「境界を越えて:新しい地平を探る」
前職の話
移住の話をするにあたり、まずは前職の話からしたいと思います。
20代〜現在直近まで長い間販売職(アパレル)に従事し、メンズ、レディースとさまざまなブランドや店舗の管理者を経験しました。入れ替わりも激しい業界ですが、実に多くのスタッフと仕事をしてきました。長いことアパレルをしてきたこともあり、接客させていただいたお客様も数え切れません。
華やかなお店に感度の高いスタッフ達、トレンドにアンテナを貼り、SNSを見て情報収集、いろいろなことを吸収しながら、ご来店されたお客様を接客する。お金をいただいた上にお客様から「ありがとう」と言ってもらえる。こんな楽しい仕事は他でもなかなか無いと思っていました。新しいことに興味関心が高い自分にとっては天職だったかなーと今でも思います。
悩みながらも刺激的な仲間と一緒に、日々どうやったらもっと満足いただける接客ができるのか?どういう提案ができるのか?お店のファンになってもらえるか?そんなことばかり毎日考えていましたね。
日進月歩で進む情報の中から新しい考え、やり方を取り入れ、刺激を仲間からもらい、その上楽しみながら仕事できる職場環境でした。
どの業界に言えることだと思いますが、「いつまで現場最前線で仕事できるんだろうか?」と悩む時期がありますよね。それは年齢的なものなのか、モチベーションなのか、はたまた自分の意図とは違う外的要因からなのか?
仕事は楽しかったし、好きだったけど、漠然とした不安は常にあり、年を追うごとに考えなければならない現実として迫ってきました。
子供の話
私には今2歳の娘がいます。
一人娘ということもあって可愛い、可愛いの毎日です。笑
今でもそうですが、休みの日は散歩や公園に遊びにいく。一緒にごっこ遊びをするなど、日々お話しすることも増えて、自己主張も強くなってきていますが(苦笑)、無邪気な娘に癒されまくっています。
前述したアパレルの仕事は拘束時間は長く、10時や11時に出勤と通常の仕事に比べると朝は遅い出勤時間ですが、その分夜の帰りは21時を過ぎる状態は当たり前で、入っている施設によっては家の到着が22時や23時を過ぎることもザラにありました。
独身時代や、夫婦2人の時はそれでも当たり前のように生活をしていましたが、やはり娘ができると生活は一変します。
生活リズムは当たり前ですが娘の生活中心になりますし、帰りが遅いと寝ていて会えない、遊べない。起きてることがあっても、そんな遅い時間まで娘が起きてるのはどうしたものか?ワンオペ状態も続いている。手伝いができることにも限界があるなと感じてました。
「好きな仕事は続けたい!ただ娘との時間も欲しい!」
その葛藤が仕事を続けていくなかで、徐々に徐々に積もっていきました。
妻からの提案①
そんなこんなで日々忙しさに追われながら、モヤモヤしながらあっという間に月日は過ぎていったのです。
そんなモヤモヤ続きのある日妻から「こんなサイトがあるよ」と教えてもらったのが、今の職場にもつながる移住サイト「SMOUT(スマウト)」だったのです。
※SMOUT(スマウト)は、地域の人と地域に関わりたい人をオンライン上でつなぐマッチングサービスです。地域の人(自治体、事業者、個人など)が、地域に興味がある人を募集し、直接スカウトすることができます。
当然、聞いた時は、そんなサイトがあること自体も知らなかったですし、引っ越し、転勤を繰り返してきた自分には、あえて移住のサイトでかつ地方の仕事探しの視点はありませんでした。
初めて教えてもらった時もそこまで興味はわかず、流し見程度で「そういう仕事の探し方もあるのか」ぐらいに思っていました。
ただ、いざ仕事を探そうとなっても、40も超えてくると、通常の職場探しでは自分の理想を叶えるような仕事なんてもちろんありません!エージェントサービスも使用しましたが、紹介される仕事はなかなか思い描くものとは程遠いものでした。
ましてや地方となれば尚更です。
っと、続きをと思いましたが、今回は長めになってしまったので
この辺でまた次回に繰り越したいと思います。
shin
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