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3児の父親として新年を迎えて。

あけましておめでとうございます、𝙨𝙝𝙞𝙣𝙩𝙖𝙧𝙤です。
今年は自分の考えや感じたことを節目節目でnoteに投稿していこうと思います。

2023年は、ワークライフバランスを踏まえて転職し、その上で第三子となる次女が誕生し、めでたく三児の父親となることができました。

ただし、三児の父親として良き夫、良き父親にレベルアップできているかというと、全然そんなことはなく、妻の言葉を誤解を恐れずに借りるなら「少し家事や育児に役に立つ大きな子ども」といった感じです。

そんな訳で、自分の中での理想の父親像とそれに対する現在地、そしてこれらを踏まえた新年の抱負をここに纏めようと思います。

はじめに

仕事、家族構成などについて

私は新卒から某メーカ企業にてシステムエンジニア(SE)を10年近く続けてきましたが、昨年9月にコンサルタントに転職しました。
その結果、フルリモートで東北の自宅から仕事ができるようになり、子どもたちの園への送迎や夕方から夜にかけての育児対応も比較的柔軟にできるようになりました。

また私の家族は、私と専業主婦の妻、4歳の長男と2歳の長女、0歳の次女、という5人家族です。
4歳の長男は幼稚園へ通ってますが、2歳の長女は出産前後のみ保育園に通っており、普段は自宅で妻と過ごしています。
私、妻ともに両親は離れたところに暮らしており、日々の生活は自分たちで実施していかなければいけないですが、転勤してきた土地とはいえ友人も少なからずおり、家事・育児において孤立した環境ではないです。

理想の父親像

私にとっての漠然とした理想の父親は、自分の父でした。
ただし、基本家事・育児は母がほとんどしていたことを踏まえると、そのまま自分が目指すと現代では家族から切り取られそうだな(偏見)、と思っています。

なので、自分なりに父親になったときから父親1年目として軌道修正しながら進んできたわけです。

2児の子と共に過ごしてきて感じたこと

あえて「育児をした」と書かなかったのは、自分がしてきたことが言うのも憚られるのですが、育児だとは思えなかったからです。

2人の子どもたちと過ごし、おむつを変えたり、ごはんを作って食べさせたり、着替えをさせたり、風呂へ入れたり、寝かしつけをしたり、色々な時間を一緒に過ごしてきました。
そして実際、それが私にとっての育児のすべてであり、そうして一緒の時間を過ごしていくことで、子どもたちは健やかに成長していくものだと思っていました。

しかし3人目の妊娠がわかり、いよいよ妻にばかり家事・育児のコントロールを丸投げしている訳にもいかなくなりました。

ここから試行錯誤の連続です。
色々な論点(問題)とぶつかってきました。

家事や育児にも積極的に参加していこうと妻にも宣言したものの、フルリモートとはいえ仕事は仕事として集中し、期待に対して結果を出していきたい。

ダメなことはダメと伝えなければいけないが、どう伝えれば良いのか。

日々を回していくためにどうしても「自分の想い通りに物事を進めていきたい」と思ってしまうが、子どもの気持ちを蔑ろにしてはいまいか。

こうした悩みに対して、毎回都度反省し、こうしていくべきなのか?と疑心暗鬼に対応して迷走し、妻や子どもたちを振り回してきてしまいました。

こうして周囲を振り回してきてしまったのは、「この子たちにはこんな大人になって欲しい。そのためにはこう接するべきだ」という父親としての軸がなく、場当たり的な自転車操業になっていたからだと感じています。

なので、3人目が産まれるのを一つの節目・期と捉え、父親としての軸、すなわち理想の父親像を考えた上で、何か問題が起きたときには、そこに立ち返って考え、行動や振る舞いをしていこうと思ったわけです。

なお、これは私の環境下における私にとっての理想の父親像であること、本当にこれらが理想の父親かについては私個人の主観でしかなくこれから検証する段階であることをご了承いただき、読みものとしてお楽しみいただければと思います。

また、月に1回程度、理想の父親像に対してどういう状況なのかを通信簿みたいにセルフ評価できればと思っております。

もしこの文章を読んでみて理想の父親像を自分でも考えてnoteに投稿したい、と思ってもらえたら #理想の父親像 を使ってもらえれば喜んで読ませていただき、一緒に切磋琢磨させていただければと思います。

【1】仕事・趣味・家事・育児を楽しんでいる姿を見せられる

自分が社会人になった頃は、二番目に挙げた、子どもが色々な経験をできるような場の提供こそが父親にとって大切なのではないか、と思っていました。

しかし昨今の様々な問題に対するディベートなどを見ていると、期待値が低いこと、つまり楽しくなさそう・辛そうだから選択しない、というケースが多いように感じるようになりました。

なので育児をしていく中で子どもたちに次のような気持ちになってもらえたら良いな、と思ったわけです。

  • 「周りの大人たちも勉強や仕事を楽しんでいるから、自分も楽しもう」

  • 「一緒に過ごすならパパやママみたいな夫婦になれたらいいな」

  • 「こんなに楽しいんだから、自分も子どもが欲しいな」

そのために、「後で役立つから勉強しなさい。やってみたら楽しいよ」などと嘯(うそぶ)くことは何か違いますよね。
この人はそれを本当に楽しんでいるんだ、と思うからこそ憧れ、目指すのではないか、と思うわけです。

