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見逃し配信のお知らせ◆たっぷり落語三席「強飯の女郎買い」「王子の狐」「文七元結」志ん輔、&東大出身・菊正/第44回志ん輔と仲間たち【江戸豆知識も】

今回は、日本の最高学府・東京大学出身・期待の二ツ目、古今亭菊正さんをゲストにお招きし、落語三席とトークをお届けました。
見逃し配信で12月8日(日)いっぱいまでご覧いただけます。

~配信の様子をGIF動画でご紹介~


落語「強飯の女郎買い」/志ん輔

毎度好評リクエスト枕企画では「二番煎じ」での志ん輔師匠なりの演じ方、先日ご逝去された桂雀々さんのこと、相撲にまつわる落語の話。

一席目は「強飯の女郎買い」。
今回の志ん輔師匠の演目は二席とも江戸時代の男性の三道楽「飲む・打つ・買う」をテーマにした落語です。

大酒飲みで遊び人の主人公・大工の熊五郎。隠居の弔いですっかり良い心持ちになり、吉原へ繰り出す熊五郎は、道中で出会った紙屑屋を無理やり誘うも「葬式で出された強飯の煮汁が褌に染み込んだと大騒ぎ」……。
家庭を顧みず道楽の限りを尽くす主人公、どこか憎めないのはなぜだろう……!

☆強飯(こわめし)
現代の「おこわ(赤飯)」のことです。昔はもち米が高価だったことから特別な日に食べられるものであり、「強飯」と呼ばれていました。「強(こわ)い」は、「堅い」の意味。


落語「王子の狐」/菊正

人を化かすか、人に化かされるか―?王子稲荷神社が舞台の楽しい古典落語です。
登場人物の描写をダイナミックな動きと抑揚のある声で表現されており、画面からでも迫力が伝わったのではないでしょうか?

☆王子稲荷神社(岸町1-12-26)
「王子の狐」の舞台であるこの神社には狐にまつわる言い伝えが多く残っており、狐の石像が多数あります。凧市・狐の行列などの行事が行われ、江戸時代から現代まで多くの参拝者で賑わう神社です。


落語「文七元結」/志ん輔

一言で言うと「改心の話」と話す師匠。腕は良いが酒と博打に溺れる左官職人の長兵衛と、その女房、娘を中心に周囲の人々を巻き込んで展開される笑いと涙にあふれた傑作です。

家族愛や主人公を取り囲む登場人物の厚い人情に涙、時折飛び出す主人公の江戸っ子気質に笑い、感情が忙しい!

☆元結(もっとい)
髪の根本を束ねるときに使う紐のこと。60㎝程度の長さで、和紙をこよりにして作られます。
この落語に登場する文七は物語の中の人物ですが、かつて、桜井文七という元結商人が実在したそうです。桜井文七は江戸に飯田の元結を持ち込み、その艶が良く丈夫で美しい商品は「文七元結」という名で一躍評判になったといわれています。


アフタートーク

落語三席をじっくり楽しんだ後はアフタートークで乾杯~

今回は二席目終わりからバタバタとトークの準備風景の裏側まで全部見せちゃいます!(お見苦しい部分がありましたら失礼しました……)。

トークでは菊正さんが東大を出てまで落語家になった理由や、これからどんな噺家になっていきたいのかを語っていただきました。
菊正さんのビジョンに古今亭志ん輔物申す!?タジタジの菊正さん。古今亭一門のお家芸である演目について、愛のあるご指導が垣間見えたシーンも。

見逃し配信は12月8日(日)いっぱいまで。

☆次回は第45回目。年内最後の配信です。
12月25日(水)19時より、久々の「志ん輔ひとりぼっち」クリスマススペシャルでお送りします。お便りも募集!
詳細・お申込みはこちら

https://shinsukenakama.com/

https://www.youtube.com/@shinsukenakama

☆上記のYouTubeチャンネルで近日ダイジェスト動画を公開予定です。ぜひチャンネル登録をお願いいたします!

https://twitter.com/withshinsuke


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