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Microsoft ~ Unity 思えばリモートワーク(だけじゃないですよ!)10年やってきた。自分にとってリモートワークのやり方。

新型コロナウィルスの影響で、色々日本が騒がしくなり、以前からバズワードとして言われていたデジタルトランスフォーメーションとか、ワークスタイル改革とか、また突然元気になってきました。その中でもリモートワーク。

マイクロソフトでは10年前から

ちょうどSkypeを買収したこともありましたから。マイクロソフトでは多分10年くらい前から試験的に社内で導入を始めていたと思います。(もしかしたらもっと前から?)もちろん全社というよりも一部の部門からで、そういうときは所属していたエバンジェリズム部は大概テストケースとして使われていました。

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まずはオンライン会議と、チャットツールでの連絡ですね。使えるのか半信半疑でしたが、やってみるとそれなりに使えていました。ただ、なかなか大規模に在宅勤務でオンラインミーティングを検証するところまでは、機会がなかったと思います。

東日本大震災

品川のオフィスもかなり揺れました。私は25階だったので。向かいのビルと揺れ方が逆だったので、見ていたら気持ち悪くなったり。品川駅もすぐ閉鎖になり多くは帰宅困難者になったり。

その後1周間は在宅勤務となりました。そして、定例のチームミーティングは全員在宅で行われ「何だ普通にできるじゃん!」と体感し、お客様にも胸を張って進められるようになりました。

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その後は固定席もなくなり、会社に来ても同僚がどこにいるのかわからない。なので、会社でも在宅でも客先でもいつでもリモートワークみたいなものでしたね。おかげで Skype から Teams とツールも充実し、Windows 10もリモートワークを想定した設計になっており、しっかり環境は整っています。

そういう意味では、IT系の外資あたりはもうテレワークは当たり前に浸透しているようにも見えます。(このタイミングで、うちはテレワークにしました!て言ってたら逆にちょっと... ねぇ)

Unity でも普通にWFH

12月からお世話になっている Unity Technologies Japan でも、WFH の体制は問題なく整っています。Meeting でもオフライン参加+オンライン参加は当たり前ですしね。

ってかそうでなければ、たぶん入社するのにためらったかもしれません。いや、Unity で働きたかったので、WFH出来なくても、来ていたとは思いますが、転職活動の際にはやっぱりそういう体制があるかどうかは結構自分の中では重要でしたね。

大事なツールは2つ

必要なのは2つですね。

1. オンラインミーティングツール
2. チャットツール?

オンラインミーティングツールなら、Skype、Teams、Zoom あたりですね。どれでもいいです。Teams は統合環境として優れています。使えるならTeams が一番いいでしょう。ただ、ドメインを超えられなかったと思うので、そのへんはチェックが必要です。そして費用もね。要はOffice 365を導入している企業なら Teams を。

https://products.office.com/ja-jp/microsoft-teams/group-chat-software

チャットツールも、Teams が使えるなら Teams です。Skype for business というのがあったのですが、それが開発終了して、Teams に取り込まれています。Skype 内蔵なんですよ、Teams は。それ以外なら、Slack とかでしょうね。Skypeでもいいかもしれません。


大事なルール

導入してもルールが出来てなければ、ろくに使えません。

1. 全員が同じツールに登録されていること
2. チャットツールで連絡できる体制にしておくこと

Teamsも、skypeも、Slack もみなモバイルアプリがあるので、自宅でも席を外していてもスマフォで確認ができます。

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マインドルールのほうが大事

ツールの環境が整っても、マインドのほうが追いつかないケースが多い気がします。

- 基本カメラなんて使わなくていい(画面共有でOK)
- 相手すぐに連絡できると思わない
- とにかく要件まとめて短く
- ズルズル仕事しない、時間を決めて仕事を終える

オンラインミーティングで「カメラをONにしてください」っていうマネージャーがいるとか聞いたことがあるけど、意味わからない。顔なんてどうでもいいじゃん。サボっていないかみたい?その時聞いていようがいまいが、ちゃんとやるべき仕事ができればいいんだから。

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で、オンラインなんでズルズルミーティングやるのは苦痛。必要な要件だけを手短に終える。ミーティングの単位は10-15分ですよ。

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そして、ありがちなのが「会社を出て帰る」という、仕事を終えるトリガーがなくなることで、ズルズルよるまで仕事をしてしまうケースがあります。正直マネージャーは「サボらないか」気にするのではなく「オーバーワークをしていないか」を心配すべき。実際「やば、風呂入って寝ないと!」なんてこともよくありました。

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最後は評価制度の変更が必要

結局、ちゃんと自分のやるべき仕事ができるか、そしてうまく行かない場合に軌道修正ができるか、が大事です。そのためには個人の責任範囲と評価制度が明確になっていなければ、なりません。

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あいまいな責任範囲と評価制度で「会社に来て仕事をしてれば基本OK」「残業美徳」とかやってたら、リモートワークなんて成り立ちません。こうなると「サボってないか」を期にするしか無いわけです。

在宅勤務の環境作り

やり始めると在宅勤務は自宅の仕事環境が作れるかが結構重要で、家族にして見れば、いるけど触れられない、厄介者みたいなってしまうので、やっぱり隔離環境が必要ですよね。

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物理的に隔離できなくても、時間的にうまく隔離してあげるといいでしょうね。午前中は何時までは集中タイム。午後は何時から何時まで基本的に集中タイム。この時間は会議だからちょっと静かにしておいてね。という感じを家族と共有しておくだけで円滑に回ります。

まとめ

改めて 、書いてみても普通のことしか書いてないですが、いまはツールも環境も整っているので、全然特別な取り組みでもないです。環境も1時間あれば出来ます。

一番ネックになってるのは、意識です。

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サボるのでは?という考えが浮かんでしまう人には「あなたの仕事はなんですか?」「サボるというのはどういうことですか?」「心配している人の仕事はなんですか?」と聞きたくなりますね。

皆様からのサポートで、私も何かをサポートできるような更新を目指します。