身体管理学協会ニュース(2023年7月1日発行)
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身体を正しく管理できる人を日本中に増やそう!/日本身体管理学協会事務局
2023年6月17日 21:34
◉今週のごあいさつ
気温、湿度共に高い日が続いています。
普段、少し高齢な方の指導を担当させていただくことが多いので、熱中症により注意を払う季節でもあります。
こんななかでも「なんか今日はちょっと寒いわね・・」なんて仰る方もいて、感じ方の違いの不思議を考えていたところです。
水分補給、ご自身はもちろんのことクライアントさんにもしっかりと促して暑い夏を元気に乗り切っていきましょう。
◉2023年5月期の身体管理指導士®養成講座
オンライン講座の配信中!
5月末にスタートした養成講座ですが、6月16日現在で2本目の講座がオンラインで配信されています。
オンライン講座は、その気になればインターネットにつながる環境であれば場所はどこでも学ぶことが出来ます。
カフェでも、ファミレスでも、コワーキングスペースでも、もちろんご自宅でも。
ご自身が集中できる環境で取り組むことが出来るので、学びの効率が高まるメリットがあります。
分からないところは何度も見返すことが出来ますので、学びながら復習をすることもできます。
集合形式での講座はもちろんその即興性やライブ感を含め、その場にいないと得ることが出来ない価値があり、それはそれでとても素晴らしいことだと思います。
そのどちらも活用しながら、身体管理指導士養成講座の受講は進んでいきます。
◉神谷教授の内科系身体管理の視点
【第29回:「末梢神経」】
こんにちは、理事の神谷です。
このnoteを読みくださっている皆様へ、身体管理を指導するトレーナーに必要な内科系関連の情報を、最近のトピックス等を交えてお伝えします。
夏がもう間近ですね。今年は過去3年を取り返すくらいの良い夏を過ごしましょう!
今日は「末梢神経」のお話です。
前回までのお話で、脳と脊髄を中枢神経と分類されます、とお伝えしました。
末梢神経は、中枢神経から伝わってきた情報を末梢に伝える役割を持っています。
体の各器官につながっています。
ここには体性神経と自律神経があります。
体性神経系は運動や感覚の伝達を行っています。例えば「ボールを蹴る」という動作を神経の観点からごく簡単に分解してみると
・ボールを認識
・蹴る動作を行うために身体を動かす(運動神経)
・足がボールに当たったら「当たった」を感じる。
・それにより「蹴れたかどうか」が分かる。
という具合です。
ご自身で動かし、その結果を認識することが出来ます。
これが例えば運動神経が上手く働かなければ、体の各部分を協調させてボール蹴るための動作を行うことが難しくなります。
感覚神経が上手く働かなくなると、ボールを蹴ったということがよく分からなくなってしまったりということが起こります。
次に、自律神経ですが、これは交感神経と副交感神経によって循環、消化、排泄などの内臓の働きを自動的に行ってくれています。
心臓が休むことなく全身に血液を送り出してくれるのも、呼吸が止まらずに行われるのも、ご飯を食べたら昇華・吸収され、体の各細胞に栄養として届けられるのも、自律神経が上手にコントロールしながら行ってくれています。
運動を行えば、筋肉が熱を発生させるため、体温が上がり過ぎないように汗を出して熱を放散させます。
このようなことも自律神経の働きによるものです。
血糖値のコントロールなどもやってくれています。
自動的に体内の環境が一定になるように自動調整=自律してくれているんですね。
◉編集後記
6月の一日当たりの平均歩数が約14000歩でした。
多い少ないの是非を論じたいのではなく、現状の生活における活動量を知ることで調整すべきことが分かります。
活動量やご自身の生体データは測ることよりも、傾向を知り自分で調整できるようになることが大切です。
ベストコンディションを維持するために、見るべきものを見る。
という感じですね。
傾向を把握しておけば、イレギュラーも発見しやすくなります。
但しベースには日々のより良い身体管理への取り組みが欠かせません。
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