身体管理学協会ニュース【2024年11月15日発行】
身体を正しく管理できる人を日本中に増やそう!/日本身体管理学協会事務局
◉今週のごあいさつ
実りの秋、収穫の秋、スポーツの秋、読書の秋、芸術の秋・・・
秋と関連させた文化的な?言葉はいくつもありますね。
何で○○の秋というのかなと思って、少しだけネット検索してみるとあれこれ出てきますが、やはり秋は豊かな季節であることや気温が過ごしやすく物事に集中しやすいことなどが由来にあるようです。
さて、みなさんはこの秋、何に集中しますか?
◉身体管理指導士®養成講座
2025年に向けて開講準備中です。
決まりましたらこちらのnoteで随時お伝えします。
◉内科系身体管理の視点
【第60回:「身体活動と血圧」】
こんにちは、神谷です。
このnoteを読みくださっている皆様へ、身体管理を指導するトレーナーに必要な内科系関連の情報を、最近のトピックス等を交えてお伝えします。
さて、こちらのnoteをお読み下さっている健康指導者・トレーナーの皆様は、喫煙はされるでしょうか?
私はしません。また、生まれてこの方一度も煙草を吸ったことがありません。
吸うか吸わないかは個人の自由ですが、幼少期から周囲でタバコを吸っている大人の人を見て「なんか身体に悪そう・・」と直感していました。
さて、そんなたばこですが、近年は値上げや分煙などが進み、以前と比べてその障壁はどんどん高くなっているように思います。
そんな社会情勢はさておき、今日はたばこと血圧の関係について考えてみたいと思います。
喫煙をすると、皆さんもご存知の通りニコチンの影響から依存性を生じたり、交感神経系が刺激されて血圧上昇や心拍数増加が起こるとされています。
たばこにはニコチン以外にもたくさんの物質が含まれており7000種類もの化学物質から成る言われています。
これらの物質の中には、体内での活性酸素の除去能力を妨げてしまうものもあるようで、結果として酸化ストレスにさらされてしまうと考えられています。
結果、高血圧はもちろんのこと、脳卒中や心疾患、様々ながんのリスク要因として考えられており、健康のためには喫煙者の方は禁煙することが様々な場面で推奨されています。
脳卒中の中でもくも膜下出血に対して強いリスク要因として認められており、病気を予防しようと考えるのであれば出来るだけ喫煙はしない方が良さそうです。
血管へのダメージはやはり大きなものと考えられていまして、血管の内側の機能(血管内皮機能と言います)が障害されてしまうことや、血管収縮や血管の炎症を生じやすくしてしまうようです。
これらの結果、動脈硬化が進みやすくなると考えられており、健康を阻害してしまう要因になっています。
元気でいるためには、血管と血流はとても大事ですので、わざわざ自分から痛めつけなくてもいいのになあ・・と私は思っています。
◉編集後記
11月も中旬を過ぎるというのに、まだ台風のことがお天気ニュースで話題になっています。
11月15日現在で、日本の南海上には3つの台風が・・・
周囲の海水温が高いことが影響していると気象予報士の方が開設されていましたが、これも地球温暖化の影響なのでしょうか・・・。
暑いときには暑く(適切に)、寒くなるときは寒くなる。
その間にちょうどいい時期があって、四季折々を感じることが出来ますが、最近は春と秋が足早に過ぎて行ってしまう気がして、今の時期で言えばもう少し秋をしっかりと楽しみたいなあ・・なんて思っています。