旧譜:GRAPEVINE「déraciné」(2005)
最近déracinéがマイブーム…かもしれない
基本暗いアルバムではあるけれど、飛び切りダークな曲から朗らかなロックまで変化するので、”緊張と緩和”が常に繰り返されている
特に”緊張”でいえばM4やM9が断トツ。M4はレディオヘッド的でもあるんだろうけど、GRAPEVINEらしさでダイナミックに展開する曲、そしてあの歌詞。歌詞の強さでいえばM9もなかなか。
アルバムも良いし単曲で聴くのもいい。しかし、勧める人は選ぶ。そんなアルバム。
旧譜:Nothing But Thieves「Moral Panic」(2020)
M1.がForza Horizon 5内のラジオ「Horizon XS」でよく流れているのでアルバムも聴いてみた
何回も聴いているのでM1.のインパクトにどうしても引きずられてしまう私ではあるが、このアルバムのジャンルミックス的な部分が特に良いと思った
EDM×ロック、ポップラップやポップパンク的要素、Coldplayのようなシンセポップ、インディーポップなどが巧みに入り交ざってそのうえまとまりがあるアルバム
歌詞とかあまり見てないけど、タイトル見るにまあ社会問題からインスピレーションを得たようなシリアスなテーマだということは推測できる
旧譜:クリンゴン「cliff and wagon」(1999)「bobsleigh」(2000)「Cosmos」(2000)
前から気になっていたクリンゴン、外出のBGM代わりに聴いていた
まさしくJ-ファンクな一作。ただインディーズってこともあってかアンサンブルにちぐはぐ感が否めない。
メジャー一作目ということで、明らかに曲の強度が高くなっている。全体的に(のちに出てくるSCOOBIE DOのような)J-インディファンク要素をメインとしながら、当時のポスト渋谷系サウンドものぞかせる一枚。メロディも申し分ない。
前作と比べて一気に歌謡曲の色が強くなった一作。
オルタナみあるM1.もそうだし、全体的にメロディが際立って良い曲が多い。キャッチーだし。M5.とか歌謡曲リバイバルのようだし。
良いタイアップか何かついていれば、キンモクセイのように売れたのかもしれないと思いつつ。
旧譜:Muse「Showbiz」(1999)
新曲が出たとのことなのでアルバムを聴いてみる
なんとなくデジタル・ハードロック(?)というイメージを持っていたけども
ゴシックロック要素が強いんだという学びを得た
元々ゴシック系のバンドやってたんですね(Wikiで知る)
あと、プロデューサーが同じというのもあってか、2nd当たりのレディオヘッドには確かに近い雰囲気だけある
一番気に入ったのはM1.とM9
旧譜:Constant Follower「Neither Is, Nor Ever Was」(2021)
Twitterで街さんがおススメされていたので聴いてみた
アンビエント(というのかな?マイクラのBGMみたいな不穏な感じ?)の音像が揺らぐ中インディーフォークが鳴る一枚。アコースティックギター自体は穏やかなんだけどもそこに重なる音がどうも穏やかじゃない。どういう世界観なんだろう。とても面白い音楽を聴けた
旧譜:Rei Harakami「[lust]」(2005)
エレクトロニカってジャンル、ぼんやり好きだけどあまりしっかり聴いたことない気がした
ということで、べたに有名なアルバムを選んで聴いてみた
音がミニマムで音数もそこまで多くないのに聴いていて充実感ある
ジャケから暗いアルバムかな?と思ったけど、比較的ニュートラルな雰囲気だった
…エレクトロニカに対する語彙全然ないわ自分…
旧譜:ムーンライダーズ「DON'T TRUST OVER THIRTY」(1986)「最後の晩餐」(1991)「Tokyo7」(2011)
よし、ムーンライダーズを聴こう!と思い立ち、大学からの帰り道聴いてました
前から知ってはいましたがどう聴き進めていいか分からず手を付けられていませんでしたが、良い感じの紹介記事を見かけたので一歩踏み出してみました
なんでレビューの内容は大目に見てください
まずはコレ!とのことらしいのでいってみた
な、なんやこれ
は、言い過ぎかもしれないけども、M1でゲーム音楽のような曲あればM2はとてもキャッチーなポップス、そしてこのM3。”実験的”といっちゃあれなのか。M5なんかも音も歌詞も度肝抜かれる。どういうプロセスで作ってるんだろう
M6以降の曲(アナログだったらB面?)はすごくニューウェイブ/80'sポップスで明るい音像に見えて、危うい感じもあって落ち着かない。特に、M9。ライブ音源を聴くとさらにカッコよかった
変だけど変ゆえに面白い
自分がムーンライダーズを知ったのは、
「涙は悲しさだけで、出来てるんじゃない」のピノキオピーによるカバーなんですよね
ということで次はこのアルバムを。
こちらは一転、すごく当時のメジャーシーンの音楽に寄ったような印象を受ける
M2はヘヴィだしM3はもちろん、ほかもポップでそこまでひねくれてない…のかな?
