Clubhouseも出てきたし、B2Bマーケで本当につかえるオンラインコミュニケーションを考えてみよう。
この1年で、B2Bマーケティングもタッチポイントがオンラインに完全にシフトした感があります。今までは分断されていたSNS領域にビジネスパーソンが集まるようになってきています。
その中でさらに細分化されて、
オンライン上でのコミュニケーションの種類
Twitter=テキスト
Facebook=ダイアリー(絵日記)
Webinar=映像
Clubhouse=声
note=コンテンツ
こんな感じで、オンラインはオンラインでも、
何を介して外部とコミュニケーションをとっていくか?
という選択の種類も増えました。この流れは今までになく、対面で会うことができない「オフラインが閉じた世界」で生まれた新しい状況かなと。
私も最近はTwitterやClubhouseをうろうろしていますが、うろうろしているという事は時間を割かれているという事で、趣味や娯楽だけじゃなく、仕事上においてもオンライン空間の中で、自分のアカウントが存在する場所、そして時間の奪い合いが生まれていますね。これは本当新しい潮流。
なので、自分がどの領域ならオンライン上で強みを発揮できるのか?この取捨選択が今後必要になってくると思うのです。
Clubhouseが出てきてから、特に思うのは皆さん21時くらいから普通に配信していて、シンプルに仕事の時間が伸びているよなあと思って見ています。わたしもその内の一人な訳なんですが。。
例えば今までは19時まで仕事をしてその後はプライベートだった時間が、Clubhouseの出現でその後の時間も仕事に食われているということが言えると思います。
よく「自分の強みに集中だ!」といいますけど、オンライン上のコミュニケーション手段でも同じ事が言えるわけです。
オンライン上でのタッチポイントの機会が増えてるわけですが、同時にテキスト・ダイアリー・コンテンツ・声・映像と、タッチポイントの種類も増えているという状況です。
さらに普通に社内のチャット、メール、Zoomでの打ち合わせ、オンライン商談と会社内のコミュニケーションも当然あって、その中でSNSをつかって外部コミュニケーションを設計するわけですが、この限られた時間で自分のコミュニケーションリソースを費やすのかという問題点ですね。
ということで、少し分解してみて、自分に合ったオンライン上のコミュニケーション手段を見つけて、良い塩梅で時間配分をするといいんじゃないかなと思ってこの。
今まで現実空間であった「何」が、SNSに置き換えられているか?
少し整理して、使い方の棲み分けを考えてみようと思います。
Twitter=異業種交流会
Facebook=名刺交換
Webinar=セミナー/展示会/カンファレンス
Clubhouse=会合/飲み会/お茶会
note=自分の考え方
その上で、少し現実とオンラインでは違いもあって、そのコミュニケーションがフローなのかストックなのか、その両方なのか、こういった軸で捉えていく事もオンラインコミュニケーションでは大事だと思うわけですね。
フローとはその場限り色の強いもの、ストックは発信が蓄積されていくものという意味合いですね。そこを踏まえると下記のような感じですね。
フローとストックでコミュニケーションを仕分ける
Twitter=異業種交流会 +フロー+ストック
Facebook=名刺交換 +ストック
Webinar=セミナー/展示会 +フロー
Clubhouse=会合/飲み会/お茶会 +フロー
note=自分の考え方 +ストック
ストックものは、置いておけば後からも使えるので再利用性が高いものといえるので、自分の人となりや、実績、考え方を知ってもらうには有効なコミュニケーション手段と言えると思います。商談の際の自分のポートフォリオとか、営業資料としても使えますよね。
ストックとフローのコミュニケーションをうまく使い分けるのが正解だと思っています。そしてもう一つ仕分けの考え方を置いてみようと思います。
次の切り口は、すぐできるものか?準備が必要か?という観点ですね。
すぐできるか?準備がいるか?で仕分ける
Twitter=異業種交流会 +フロー+ストック +すぐできる
Facebook=名刺交換 +ストック +すぐできる
Webinar=セミナー/展示会 +フロー +準備がいる
Clubhouse=会合/飲み会/お茶会 +フロー +すぐできる+準備がいる
note=自分の考え方 +ストック +準備がいる
この切り口だとClubhouseは新しいですよね。すぐもできるし、準備をしっかりしてもできる。この辺のフレキシブルな絶妙なサジ加減がブームの要因なのかもしれません。
あとは、各アカウントにパワーが必要かどうかもひとつ重要な指標かと思います。
アカウントパワーが必要か?
これは、すぐはじめて、すぐ使えそうかどうかということですね。例えばTwitterだとフォロワー数を増やさないといけないので、答えは「必要」ですよね。なのでこの物差しは、仕事で使えるフェーズまで時間がかかるか否かということですね。
Twitter=異業種交流会 +フロー+ストック +すぐできる +必要
Facebook=名刺交換 +ストック +すぐできる +準備がいる +不要
Webinar=セミナー/展示会 +フロー +準備がいる +不要
Clubhouse=会合/飲み会/お茶会 +フロー +すぐできる+準備がいる +不要?
note=自分の考え方 +ストック +準備がいる +不要
ここでもClubhouseは使い勝手がいいのかなと思います。少し見ているとTwitterほどアカウントパワーが必要ない感覚がありますよね。アカウントパワーも必要なんでしょうけど、どちらかというと話する内容=コンテンツ力で集客できたりするので、この切り口でもClubhouseは使い勝手がいいのかなと。
じゃあClubhouseは万能か?
今感じている事は、リード獲得よりも前段階の最初のコミュニケーション。ファーストタッチで使うのがいいんじゃないかなと思っています。話が得意な人はClubhouse。テキストが得意な人はTwitter。さらにいうとリアルタイムで話ができる時間が多い人はClubhouse。空いた時間で少しずつやりたい人はTwitter。
Facebookとかウェビナーの前段階のコミュニケーションフェーズにあたるんだろうなあと思います。これをきっかけに久々に会った人なんかとの再接点創出もファーストタッチと同定義かなと思います。
あとはマーケティング系全般に言えることで、こういう流行りものの新規参入時期は集客も楽にできるので、流行りにまず乗っておくというのが大事かなと思いますね。
100名集客するにしても、今やるのと、半年後にやるのだと、工数もコストも10倍違いますよね。ここはマーケに関わる人ならニュアンスでわかると思います。
アカウントパワーがTwitterより必要ないと言っても、フォロワーさんを増やすにしても今が一番やりやすい時期なので、正直、少なくともここから1ヶ月はClubhouseにリソース投入して損はないんじゃないかなと思います。
で、結局どの使い方がいいの?
コミュニケーションの設計イメージは、TwitterとClubhouseでファーストタッチをつくってウェビナーで集客して、商談化したらFacebookをつかう。
結局全部使うのかって話なんですけど、コミュニケーションフェーズで使い分けるという話に落ち着いてしまいました。。
大事なのは、どういう特長を持っていて、どのフェーズで効果を発揮するというのを理解しておくのが大切かなと思ってます。
おわり!!
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