【レビュー】black midi「Cavalcade」＋UK新世代バンドへの雑感
black midi 2ndAL「Cavalcade」が届いた！そして聴いた！
ので簡単なレビューをします
日本盤CD＋日本限定特典CD(未発表＋カバー11曲入り)＋タワレコ限定CD(Talking Heads「Psycho Killer」のカバー)＋ステッカー
あと、ついでにUK新世代バンドとか言われてる界隈の話もします
black midi 「Cavalcade」の聴いた感想
私的評価：星☆★★★★(4/5)
まず最初に言いたいこと。
難しいことはなんも分からないし、プログレもジャズもいうてポストパンクも詳しくない。
で、そういう音楽性として何が良いだとか、バンドがどういうスタンスでアルバムに取り組んだだとかの話は立派なレビュー記事を探して読んでください
「刺激的で楽しめるけど、時折ダレる」
一言で感想を述べるならこれ。
結局自分がキャッチーでポップなものが好きな性なので、音楽的に高度なことされてもよく分からないのだけど、
結構音のスケールが大きくて展開も読めないし、印象的な部分も多くてハマりやすかったんですよね
私がblack midiを初めて聴いたのが「John L」のPVからで、そこから小出しに出たシングル曲(「Slow(Loud)」「Chondromalacia Patella」)もいいと思ったし
なにより…
KEXPのスタジオライブのパフォーマンスが良すぎた！
これがライブで聴けたとしたら最高やねホンマ
この動画を何回繰り返して見たことか
曲のつなぎもええしね
でね。
このスタジオライブを見た後にアルバムを聴くと
何だかスケール感が足りないというかパンチが薄いというか
上記の動画で演奏していなくてシングル曲じゃない曲がイマイチに感じちゃって、評価を下げる結果となりました
(というか、動画で演奏されている「Sugar/Tzu」良すぎるからアルバムに収録してほしかったわ…)
一応聴いたトーキングヘッズ「サイコキラー」のカバーは…うーんいまいちでした
好みかな？好きな方もみかけたので。
まだ日本限定の特典CDについては聴けてないので、聴いたら追記しますね
UK新世代バンドについての雑感
「UKロックの復活」はないにしろロックが活気づいてる！みたいな話をよく目にします
よう知りませんが
メディアが騒いでるだけなのかもしれないけど、確かに色んなバンドが出てきてどれも元気にやってるし何より評価はされている
以下の記事に新世代のバンドたちが挙げられていますね
参考に見てみてください
私は洋楽ウォッチャーって程でもないし、歴史的流れはよくわからんけども
今、サブスク時代にもなり、音楽知識を桁違いに持った若手アーティストが
ジャンルにとらわれずに新しく音楽を作っているというのは流れとして凄く良いですよね
しかもそれがそこそこ売れてるわけですから
とはいえ、Twitterの音楽好きの方々からこのシーンの流れについては好みの割れ方もそうですし、期待感の違いは見られます
私の見立ては、ガレージロックリバイバル並みに盛り上がることはないにせよ、こういう貪欲に音楽を吸収して創作するムーブメント自体はどんどん大きくなると思っています
ちなみに、UK新世代勢で私が好きなバンドは
black midi、IDLES、shame
次点でSquid、Dry Cleaningです
IDLESもshameも野性的で挑戦的な歌詞、社会風刺、
元々のロックの精神性も感じるし、ガツンとくるしね
なによりキャッチ―だし
私は、インテリな音楽より体で訴えてくるような音楽の方が染みやすいのかもしれない
インテリでいったらblack midiなんかブリットスクールやんけ！って話だけど、彼らはインテリさも本能的なところもどっちのエネルギーもあって、そこが好きです
まあ詳しくは以下のnoteの中で詳しく書いてます
ただ、black midiってインタビューとか読んでると個々人の好きな音楽とか別々にある上に、幼馴染とかじゃないから
あと数枚でスッと解散しそうな気もするんですよね
ボーカルとドラムとかが対立しそう(偏見)
ともかく！好きなバンドは滅茶苦茶好きだし、
でもそのバンドはUK新世代がどうたらという括りはあまり関係なく
好きで聴いている節があるので、気にすることでもないのかなと
自分が良いと思える音楽に巡り合えればそれでいいや、と思う昨今です
追記
black midiの来日ライブ、行きたい！
地を這ってでも行く
追記２
black midiの新譜がUK60位で何も信じられなくなりました
うそやん
好きなことには変わりないんだけども