編成の独特さゆえ色んな音(ギター以外にもバイオリンなど)がアンサンブルされているので、情報量の渋滞で一度では消化できなかった
比較的最近のアルバム
この全アルバムレビュー記事で、現代的な音作りでかつポップで聴きやすいとのことなので聴いてみた
おお、確かにすごくポップな音!
であって、どこかスッキリさせてくれないひねくれたメロディが、らしさというやつなのか…
…で、途中(バスの中で)これを聴きながら寝てしまいまして、起きたらもうM9くらいでした
ちょうど寝起きに良いインディーポップ
ただ、あとでまた聴かないともったいないよね
歌詞も注目したいし
旧譜:inktrans「At Last.」(2018)
長瀬有花「駆ける,止まる」を作曲した高城みよさんがやられている別名義でのEP.
エレクトロポップで,ちょっと寂し気な(別れがテーマらしいので)アルバム
M3がとくによい
旧譜:The Sundays「Reading, Writing and Arithmetic」(1990)「Blind」(1992)「Static & Silence」(1997)
YouTubeのおススメに出てきたので聴いた
あ~こういうインディーポップは身に染みる…
特に何も考えずに聴いていた
後年にアルバムを出しているbôaも系統が近い
基本ミドルテンポのインディーポップソングだけども,時折不穏さも顔おのぞかせる
1st聴いた後に色々調べると,The Smithの影響を強く受けているとの情報を得るが,いかんせん聴いたことがないからそこは何とも言えず….歌詞も重要らしい.たしかにタイトルいかついのあったな.
それはさておき,2ndになると少し音が耽美的になったような,浮遊感があるように思った.これがドリームポップってこと?M1のギターがシューゲイザーっぽかったが,完全にはそうではないよね.
ぶっちゃけ午前にゆったり聴いたんで,感想はこれくらいです.次は3rdだ.
アルバム3枚の中で一番穏やかで明るいなあ.あと,ブリットポップ感も感じる(同時代性というべきか).基本インディーポップなのは変わりないんだけどね.このアルバムも良かったな,外れがない.
旧譜:Yard Act「Dark Days」(2021)
新譜が好感触だったので去年出ていたEPを聴いてみる
全曲キラーチューンで決めてきたな.
Twitterでもみた意見だけど,全部新譜には入らなかったのは確かに残念かもしれない.でも新譜も良かったから,それだけ良い曲があるってことにしましょう.
M1なんども聴く
旧譜:Pinegrove「Cardinal」(2016)「Skylight」(2018)
新譜聴いてよかったので,過去のものも聴いてみた
M3やM5はポップパンク,M7はエモとか,あとはカントリーとか.
それをインディーロックの音で再現しているかのような音楽
このくらいエネルギーがあるインディーロック/ポップが心地よい
声,ラウドだね
今の自分にすごく効く音楽
前作よりも全体的にしっとりしたインディーロックですね
90年代の静めのオルタナロックのような.
Wikiみたら色々良くないことがあった時期のアルバムなんだそうですが,さすがに中身とは関係ないか
動画:「Phum Viphurit | Best Of」by The Daily Dose
”チル系”などのインディーポップやベッドルームポップをよく取り扱っているチャンネルにPhum Viphuritが来ていたので聴いた
前から好きなんだよね、ほどよいグルーヴ感、インディーポップ。
タイのアーティストなんだっけ?
