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心書 vol.124「環境」

母校のアメリカンフットボール部は、2014年に2部リーグを制し、37年振りに1部リーグに復帰した。

37年振りの1部リーグの戦いは、大変厳しいもので、1勝も出来ず、その流れのまま入替戦も負け2部リーグに陥落した。

翌年、苦しみながらも再度2部リーグを制し、入替戦にも勝利し1部リーグに復帰。そして迎えた2017年シーズン、4試合終えていまだ未勝利だ。

ここという流れに乗れず、惜しい試合を2試合も逃している。

1部リーグの常連校になりつつある甲南大OBが言っていた。「この環境がチームを育てます。選手もコーチも、そしてOB達も。何としてでも1部リーグに留まらないといけないし、たとえ2部リーグに落ちたとしても、1年で上がって来ないと1部リーグ復帰は難しくなりますよ」と。

まさにその通りだと思う。1部リーグトップチームは本当に素晴らしいチームだし、グランドとスタンドに風格が漂っている。

我が母校 桃山アメフト部も、本当に強くなって来たが、更に上を目指すなら、この環境下でじっと歴史を重ねて育まなければならないのだろう。

アメフト以外でも同じだ。己の目指す環境に身を置かなければ何も始まらないし、その環境から退場を言い渡されない様に、日々努力を重ねなければならない。その継続が太いものとなるのだ。

「桃山らしく」選手時代にお世話になった監督さんの言葉の真意が今になって響きます。

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