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【映画鑑賞】THE PRICE OF FREE


先日、「児童労働」をテーマにしたドキュメンタリー映画を観ました。

※上記ページから無料で上映しているので、ぜひ観て頂きたい・・・!



ノーベル平和賞を受賞されているカイラシュ・サティヤルティ氏が、実際に不当労働を強いられている子ども達を救出するリアルな現場を捉えています。(不当労働をしている工場へ、隠しカメラを手にして潜入しているシーンもありました)


アジア・アフリカを中心に、本来学校へ行き勉強をするべき年齢の子供たちが、不当な労働環境や給料で働かされている実態を、リアルに知ることが出来ました。その事実は知っていたけれど、実際の現場を見れたのはショッキングかつ、とても貴重でした。


この「児童労働」は色々な問題が混在していて、色々な理由からそれは発生してしまっています。その大きな理由の1つに「大量生産」が挙げられると思います。

先進国を中心に、私たちは安価な商品を求めすぎてしまいました。安いという価値の位置付けはどんどん上がり、そのしわ寄せを担ったのが彼らだったのです。子供たちの労働対価(お給料)は、あって無いようなもの。
ほぼ無賃で、1日中働きづめ。そしてその工場の環境も不衛生。


観ていてとても胸が苦しく、申し訳ない気持ちで一杯になったけれど、この事実を知れて本当に良かったです。次へのアクションを直ちに変えようと思えました。


この映画では、主人公であるカイラシュさんのように、自分の命をはって活動に励めという事を言いたい訳ではないのだと思います。

私たちは私たちの日常を暮らしていく中で、出来る事が一杯あります。



この映画では、作っている商品のブランド名や企業名も出ています。少なくともそこで名が挙がった企業のものは、私はもう二度と買いません。

その他にも、今何も考えずに手に取り、来ている服や身に着けているものが、その対象になっているのかもしれません。まずは、その事実を知るという事から始まると思います。


買う前に考えよう。
安すぎる製品には疑問を持とう。
児童労働に関わっていないか企業に問いかけよう。


映画では、最後にこんなメッセージが含まれていましたが、本当にこの言葉に尽きると思います。安いってだけで買うなんて消費の形は、もうやめにしましょう。その背景を知り、ハッピーな生産方法を取っている企業を応援し、消費しましょう。誰かが悲しんでいるようなものの作り方をする企業には、バイコット(BuyとBoycottを掛け合わせた造語です)という形で、意思を表明しましょう。

私たちの行動も、とても大きな影響を生み出していけます。


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