一番好きな曲は”Hello, Anxiety”
動画:「プレイリスト:Aqu3raのボカロ曲」by Aqu3ra
プロジェクトセカイへの提供曲「アイスドロップ」が良すぎたので、Aqu3raさんの曲を一通り聴きました
いや~いいっすね
爽やかなエレクトロポップ/インディーポップがいっぱい
こうチル系ともいかず、アニソン文脈にも偏りすぎず、爽やかなポップスって2020年代に不足してる要素だと思うんですよね
や~いいっすね
良い記事:97年世代と下北系、その狭間に僕が見たもの。その1
たよせかさんが書かれた記事。
90年代後半~00年代前半にかけてのバンドで、今でも顧みてよく語られる邦楽ロックバンドは多々ある一方、素晴らしいバンドなのにほぼ一切取り上げられない側のバンドについて紹介している記事です
彼は普段からこの辺りのバンドをよくディグったり紹介している方なので、もう待ちに待った記事の登場です
私もそうですが、音楽雑誌を読んで育ちメインストリームを眺めている中だと、「今でも語り継がれる(≓持て囃されている)バンド」はほんの一部だということにあまり気が向きません。しかし、限りある資料からその時代を読み解いていけば、音楽性や売り上げなどが今の認識とギャップがあることに気づくものです。「語り継がれる」というのも、基本バンドの影響元だったり、”音楽評論家”の言説が大きな影響力を持つのでその偏りと理不尽さはつきものとなっていきます。
簡単に言えば、「めっちゃ良いのに評価されず顧みられることもないバンド/ミュージシャン」なんですが、00年代以前のバンドの問題点は情報量が少なくサブスクにもほとんどないことです。だから紹介もしづらいのですが、その点も踏まえてこの記事では紹介されています。
私もこの辺まだまだ無知なので、時たまにTwitterで紹介されているアルバムを聴く程度だったのですが、これを機にちゃんと手を付け始めようと思います。
良い記事:感情の息吹を吹き込むヒットメイカー、ピノキオピーが表現する愛の形
「ピノキオピーが音楽系サイトに載る」こと自体が自分の中では事件なので、musitに掲載されたことはとても嬉しい
(ちなみに、自分の寄稿も載せてくれたサイト)
最初の項、「今なお数多くの名曲を生み出すヒットメイカー、ピノキオピー」のところで丁度よく魅力がまとめられている
10年以上のキャリアでヒット曲が多数あること、活動内容、影響元、歌詞について。端的で的を得ている
で、この記事では
「機械音声だから事伝わる人間性」という視点で3曲取り上げ紹介している
この着眼点もいい
まさにピノキオピー氏がボカロで曲を作ろうと思った動機でもある
歌うのが人間ではないことで属人性が薄れ、その分曲の中にある人間性や生々しさが前面に出てくる、というのが私の解釈なので共通しているところがあってうれしい
取り上げているのは3作、
「すきなことだけでいいです」
「ノンブレス・オブリージュ」
「きみも悪い人でよかった」
全て2016年以降という偏りはあるにせよ、人間性の描き方にフォーカスした場合にはこれまたちょうどいいラインナップ
こういうロック中心に取り上げる媒体にピノキオピー並びにVOCALOID楽曲が取り上げられるのはとても好ましい
音楽として語ることは沢山あるので、各音楽シーンにますます接続して並列で語られてほしいものです
良い記事:結局、Ninja Tuneに所属しているのはどういう連中なのか?
多彩なアーティスト達をタイプ別に分類しつつ考えてみる
2月に新譜を出すBlack Country,New Roadを聴いていて、そういや彼らが所属する「Ninja Tune」ってどんなレーベルなんだ?と思い調べた際に行きついた記事
ヒップホップとかテクノ・エレクトロ系のレーベルなんですね
各アーティストの音楽性の傾向や特徴解説が大変凝っており、初心者に優しい記事でした
そういやbonoboって新譜出てたんでその辺り聴いてみようかな
見た番組:関ジャム「“プロが選ぶ年間マイベスト10曲”」
これ,前後編を高校の同級生と一緒に見たんだけど,結構面白かったな
関ジャムとは思えないような紹介ラインナっプ
テレビを意識している感じがしない(特にYaffle)
コード進行やビートの説明は大変ありがたかった
見た番組:NHK 沼にハマってきいてみた「ボカロ沼 第3弾」
さすがEテレだな~ってね
ノミネート曲から各テーマのTOP10のアンケート結果&巡音ルカのライブ,という内容
まず楽曲のラインナップがかなりバランス感覚がある
時代もVOCALOIDの種類も混ぜ混ぜ
これには往年のボカロファンもニッコリでは
あと,巡音ルカのライブ.これも完成度が高かった
40分の番組に対しての本気度,これぞEテレである.
あと,全部生バンド演奏なのがいい
ボカロって生音じゃないから…と言われがちだが,ライブとなると決まって生音を追及している印象(マジカルミライもプロセカのライブもそうだった)
原曲がダンスチューンでも生バンドによって大化けするのだ
ギターアレンジがかっこいい
聴いた回数TOP5
1位:レミオロメン
2位:Yard Act
3位:The Sundays
4位:Pinegrove
5位:ムーンライダーズ
おわりに
新譜:SG7枚/AL7枚
旧譜:36枚
でした!
・私として1月は修士論文の執筆で忙しかったので,精神的余裕のなさからあまり音楽とか集中して聴いていない…はずなのに結構量ある,おかしいな
・Spotify,ニールヤング御大との件から火がついて揉めに揉めてますね
当シリーズは基本Spotifyのリンクを貼っているわけですが,来月からはSongwhipのリンクに変えようかな
その方が色んなサービスに飛べるので便利ですよね
…でもアルバムの曲目の分かりやすさならSpotifyかAppleMusicなんだよね
う~ん,やっぱりSpotifyのままでいくか…
・今月から,「良い記事」なる項目も追加しました
印象的な記事は感想と共に残していきたいです
とくにたよせか氏のブログ記事は,やっと真打が来た!ってなりましたね
こういう問題意識,大変共感できます(私にやれることは限られますが)
・2月はギア上げて,いろんな音楽どしどし聴いていきたいな
ムリしない程度にね