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【映画鑑賞】監視資本主義:デジタル社会がもたらす光と影


気軽な気持ちで見始めましたが、とても勉強になったこの作品…
Netflixオリジナルの作品で、SNSの持つ光と影を切り取った映画です。


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SNS上で広告をより長く見て、最終的にはお金を落としてもらえるように
AIが人々の関心を分析し、より大きな関心を継続的に持ってもらえるよう働きかけている。

その働きかけの最大の目的は、収益。
広告主の利益をより大きく生めるよう、人間の関心を引き、出来るだけ長い時間広告を見てもらえるようアルゴリズムを組む。
そして適当なタイミングで適当な商品を張り付け、購入までに仕向ける。

私達が無料でサービスを使っているのであれば、商品はこちら(私たち人間)側であるとの痛烈かつ、真理を捉えた言葉が印象的でした。


個人的に、この映画はSNSの影の部分によりフューチャーしていた印象を受けましたが、もちろんSNSには光の部分だってあります。

映画にあったのは
Face bookを通して奇跡的な再会を果たせた人、
臓器提供者を見つけることが出来た人 などが多々挙げられていました。

実生活においても、SNSを通して知らなかった素敵なプロダクト/商品に出会えたり、学びを得たり、配車や宅配サービスだって、何度も利用しています。


今のところ、私のSNSの依存度はそこまで高くないと自覚しています。
基本的にSNS上で発信する頻度はとても低いし、デジタルバランスを見ても閲覧時間は平均1時間半に満たないです。

正直私だけの問題でいえば、SNSの恩恵を上手く受けつつ、適切な距離がやっと分かってきたかなと思うのでさほど問題に感じていませんが、
周りの大切な人や、デジタルネイティブの子供たちの事を考えると胸が痛みます。SNS上の偏った情報の中で生活していくのを考えると、とても怖いです。


SNS上でピックアップされる情報は、無意識下であっても意図的にスクリーニングされた、ユーザー好みの情報しかピックアップしていないという事を自覚すること。そしてフェイクニュース等にも惑わされない知識をSNS以外で培っていかねばと、改めて痛感する映画でした。

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