大惨事の予感
先日 腫れて大学生になった美由紀ちゃん。これは初日の話 構内で迷子になり、私にLINEが来た。
「なつめさん、私今どこに居るのかわかりません。助けてください。」
「まず落ち着いて。付近にひとがいたら、そこがどこなのかとどこに行きたいのかを聞きなさい。」
「・・・・・。何人かいます。聞いてみます。」
「すみません。わかりました。」
1時間後
「グーグルマップ通りに歩いていたのに、今度は帰り道が判りません。」
「落ち着きなさい。付近に人がいたら聞きなさい。」
「・・・・・。わかりました。すみませんでした。」
帰宅後
「なつめさん、私 運転免許を取ろうと思うんです!!」と冷蔵庫に言っている。
「理由は。」
「写真付きのIDと言ったら、運転免許しかないじゃないですか。それに海とかドライブしたいし。」
「それだけの理由?」
「君が運転したら 永遠に帰ってこれなそうだし、何人の人を不幸に巻き込むかわからないからダメ。」
「なつめさんが思っているより、私しっかりしています。」と持っていたマグカップをテーブルだと思い 空中に置く。
「君の人生だから、やりたければやればいい。だが、自分が大人だと主張するなら、人に頼らず すべて自分で解決しなさい。それができるならどうぞ。」
「考えさせてください。」
今朝
大きなクッションにうつぶせで横たわっている美由紀ちゃん。うつぶせになっている後頭部には、みこちゃんが同じ格好で張り付いている。
私に気が付き「私 前になつめさんから言われた「客観的に自分を観察し、現在の思考パターンや行動・言動の癖を把握しなさい。」の本当の意味がやっと分かりました。」
「私 先ずは自分を知る事から始めます。やりたいことは、その後にします。」
何年も前に言った事、覚えていたんだ。
これで彼女の名前がTVに出る事は無くなった。かな?