四柱推命との出会い
私の占い師としてのキャリアは、四柱推命からスタートしました。
師と仰ぐ大先生(故人)と出会い、十数年かけて手ほどきをしていただく中で、《運というものの捉え方や使い方》を学びました。
というよりは叩き込まれました。
阪神淡路大震災前で30歳になろうかという時期です。
運命とは『すでに決まっていて抗えず、ただただ受け入れるしかないもの』であり、未来は漠然とした不安に塗れていました。
仕事は激務な割に先が見えず、これといった得意分野さえありませんでした。
このまま先細りになり、孤独なまま社会の中で居場所をなくしていくのだと感じる日もありました。
そんな時に出会ったのが四柱推命でした。
《運命を何年も先まで読むことができる。》
そのことに興味を持ちました。
特に低迷期を把握できることは一筋の光のように感じました。
「今は良くても、明日からダメになるかもしれない」と怯えることから解放された感じがしました。
人が不安になるのは大体が「わからないとき」です。
わからないから怖いし、何か保険をかけるようにしても「もしダメだったら」と想像してしまう。
そうなるとネガティブなスパイラルが止まりません。
どんな選択でもどこか無意識に守りに入ってしまいます。
師匠は「いいことばかりの人生もないし、悪いことばかりの人生もない。」と常々仰っていました。
昼なお暗い悩みの森にいるときも、嬉しくて楽しくて眠れない夜を過ごしているときもこの言葉が私の支えとなっています。
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