妻から言われたから家事・育児をする、では、頼んだ妻もいい気はしないでしょうし、子どもたちも面倒なことなんだ、と考えるようになりそうです。

とはいえ、これは気持ちの問題も大きい話だと考えています。

時間や心に余裕があればポジティブに捉え楽しめることでも、時間や心に余裕がなく、作業として消化してしまうことは、みなさんも経験があると思います。

美味しいはずの食事も、つい別のことをしながら食べていたために、何を食べたか、どんな味だったかをしっかりと思い出せない、なんてことはその一例です。

なので、少しずつ日々向き合うことに対して「自分はこの行動をなんでしているんだろうか」とか「この行動で楽しいと感じるのはどんなときだろうか」などを考えるようにして、少しずつ日々の小さなことを楽しめるようになっていければと思っています。

【2】子どもの人生の選択において、環境的な制約をなくせる

次点で大事にしたいと思っているのが、子どもがやりたいと思ったことをやりたいと思ったときにできるような一番の支援者でありたい、ということです。

一番わかりやすい例で言えば「お金」です。

こんな習い事をしたい、私立の大学に行きたい、海外留学したい、こんな夢を追いかけたい。
自分も比較的やりたいことはやらせてもらいながら育ってきたので、天井はないかもしれないですが、お金が理由でやりたいことを諦めさせたくはないので、しっかりと一家の大黒柱としてお金は稼いでいきたいです。

他にも今どきな観点で言えば「多様な価値観」ですかね。

自分が経験してきたことが最善・無難、マイノリティだから反対する、という風にはならないようにしたいです。

耳をすませばでは主人公月島雫の父が、小説家を目指す雫に対して以下のように言っています。

人と違う生き方はしんどいぞ、誰にも言い訳できないからね

映画「耳をすませば」より

これは、ただ反対をするわけではなく、大変なことも伝えた上で、それを覚悟の上なら応援するよ、という意味が込められているな、と親になってから感じました。

日本はある意味で「普通の価値観」とも言えるような固定観念が非常に強い民族だと思います。
公立の学校を卒業し、大学に進学して新卒で働いた会社で定年まで勤め上げる、その間に結婚し子どもを授かり、父方の実家の近くにマイホームを購入する。
これは少し古く偏った例で、淘汰されつつはありますが、違う選択をとろうものなら反対してくる人は依然として多いですよね。
また、そう言われるだけの普通ではない選択肢を選ぶことによって被るデメリットも一定存在することも確かです。

これは、普通の価値観で過ごしてきた私が、転職したり、こうやって発信するようになってより強く感じるところで、子どもたちにはそういった考えに囚われず、自分にとって馴染む価値観で幸せになれるようなサポートができたらと思います。

【3】1人の人間として尊敬し合える存在である

最後は子どもを育てる、と考えすぎず、一緒の家族という集まりを構成する人間同士として、尊敬し合いながら過ごしていきたい、ということです。

親になると、つい「親になったのだからしっかりしないと」と考えてしまうし、「子どもにしっかりと教育していかないと」と思うこともあります。

子どもが怪我や病気をしたときの健康面や学校のことといった教育面など、もちろんそういった側面もあります。

ただ、どんなに小さくても子どもも1人の人間なので、仕事で新しく一緒に仕事をする人に対して考えるのと同じように「どんなことが好き・嫌いなのか」「どんなことが得意・苦手なのか」「どんなタイプなのか」といったパーソナリティを知った上で、それをアップデートすることも忘れないようにしたい。

そして、その上で自分とどんな関係でどう過ごしていけばいいかを考え続け、お互いが気持ち良く過ごし、お互いを尊敬し合えるようになりたいと思います。

もちろん、大人同士と異なり、譲歩しなくてはいけないのは大人である自分側が多いかもしれません。
しかし、言葉遣いや振る舞いなどを通じて子どもにもそういった考えが伝えられたらいいな、と思っています。

またこれは、子どもたちだけでなく妻に向けての意味も含んでいます。

フルリモートになり、家事をする機会、妻と接する機会が増えていく中で、どうしても言い合いが増えてしまいます。
大好きなはずの妻と、気づいたら「ああ言えばこう言う」とお互いが思うような関係になってしまっていました。

これは、赤の他人、妻でなかったらそんな言葉遣いはしない、そんな感情にはならない、ということがほとんどなので、つまり妻に対する甘えなのだと思っています。

もちろん妻だからこそ甘えていいこともありますが、まずは1人の人間として尊敬し、意識してコミュニケーションをし、思いやりを持って行動していくことが大切ですよね。
そういったことを改めて意識していきたいと思います。

新年の抱負

当たり前ですが、1年で理想の父親にたどり着けるとは考えていないです。

ですが、この考えに従って振り返り、改善していけるようにはなりたいと思います。

なので、まず1月は以下のことを実践してみます。

  1. 家族と過ごす時間で楽しんでいる場面を記録してみる

  2. 少し意識を変えれば楽しめそうなことをポジティブに捉え楽しんでみる

  3. 本を20冊読み、色々な考えを吸収する

  4. 英語を学習し、色々な国の価値観に触れていくための準備をする

  5. 子どもたちの話を聞いてから自分の考えを伝えるようにする

  6. 妻を一度会社のパートナーと捉え、言葉遣いや振る舞いを意識的に変えてみる

もしうまくいかないようなことがあれば即座にやめたり、アップデートするかもしれませんが、まずはこれを意識して過ごしてみます!!

#note書き初め #理想の父親像

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