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逆転の発想
雨の日は、体育館内で練習することもあれば、ルールの勉強をすることもあります。
先週土曜日は、9時から2時間練習しましたが、10時00分頃から降り始め、10時30分頃には本降りになってしまったので、体育館に移動し、ルールの勉強をしました。
とはいっても、いつもと少しだけ違う勉強方法でルールを勉強しました。いつもは、黒板もしくはホワイトボードに、指導者がこのルールはこうだ、あのルールはどうだとか講義形式で進めていくのが一般的な方法かと思います。
しかし、この日は、知っている野球用語やルールを子どもたちから一人ひとつずつ挙げてもらって、そのルールをきちんと説明できるか、深掘りしていくという方法を取りました。
意外に子どもって、ルールを説明した後に「分かった人手を挙げて!」ていうと、ほとんどの人が手を挙げます。それで、何が分かったの?って確認すると、意外に説明できない。(もちろん複雑で難しいことは承知の上なので、100%は求めていませんが。)
そのため、今回は逆の発想で、知っている言葉を深掘りする、知っている言葉のルールを確認していくという方法をとりました。
ちなみに子どもたちから出てきた言葉は、ごく当たり前の言葉ばかり。
(低学年から順に)
・ファール
・センター
・ライト
・ピッチャー
・ホームラン
・ボール
・タッチアップ
・申告敬遠
・三者凡退
・自打球
・レフト
・ストライク
・守備妨害
・盗塁
・走塁妨害
・打撃妨害
さすが高学年になると、難しい四字熟語的なルールが出てきます。
ですが、当たり前に使っていると思われた言葉でも、深掘りしていくと本当の意味で正しく理解していないことが判明!!
いちばん衝撃を受けたのは、「ストライク」。この言葉を深掘りしようとして、「ストライクゾーンってどこからどこまでの高さのこと?」って
質問したところ、大いに盛り上がりました。
まず、ストライクゾーンの上はどこから始まる?という問いに対して、
下級生でピッチャーをしている子は、「胸付近のみ!(下限なし)」。
ほかの子は、「ベルトの高さから!」「おへその高さから下!」「普通に構えたときの肘から下」など、いろいろな答えが返ってきました。6年生であっても、正しく答えることができない子もいます。
ストライクゾーンがどこからどこまでって分からずに打席に立ってたんか!?
ストライクゾーンがどこからどこまでって分からずにピッチャーでボール投げてたんか!?と。
3年生の部員が、答えてくれました。「あばら骨が合わさっている凹んだところあたりからです!」
なんと大正解!(普通に構えてからの肘の高さもその辺りですが)
きちんと言葉にできていました。聞いてみると、本を読んでルールを覚えていることと、おじいちゃんと一緒に勉強しているとのことでした。
野球やソフトボールは、ルールが複雑なので、一気に覚えることもできませんし、練習をしながら覚えていくといいんだろうなと思います。
でもなんとなくではなく、きちんと言語化できるように、伝えてあげる、教えてあげる。そんな場も大切ですよね。
その他でも身近に接することのあるファールなども、ファールゾーンからフェアゾーンに回転して戻ってきたときに野手が触れた場合は、フェアになるなど、間違えやすいルールを押さえておくことができました。
指導者として、とても恥ずかしい話ですが、私も認識不足のルール、知識などがあったので、子どもたちと一緒に学んでいきたいと思います。
テストとかやっちゃおうかな!?www
ま、所詮ド素人の発想ですので、参考になるか分かりませんが。
今後のタイトルメモ
※ランダムに選んで書いていきます
競争心をあおる
データで判断
言語化の重要性
チームとしての方針、目標
課題の発見
心理的安全性
教えてあげるタイム
ともに成長する
みんなが全部のポジションを勉強すると?
速い球必要?
試合でのベンチの役割って?
失敗は失敗じゃない
今日の試合の目的って?最終的に目標とする試合は?
AIがチームを作った
いろんなものが固定化している
指導者がワクワクしていない
学年別の目標