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カミ(ヒミ)

「ひふみよいむなやこと」という言葉があります。

これは「数字」として標記されます。つまり「一二三四五六七八九十」の事です。

「一」である「ひ」は「火」を意味します。「二」である「ふ」は「風」を意味します。

「三」である「み」は「水」を意味します。「四」である「よ」は「地(世)」を意味します。

「五」「六」は「い」「む」と読み、「忌む」という事を意味します。つまり「けがれ」の事になります。

「七」「八」は「な」「や」と読み、「祓い除く」という事を意味します。「九」「十」は「こ」「と」と読み、つまり「言葉」という事を意味します。

ただし、この「言葉」を用いる者は「天皇」であり、この言葉は「神勅」であります。

故に、「ひふみよいむなやこと」は、天皇の神勅のより、世の中の「祓い給う」までの処置を現わしている事になります。

火・水=「カ ミ」 と「神」とは

左手は「火(ひ)」なり、右手は「水(みず)」なり、両方合わせて神(火水=カミ)となる。

鳴海周平さんの著書「目覚めた魂」をご一読頂いた方はご存知のとおり、今は「場所から人へパワースポットが移っている時代」であります。いよいよ人そのものがパワースポット化となる時代となっているようです。

1人ひとりがパワースポットになる時代。それは1人ひとりが本当の意味で自立する時代であり、言い方を変えれば「民が神となる時代」でもあると思います。

これまでの時代、日本においては大神官である天皇が神と一体化することにより、その国の民もまた神のご加護によって守られる、神と繋がることができるというような考え方が神道でもありましたが、これからの時代は1人ひとりが“ダイレクト”に神と繋がる時代であり、誰もが「内なる神」とも一体化できる時だと思います。

天皇陛下の生前退位の表明。様々な憶測が噂されていますが、良い意味で日本の天皇そのものの役割を終え、これからは民が神となる時代を象徴するような動きの1つであるように思えます。

ところで、この人がパワースポット化した時に頭上から出る螺旋エネルギーですが、左回りと右回りとタイプが分かれているようです。

これは長典男さんによると、エネルギーを天に上げるタイプ(神官)と天から下ろすタイプ(巫女)によって分かれるそうです。左手は「火(ひ)」なり、右手は「水(みず)」なり、両方合わせて神(火水=カミ)となる。

神社仏閣に限らず、世界中で共通する両手を合わせる祈りのスタイルには、陰陽統合、中庸によってカミと繋がることを無意識にやっているのかもしれません。

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