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第96回箱根駅伝、勝手に考察 往路編

箱根駅伝の往路が終了しました。
青山学院大が優勝した訳ですが。
10月終わりの予選会後の投稿で本戦の展望を書きましたが、良い感じで予想通りの展開になった。
國學院、東京国際、帝京。
注目チームが6位以内に収まった。

往路での気になったことなどを書く。
先ずは高速化。アディダスと契約商品してる青山学院大の選手までナイキのシューズ履いてた。
去年の優勝タイムより5分以上速い、去年の國學院大の3位のタイムを今年の記録に当てはめると10位の拓殖大よりも遅い。
多分現場の選手や監督は分かってる、シューズの差が死活問題だって。いい悪いとか好みではなく装置として使わねば勝てないところに来てる。
使いこなす能力っていうのもあるから使えば誰でも速くなる訳ではないだろう。
使い慣れたシューズと、使いこなされたナイキのシューズだと本来の実力差が逆転してしまうから賭けで履くのだろうと思う。
そこにフォーカスを当てて考察するとスポーツの面白味が無くなるのでこの話はここまで。

勝敗とは別の所で面白かったこと。
中央学院大の畝歩夢選手と、中央大の畝拓夢選手。
双子の選手で同じ5区を走りタイム差3秒。
チームとして2分位の差があるから並走してた訳ではない。

東京国際大と東洋大の比較。
東京国際大、区間1位を含む一桁順位2人、他3人は二桁順位。
東洋大、区間1位が2人、他3人は二桁順位。
しかし往路順位は3位と11位。
東洋大の1区の西山選手2年連続の1区区間賞で鉄板の区間で14位と出遅れた。
2区相澤選手が驚異の区間新を出した事に注目されてるけど、東京国際大の伊藤選手も最後離されたけど並走して区間2位。
1区で西山選手が遅れなければこの展開はなかった。
その後の東京国際大3区ヴィンセント選手の爆走でチームは首位に。
5区で東洋大の宮下選手が区間新で走る上位までは遠く。
そんな中、東京国際大の5区山瀬選手、東海大の西田選手に追いつかれ先行されるも粘って最後に逆転してチーム3位を勝ち取った。山登りの5区で最後の下り区間で勝負するって中々ない。
今年ずっと不調だった西山選手に代わる選手がいなかったのが東洋大の勝負の分かれ目、総合ではなく往路優勝狙うチームだったはずだから選手層って大切。

青山学院大学。
2区の一番長い区間に1年生の岸本選手を起用したことが全て。
選手の見極めと信頼感。原監督の能力の高さだろう。
後は本来なら5区走るだろう竹下選手を不調の為メンバー外に。給水係やってた。
代わって走った飯田選手は区間2位。
3区の鈴木選手は余裕の走り実力差を認めながら最低限の走りをするっていう最高に難しい走りをして後に繋いだ。
キャプテンがこういう事出来るから青山学院大は強い。

國學院大。
5区の山登り強い浦野選手が登っている間に青山学院大に追いつけてたら展開も変わったはず。
このチームはシンプルに速くて強い。
みんなが賢いんだと思う。
いい意味で意地になって熱く走らない、そんな印象。
復路は、東京国際大と同じでシード権を堅く守りながら強い走りをすると思う。

最後に東海大。
往路は4位だったけれど。
復路に実力のある選手を一番残してるのが東海大。
青山学院大と優勝争いするのは東海大。
どこで追いつくのか、どこまで逃げ切れるのかが復路の面白さ。
國學院大が東海大と共闘しながら首位に追いつく、そんな展開が観てる方は熱くなれる。

明日が楽しみ。

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