身体管理学協会ニュース【2024年12月1日発行】

日本身体管理学協会

身体を正しく管理できる人を日本中に増やそう!/日本身体管理学協会事務局

◉今週のごあいさつ

秋が過ぎ、いよいよ冬。

外気温もこの1ヶ月はグッと下がった印象です。

同時に空気の乾燥が進み、風邪をひきやすい時期でもあります。

水分補給やうがいをこまめに行い、同時に身体を内面から管理する務めはとても大切ですね。

元気な身体を保つためのマネジメントを適切に行い、何かと予定が立て込みやすい12月を楽しく充実したものにしましょう。

◉身体管理指導士®養成講座

2025年に向けて開講準備中です。
決まりましたらこちらのnoteで随時お伝えします。
受講をご希望の方はこちらからご連絡ください。

先日、スポーツテーピング講座(養成講座として最終の開講)を行いました。

受講された皆様は一様に真剣な表情で取り組まれていました。

それぞれのお客様への貢献に役立つ知識・技術になることを願っています。

スポーツテーピング講座の様子


◉内科系身体管理の視点
【第63回:「肥満と血圧」】

こんにちは、神谷です。

このnoteを読みくださっている皆様へ、身体管理を指導するトレーナーに必要な内科系関連の情報を、最近のトピックス等を交えてお伝えします。

今回は肥満と血圧の関係についてお話を進めたいと思います。

「肥満」というとどのような印象をお持ちでしょうか。

日本肥満学会によると、「太っている状態を指す言葉であり、病気を意味するものではありません」とされており、似た言葉で「肥満症」というものもあり、これは「肥満に伴って健康を脅かす合併症がある場合、または合併症になるリスクが高い場合」を指し、医学的に減量治療の対象となるということでした。

基準としては
①     BMI25以上
②     以下加えて以下のうち一つが当てはまる
1)耐糖能異常
2)脂質異常症
3)高血圧
4)高尿酸血症・痛風
5)冠動脈疾患
6)脳梗塞
7)脂肪肝
8)月経異常、不妊
9)睡眠時無呼吸症候群・肥満低換気症候群
10)  運動器疾患・変形性関節症
11)  肥満関連腎臓病
もしくは腹囲男性85㎝以上、女性90cm以上:内臓脂肪型肥満

なるほど、BMIが25以上あり血糖や血圧、脳心血管疾患や脂肪肝、運動器疾患や呼吸器疾患を伴う場合には、医学的な治療対象として減量が必要となる状態、ということのようです。

内臓脂肪の蓄積についても様々な知見が確立されており、良好な健康状態を阻害する要因として考えられています。

現代社会では、肥満および肥満症がより身近にあるものと考えられており、自己責任的な一元論のみでは片づけられない問題でもあります。

内臓脂肪が溜まり、肥満になると交感神経の働きの亢進や循環血液量の増加、インスリン抵抗性の増大などが起こりやすくなり、血管収縮と体液量増が起こるとされています。

結果、血圧が高くなり高血圧になるリスクが高まるとされています。

体重の管理はより良い身体管理のため重要なポイントです。

痩せすぎも問題ですが、太り過ぎにもならないように「ちょうどいいところを保つ」が大切。

そんなわけで美味しく食べ、楽しく飲み、より良く動き、仲間と笑顔で過ごす。

そんな日々を過ごしていきたいものですね。

◉編集後記


先週くらいから飲み会が増えてきました(笑)

それぞれに違った方々とお酒を飲み、楽しく話をして良い未来を想像する。

かけがえのない貴重な時間です。

そんな中で話題になったのは

「ビジョンと実行の一致・不一致」

「自分が見ている世界など、とても狭いものであること」

「日本の常識は世界の非常識」

「歴史は繰り返す」

「身近にある情報統制と弾圧」

「見聞を拡げて人生を豊かに生きることにお金と時間を使おう」

などなど、仕事の話よりも人生訓的なことが多くありました。

より前向きに、楽しく日々を過ごしたいものですね。

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